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2007.06.27

映画『風のファイター』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ヤン=ユノ。原作、パン=ハッキ。2004年韓国。伝記映画。出演、ヤン=ドングン(チェ=ペダル/大山倍達)、加藤雅也(武道家・加藤7段)、平山あや(陽子)、チョン=テウ、チョン=ドゥホン、パク=ソンミン、国分佐智子、真樹日佐夫。極真空手の創始者・大山倍達をモデルとして描き、韓国で爆発的にヒットしたベストセラー・コミックを映画化、240万人動員。原作者の漫画家・パン=ハッキは、韓国コミック界で、多くの作品を大ヒットさせている超人気漫画家で、ドラマ「チェオクの剣」の原作者でもある。

新感覚のアクション映画です。楽しめました。
カンフーアクションに代表される香港映画と違い、ジェット=リーに代表される中国アクション映画でもないリアルで痛みを伴う空手アクションシーンが描かれています。デフォルメしすぎた劇画調は玉に瑕ですが、真剣さが伝わってくる骨太のアクションは魅力的です。チェ=ペダル役の主演ヤン=ドングンのアクションは俳優というよりも格闘家そのものといった高レベルのものでした。『力道山』のソル=ギョングと並び称される俳優です。唯一残念だったのは、彼の日本語がよく聞き取れないことでした。日本版では吹替えを考えてもよかったのではないでしょうか。

大山倍達といえばつのだじろう作画の漫画「空手バカ一代」を思い出します。子供の頃大好きな漫画で、極真空手が世界最強だと信じて疑わない読者でした。しかし、その頂点に君臨する"神の手(ゴッドハンド)"の大山倍達が朝鮮半島出身だということはほとんど知りませんでした。本作で初めて生い立ちを知りました。そして、日本人から苛烈な差別を受けたのだと知りました。記憶違いかもしれませんが、漫画「空手バカ一代」では詳しく語られていなかったように思います。山篭りした話はあまりに有名ですが、そこで行われた修行が想像を絶したものだったことが映像を通して改めてわかりました。身を削るといった次元ではなく、自殺行為ギリギリの訓練が行われたと感じます。どこまでが事実でどこまでがフィクションであるかわかりませんが、数々の差別の中でも日本刀で襲われたのが事実だったとすると、そこで生き延びられたのは超人的な修行があったと言わざるおえない説得力がありました。

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