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2007.05.04

JRの旅・佐原(さわら)

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左からJR佐原駅、伊能忠敬の銅像、「さわら舟めぐり」の舟からの風景

岡山県の倉敷美観地区と同じ町並みが千葉県の佐原にもあったのですね!!北総の「小江戸」と呼ばれているとのことです。驚きました。

小学校の遠足で行ったことのある長女が前々から再訪したいほど良い所と話していました。何が良いのか詳しくわからなかったのですが、GWなので家族で出かけました。

利根川の水運で栄えたころの商家の町並みが残っており、関東で初めて「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたそうです。利根川の支流となる小野川沿いに昔ながらの建物が点在します。町並みの中心となるのが伊能忠敬旧宅です。無料で中を見学することができます。日本全国を測量して、日本地図「伊能図」を作成したのは隠居後のことで、50歳までこの旧宅で酒、醤油の醸造、貸金業などの家業を繁盛させていたそうです。対岸には伊能忠敬記念館がありました。千葉県でこれだけ風情のある歴史的な町並みは初めてです。観光資源として全国レベルの価値があると思います。

忠敬旧宅と利根川河川敷を往復する「さわら舟めぐり」に乗船しました。大利根コースが大人1300円、小人700円です。旧宅前に観光遊覧舟のりばがあり約40分舟にゆられました。快晴の下、川面を流れる風の気持ちの良いこと非常に癒されました。

お土産は線路沿いのお菓子屋「ほていや」で生クリーム入りのどら焼を購入しました。小豆と生クリームが調和してさっぱりとしていて田舎の商品とは思えないハイレベルなスイーツでした。

しかし、残念ながらアクセスが悪い。成田駅から銚子行きJR成田線(普通)で30分かかります。単線のため1時間に数本という首都圏とは思えないローカル線です。そのうえJR佐原駅はSuica未対応で改札口で並ばされて精算は現金払い、不便さを痛感させられます。乗客のひとりが「いつ対応するのか」と不満げに聞いたところ、2年後の2009年と駅員が答えていました。
さらに"佐原駅前観光案内所"にはがっかりさせられます。観光地図を20円で販売していました。伊能忠敬旧宅近くの"佐原町並み交流館"では無料配布しています。町全体としての大きな利益を追求するなら、観光地図を販売すべきではないではずです。どうしてこれだけの観光地を持っていながら千葉県は商売が下手なのでしょう。全国区の観光地となるように全体最適を目指して欲しいと感じました。

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