単行本『気まぐれコンセプト クロニクル』
著者、ホイチョイ・プロダクションズ。
2007/2/10発行。小学館。
映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』が面白かったので、原作となる単行本『気まぐれコンセプト クロニクル』を購入しました。
「はじめに」に次の記載があります。
「初期の作品は、連載開始3年後の1984年初夏に、一度、単行本にまとめて出版しましたが、それ以降23年間、一度も単行本にまとめることなく描き貯めつづけてきました。本書は、その23年間分のマンガを精選し、年代順にまとめたものです。」
かなりのボリュームです。マンガなので2~3時間もあれば読み切ってしまうと安易に考えていましたが、読み応えは十分すぎるほどあります。1日あたり2時間熟読して1週間はかかったでしょう。
23年間という長期にわたる作品にもかかわらず、登場人物たちのおバカ加減は一貫しており、全く学習効果がありません。広告業界を揶揄した作品としてナンセンスの極みです。馬場康夫が率いるホイチョイ・プロダクションズは真にC調です。
さて、映画の原作ですが、「バブル崩壊を阻止せよ!」(「ビックコミック スピリッツ」2004/7/26発売号掲載)が掲載されています。9頁のボリュームで映画に登場したエッセンスが濃縮されています。ただし、映画とは別物です。この内容を脚本に発展させるにはかなりの労力がかかったと思われます。
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