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2007.05.06

プロボクシングWBC世界スパーウェルター級タイトルマッチ12回戦 オスカー=デラ=ホーヤ(米)対フロイド=メイウェザー(米)

フロイド=メイウェザーが2-1の判定で勝ち、5階級制覇を達成。

採点は116-112、115-113で2人のジャッジがメイウェザー、残り1人が115-113でデラ=ホーヤ。

オスカー=デラ=ホーヤ(34歳):プロ通算成績は42戦38勝(30KO)4敗。69.85㎏。バルセロナオリンピック金メダリストで、ボクシング史上初の6階級制覇を達成した"ゴールデン・ボーイ"。

フロイド=メイウェザー(30歳):プロ通算成績は37戦全勝(24KO)。68.04㎏。ベビーフェイスな外見から"プリティ・ボーイ"と呼ばれ、抜群のスピードを武器に4階級制覇を達成。

米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンで歴史的な世紀の大一番がWOWOWで独占生中継。日本時間の本日お昼12時半頃から試合が開始された。

中量級のスパースターが激突。両者ともにこの試合が最後になるかもしれない引退を賭けた大事な一戦。すでにプロモーターとしても成功しているデラ=ホーヤと、小憎らしいほどに異次元のスピードを持つ天才ボクサーのメイウェザーが雌雄を決した。

パワー対スピードのどちらに軍配が上がるか、スピードのメイウェザーが勝つと予想した。デラ=ホーヤはすでに全盛を過ぎており、しかもここ2年8ヶ月間に1試合しか戦っていない。メイウェザーの巧みな試合運びに翻弄されて一方的に試合が展開してしまうだろうと感じた。

いざ試合が始まるとデラ=ホーヤがプレッシャーをかける。対戦が決まってからインタビューの度にメイウェザーにおちょくられていた彼に頑張ってほしいと、観戦した試合数が多いデラ=ホーヤに心情的に傾く。調子は悪くない。しかし、4ラウンドからメイウェザーの顔色が変わり、5ラウンドから攻勢に転じる。カウンター気味に右ショートフックが攻め急ぐデラ=ホーヤのテンプルを捉え、明らかにダメージを与えた。これ以降はデラ=ホーヤが手数を出すもののデラ=ホーヤが上手くかわしてポイントを取り続けた。

久しぶりに手に汗握る緊迫した好試合だった。試合後のデラ=ホーヤのさばさばした表情に安堵した。一方のメイウェザーは相変わらずの強気なヒール発言で謙虚さが無い。強過ぎるが傲慢過ぎて好きになれない。

【俺の採点】
デラ=ホーヤ ラウンド メイウェザー
 9 1R 10
10 2R  9
10 3R  9
10 4R  9←メイウェザーの顔色が変化
 9 5R 10←メイウェザーが反撃開始
 9 6R 10
10 7R  9
10 8R  9
 9 9R 10
 9 10R 10
 9 11R 10
 9 12R 10
--------
113-115(メイウェザー)

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