映画『間宮兄弟』(お薦め度★★)
監督・脚本、森田芳光。原作、江國香織。2006年日本。人情コメディ映画。出演、佐々木蔵之介(間宮明信・兄)、柄地武雄/ドランクドラゴン(間宮徹信・弟)、常盤貴子(葛原依子・教師)、沢尻エリカ(本間直美)、北川景子(本間夕美)、戸田菜穂(大垣さおり)、岩崎ひろみ(安西美代子)、佐藤隆太(浩太・直美の彼氏)、横田鉄平(玉木・夕美の彼氏)、佐藤恒治(中華料理店のおじちゃん)、桂憲一(犬上先生・葛原の恋人)、広田レオナ(薬屋のおばちゃん)、加藤治子(お婆ちゃん)、鈴木拓/ドランクドラゴン(ビデオショップの店員)、高島政宏(大垣賢太)、中島みゆき(間宮順子・間宮兄弟の母親)。
森田芳光監督の初期の作品『の・ようなもの』 (1981)を思い出しました。
最近は『阿修羅のごとく』や『海猫 umineko』のような文芸路線ばかりで、商業的にヒットが義務付けられて面白くない作品が続いていましたが、今作は肩の力が抜けた軽いテイストでまずまずでした。ただし、巷で面白いと評価されたほどの内容は感じませんでした。彼に期待する毒のあるブラックさが感じられず、独特なカット割りも影を潜めた印象です。観終わって振り出しに戻ったような緩い内容では共感できません。それが狙いかもしれませんがコメディの王道を外しています。
『の・ようなもの』を観てから森田監督には邦画界に革命を起こす人物としてずっと気してきました。いつか必ず凄い作品を撮ってくれるのではないかと今も期待し続けています。
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