ツール・ド・フランス2007第16ステージ(7/25)
オルテズ~グレット・コルドービスク、218,5km。ピレネー山岳ステージ最終日。
【ステージ順位】
1位 ミカエル=ラスムッセン(ラボバンク、デンマーク)in 6h 23′21″
2位 リーヴァイ=ライプハイマー(ディスカバリーチャンネル プロサイクリングチーム、アメリカ)at00′26″
3位 アルベルト=コンタドール(ディスカバリーチャンネル プロサイクリングチーム、スペイン)at00′35″
4位 カデル=エヴァンス(プレディクトール・ロット、オーストラリア)at00′43″
5位 マウリシオ=ソレル(バルロワールド、コロンビア)at01′25″
頂上ゴールとなるコルドービスクでラスムッセン、ライプハマー、コンタドール、エヴァンスの個人総合上位4名の対決となる。ライプハマーとコンタドールのアタックでエヴァンスが脱落し、ラスムッセン対ディスカバリーの2人の戦いになる。どう考えてもラスムッセンが不利にもかかわらず、ライプハイマーとコンタドールのアタックに動じない。コンタドールのアタックでが一旦もライプハマーがついていけなかったが、再び合流に成功した。
ラスムッセンは前を行くバイクが近すぎると再三前に行くようにと片手で合図を繰り返す。まさに王者の風格。ランス=アームストロングのような威厳をみせた。ライプハイマーとコンタドールは余力が尽きてアタックすることが出来ない。ゴールまで1.8kmでラスムッセンがスパートする。2人はまったくついていけず、みるみる距離を広げて今大会2勝目をあげた。チームオーダーからするとコンタドールを先にゴールさせなければならないのに、ライプハイマーが2着に入った。5位のソレルは山岳賞獲得。
新人賞(マイヨ=ブラン)のため表彰台に登ったコンタドールは、"どうしようもない"と両手を下に広げて半ば呆れた顔みせた。
【個人総合順位】
1位 ミカエル=ラスムッセン(ラボバンク、デンマーク)in76h 15′15″
2位 アルベルト=コンタドール(ディスカバリーチャンネル プロサイクリングチーム、スペイン)at03′10″
3位 カデル=エヴァンス(プレディクトール・ロット、オーストラリア)at05′03″
4位 リーヴァイ=ライプハイマー(ディスカバリーチャンネル プロサイクリングチーム、アメリカ)at05′59″
5位 カルロス=サストレ (チーム CSC、スペイン)at09′12″
-----------------------------------------------------------
マイヨ=ジョーヌのラスムッセンがラボバンクチームから解雇され、ツール撤退。ツール前の所在について虚偽報告をしていたため。ドーピングでひっかかった訳ではない。ラボバンクチームは残る。
また、ヴィノクロフに続いてクリスティアン=モレーニ(コフィディス ル クレディ パール テレフォン、イタリア)が禁止薬物テストステロン使用によるドーピング陽性で自白もしており、チームごとツールを撤退した。
今年のツールは一体どうなっているんだ!?(怒)
| 固定リンク
コメント