映画『あらしのよるに』(お薦め度★★★)
監督・演出脚本、杉井ギサブロー。原作・脚本、きむらゆういち。2005年日本。ファンタジーアニメ映画。声の出演、メイ(成宮寛貴)、カブ(中村獅童)、タプ(林家正蔵)、ミイ(小林麻耶)、メイのおばあちゃん(市原悦子)、長老(坂東英二)、ギロ(ボス・竹内力)、バリー(兄貴分・山寺宏一)、ビッチ・ザク(カブの仲間・アメリカザリガニ)。
良質なファンタジー作品です。
250万部ベストセラー絵本をアニメ映画化したものです。登場人物が少なくテンポがゆっくりですが、オオカミとヤギの食べる側と食べられる側の奇跡の友情を丁寧に描いていて、わかりやすく感情移入しやすいつくりになっています。何気で泣かせる台詞が心を打ちました。
難を言えば、終盤の描き方が雑で現実か幻想なのかわかりにくいものになっていました。監督が意図しているのかもしれませんが、この物語ではリアルに描くべきです。また、細かくなりますがミイの声優の感情が入っていない棒読み的で下手くそな台詞回しが気になりました。
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