趣味が無い
このブログを読んでくれた知人や友人から「趣味が広いですね」と好意的な評価をいただくことがある。それはそれで大変有難いのだが、趣味と思っていない事を褒めてもらうのはとても気恥ずかしい。
子供の頃から趣味といえるものが無かった。「趣味は何?」の問いにいつも困ってきた。もちろん好奇心は人一倍で興味も広く好みもうるさい。しかし、自信を持って趣味と呼べるものがなかった。それは今でも変わらない。とりあえず、履歴書の趣味の欄には恥ずかしくないように「読書」と「音楽鑑賞」を書いてきた。社会人になってからは「スポーツ観賞」を加えた。趣味の記入はいつも見栄を張った。
俺の場合、趣味というよりは全くの"暇つぶし"なのだ。関心を示す動機はミーハーなだけで、薄っぺらい。そのときどきの興味本位だけで継続性が無く、深く追求することはない。当然ながら"暇つぶし"なので何も残してこれなかった。仕方の無い話だが、何も残せない空しさを常々感じてきた。インターネット時代が到来してホームページが登場し、ブログが開発されたのは本当に救われた。趣味とならない"暇つぶし"を昇華させる道具を得られたからだ。その場限りの興味によるレビューであっても基本情報を押さえるスタイルを確立できれば、後から読んでもそれなりに役立つ。レビューの感想をいただき何人かの方とネットで交流させてもらっている。有難いことだ。
"暇つぶし"のレビューを投稿しているブログ「erabu」こそが総称としての"趣味"と呼べるのかもしれない。ただし、「趣味はブログ」はしっくりこない。何故ならブログは日記と言い換えるられるときもあるので、「趣味は日記」となってしまう。乙女チックで嫌だ。となるとやっぱり「趣味は無い」に戻ってしまう>俺(泣)。
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