映画『スパイダーマン3』(お薦め度★★★★)
監督、サム=ライミ。2007年米。アメコミ・ヒーロー実写映画。出演、トビー=マグワイア(ピーター=パーカー・スパイダーマン)、キルステン=ダンスト(メリー=ジェーン=ワトソン・MJ)、ジェームズ=フランコ(ハリー=オズボーン)、トーマス=ヘイデン=チャーチ(フリント=マルコ・サンドマン)、トファー=グレイス(エディ=ブロック・ヴェノム)、ブライス=ダラス=ハワード(グウェン=ステイシー)、ジェームズ=クロムウェル(ジョージ=ステイシー)、ローズマリー=ハリス(メイ=パーカー)、J=K=シモンズ(J=ジョナ=ジェイムソン)、ビル=ナン(ロビー=ロバートソン)、エリザベス=バンクス(ミス=ブラント)、ディラン=ベイカー(カート=コナーズ博士)、テレサ=ラッセル(エマ=マルコ)、クリフ=ロバートソン(ベン=パーカー)、ジョン=パクストン(執事バーナード)、テッド=ライミ(ホフマン)、ブルース=キャンベル(クラブのフロアマネージャー)、パーラ=ヘイニー=ジャーディン(ペニー=マルコ)、エリヤ=バスキン(ディトコヴィッチ氏)、マゲイナ=トーヴァ(ウルスラ)、ベッキー=アン=ベイカー(ステイシー夫人)、スタン=リー(タイムズ・スクエアの男)。
「スパイダーマン」シリーズ第3作。5/1世界に先駆けて日本公開。米国は5/4、公開週末3日間で歴代最多の4252スクリーンで1億4800万ドル(約 178億円)を稼ぎ出し、興行収入1億ドル到達も史上最速。
前2作の『スパイダーマン』『スパイダーマン2』と比較してすっきり感が弱まりました。
主人公ピーターの人としての生き様が一番後退してしまっており、シリーズ中で一番おバカな印象を受けました。ちょっと残念です。
シリーズ完結編の位置付けで製作されたためか、いろいろな要素を詰め込んでいます。今回新たに登場するキャラクターが多いためその説明に時間がとられて前半はスムーズに進行しません。また、これまでの話の流れから少し外したもたつきを感じました。しかし、これだけのものを投入しないとシリーズを上手く終われなのかもしれません。後半は怒涛の展開になります。
本作のスパイダーマンは、今まで以上に犠牲を強いられました。何といっても友情でしょう。これだけ劇的な最後を迎えるとは予想しませんでした。胸が締め付けられました。クライマックスからエンディングにかけて滂沱の涙でした。
ところで、ラストはもう少し別の解釈があってもと思いました。サム=ライミ監督が続編を撮らないということであれば当然の帰結なのかもしれませんが、多くの犠牲を伴った結果としては納得したいようなしたくないような微妙な想いが残りました(考え過ぎかもしれません)。
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