ドラマ「めぞん一刻」(お薦め度★★★)
監督、本木克英。脚本、岡田惠和。原作、高橋留美子(小学館ビッグコミックスピリッツ)。音楽、周防義和。エンディングテーマ、松任谷由実「守ってあげたい」(東芝EMI)、制作、テレビ朝日/東北新社クリエイツ。人気コミック実写版ドラマ。2007年テレビ朝日。2007/5/12放送。出演、伊藤美咲(音無響子)、中林大樹(五代裕作)、岸部一徳(四谷さん)、岸本加世子(一の瀬花枝)、中曽根康太(一の瀬賢太郎)、高橋由美子(六本木朱美)、橋爪遼(坂本・裕作の友人)、柳沢慎吾(茶々丸のマスター)、菅井きん(五代ゆかり・裕作の祖母)、細川俊之(音無老人)、森迫永依(五代春香・裕作の娘)、沢村一樹(三鷹瞬)、榮倉奈々(七尾こずえ)。
大変楽しめました。
人気漫画家・高橋留美子の初期80年代ラブコメ漫画『めぞん一刻』はよく読んでいました。しかし、物語の最初と最後は知りませんでしたし、テレビドラマ化が初となることも知りませんでした。過去にアニメと映画になっていましたが、今回ドラマ化されたのを観て漫画の記憶と繋がりました。
キャスティングが良いですね。音無響子を伊藤美咲に演じさせたのはもってこいでした。駄目浪人生の五代裕作を新人の中林大樹にしたもの、手垢がついていないので好感が持てます。特に四谷さん役の岸部一徳は絶妙です。実写版にしても原作の雰囲気を十分に伝えてくれる役者でした。
全体的にもっとコメディ度をあげて、泣き笑いの要素を脚本に加えればより評価できたと思いますが、テレビドラマとしては万人向けにうまくまとめたと思います。ラストが尻切れトンボで、これから連載が始まる印象を与えましたが、オープニングで補完されていますのでまずまずでしょう。テレビ朝日の単発ドラマとしては久々のヒット作品です。
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