映画『ファイヤーウォール』(お薦め度★★)
監督、リチャード=ロンクレイン。2006年米。サスペンス映画。出演、ハリソン=フォード(ジャック=スタンフィールド)、ポール=ベタニー(ビル=コックス・強盗グループの首謀者)、ヴァージニア=マドセン(ベス=スタンフィールド・妻)、メアリー=リン=ライスカブ (ジャネット=ストーン・秘書)、ロバート=パトリック(ゲイリー=ミッチェル)、ロバート=フォスター(ハリー)、アラン=アーキン(アーリン=フォレスター)、カーリー=シュローダー(サラ=スタンフィールド・姉)、ジミー=ベネット(アンディ=スタンフィールド・弟)。
見掛け倒しな作品です。
タイトルと主演俳優から非常に面白い映画を期待させました。強固なセキュリティ・システムを破りいかに犯罪として成立させるのかに興味津々でした。しかし、全くの別物でした。本作は脚本が悪過ぎて話しになりません。特に描かれる犯人たちが薄っぺらです。家族を人質にされながら、主人公の行動は犯人たちを刺激させることばかりにも関わらず、首謀者は人質に危害を加えずに、信じられないことに仲間を制裁してしまうというチンプンカンプンな行動を取ります。物語の後半でも理解不能な仲間割れが起きていました。脚本家はこの犯罪者たちに何をさせたかったのでしょうか。全く理解不能でリアリティがありません。
サスペンスなのに緊張感が生まれないので、この先どうなるのかといった興味は起こりません。予定調和的なお決まりともいえるアイテムが登場して、ただただ事件解決に向けた意外性のかけらもない展開で幕を閉じます。
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