電動歯ブラシは歯周病に効果なし
昨年12月に電動歯ブラシを購入しました。ブラウン オーラルBデンタプライドデラックスです。電動歯ブラシがメディアで扱われた当初十数年前は、歯磨きも家電製品に頼るのは邪道だとバカにしていました。ところが、その後アメリカ映画やドラマで電動歯ブラシのシーンが繰り返し登場することによって、すり込みがなされて電動歯ブラシは良いものだと思うように成り下がってしまいました。DIMEで歯垢が落とせると紹介されたことで一気に購入することになりました。
で、今年1月から6月まで使用したのですが、口の中を右上・左上・右下・左下と4分割してそれぞれ30秒で2分間で歯磨きを終えることができる便利さに満足していました。唯一の欠点として歯間に歯垢が溜まるのは仕方がないと納得して、歯間ブラシを購入して補完していました。しかし、電動歯ブラシを導入後半年足らずで歯医者に行かざるおえなくなりました。歯茎が腫れてしまったのです。朝夕電動歯ブラシを使用してきたのに歯医者とはトホホでした。診断の結果、歯垢が歯茎の奥に侵入して歯周病になっているとのことです。すぐに歯茎の奥に入った歯垢を取り除いてもらって事無きを得ました。
結論として、ヘッドが回転する電動歯ブラシは歯周病に効果が無いということがわかりました。それから従来からの手動によるブラッシングをしています。考えてみれば、歯は凹凸があって、表面を単一に磨く電動式は適さないのです。こんな当たり前のことが、繰り返し繰り返しメディアで喧伝されてしまうといつのまにか効果が有ると思い込んでしまう情けない状況に落込まれてしまうのです。
世の中落とし穴ばかりです。メーカーの宣伝にのせられることなく、本当に必要なものを選んでいかなければならないと自戒しました。皆さんもお気をつけください。
| 固定リンク
コメント