映画『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ポケモンレンジャーと蒼海(うみ)の王子マナフィ 』(お薦め度★★★)
監督、湯山邦彦。2006年日本。アニメ映画。声の出演、松本梨香(サトシ)、大谷育江(ピカチュウ)、うえだゆうじ(タケシ)、KAORI(ハルカ)、山田ふしぎ(マサト)、林原めぐみ(ムサシ)、三木眞一郎(コジロウ)、犬山イヌコ(ニャース)、山寺宏一(ジャック=ウォーカー)、ベッキー(ジュディ)、眞鍋かをり(ヒロミ)、ホリ(ペラップ)、藤岡弘、(ファントム)。劇場版第9作目。主題歌「守るべきもの」(うた:Sowelu)
大人の鑑賞に堪える作品です。
SFのアイデアはすでに出尽くした感がありますが、この作品にはいままで見たことも無かったアイデアが満載されていて驚かされます。徹底的に作り込まれており、中途半端さを感じさせません。流石はメジャーなポケットモンスターです。子供向けながら夢や冒険心を呼び覚ます一級のアドベンチャー映画でした。
背景や乗り物を3Dで表現した映像は、重厚感や迫力は満点です。最新映像処理を施した最先端のアニメ映画であることは間違いありません。お金をかけて丁寧に作り込んでいます。人物やポケモンが2Dですが、3Dとのバランスは良く不自然さは全くありません。世界に配給される品質だけのことはあります。映像面においても一級品です。
昨年公開され、子供たちは劇場で1度観ていました。DVDが発売されたら自分の小遣いで買いたいと宣言し続けていたので、その思いに動かされて購入しました。TVシリーズはつき合って何回か観てきましたが、毎回ポケモンをゲットして対戦させるだけの到底面白いと思えないワンパターンが繰り返され物語性としては低級な作品と見切ってきました。子供たちがいくら熱を上げても関連商品を積極的に購入してやりたいとは考えられませんでした。そもそも我が家にはポケモンが使えるゲーム機が無いのです。しかし、昨年7/15に公開されて既に半年以上が過ぎているにもかかわらず、マナフィという言葉が2人の子供から聞こえてくるので駄目元で初めてポケットモンスターのDVDを手に入れました。TVシリーズとは格段の差がありました。4179円と結構な値段ですが損をした気がしません。劇場版はかなりの秀作です。製作陣の真摯な真剣さが伝わってきます。「ポケットモンスター」シリーズは初レビューになりますが、子供たちが支持しているものが良い評価ができて満足な結果が得られました。
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