映画『妖怪大戦争』(お薦め度★)
監督、三池崇史。2005年日本。コメディ・ホラー映画。出演、神木隆之介(稲生タダシ・麒麟送子)、宮迫博之/雨上がり決死隊(佐田)、南 果歩(稲生陽子・母)、成海璃子(稲生タタル・姉)、佐野史郎(「怪」編集長)、宮部みゆき(宮部先生)、大沢在昌(読書好きのホームレス)、徳井 優(駐在)、板尾創路/130R(たこ焼き屋のアナウンサー)、ほんこん/130R(屋台のオヤジ)、田中要次(よういちの父)、永澤俊矢(阿倍晴明)、津田寛治(大人のタダシ/タダシの父)、柄本 明(牛舎の農夫)、菅原文太(稲生俊太郎)、近藤正臣(猩猩)、阿部サダヲ(川太郎)、高橋真唯(川姫)、田口浩正(一本だたら)、遠藤憲一(大天狗)、根岸季衣(砂かけ婆)、三輪明日美(ろくろ首)、吉井 怜(雪女)、蛍原 徹/雨上がり決死隊(豆腐小僧)、石橋蓮司(大首)、忌野清志郎(ぬらりひょん)、竹中直人(油すまし)、荒俣 宏(山ン本五郎佐衛門)、京極夏彦(神ン野悪五郎)、水木しげる(妖怪大翁)、岡村隆史/ナインティナイン(小豆洗い)、栗山千明(鳥刺し妖女アギ)、豊川悦司(加藤保憲)。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者で妖怪研究の第一人者・水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきの作家陣がプロデュースチーム「怪」を結成し、原案に参加。
三池監督どうしちゃったんですか?というほどの映画でした。
『ゼブラーマン』を高く評価していましたので、一見くだらなそうに観せておいて、意外や意外の展開で途中から納得できるのではと期待しました。"魔人・加藤保憲と機怪、鳥刺し妖女・アギ"対"麒麟送子と日本の妖怪たち"の戦いは、いつになれば面白くなるのか我慢し続けて観たのですが、結局盛り上がることなく終わってしまいます。全くの不発です。物語もおちゃらけて締まらないラストでした。ともかく妖怪のオンパレードで、大量の妖怪がこれでもかこれでもかと登場しました。一生懸命つくった創作物を登場させることに主眼が置かれたようにしか感じられません。多くの妖怪を観せられても製作に苦労したのだろうな、お金がかかっているなと別のことを考えさせられ、映画の世界に入るのを邪魔されただけでした。それにしても重要なキャラクターとなる妖怪・すねこすりが観るからに安っぽいぬいぐるみで、何故お金をかけていないのが不思議でした。
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