映画『レミーのおいしいレストラン<日本語吹替え版>』(お薦め度★★★★)
監督・脚本、ブラッド=バード。2007年米。原題『RATATOUILLE(ラタトゥーユ)』アニメ映画。出演、レミー(料理の天才ネズミ)、リングイニ(見習いシェフ)、コレット(リングイニの教育係)、スキナー(料理長)、イーゴ(料理評論家)、エミール(レミーの兄)、グストー(今は亡き天才シェフ)。
絶品です。
『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』のブラッド=バードはまたしても期待以上の作品を作り出しました。高級料理をネズミが作るという到底考えられない組合せで超一級のエンターテインメントに仕上げています。見事な舞台設定と個性的なキャラクター、アイデア溢れる絶妙な物語によって文句無しの世界が展開します。
何よりも本当においしそうな料理が描かれていて、思わず食べたくなってしまいました。原題に込められた意味を実感します。本当にピクサーが創り出すCGの表現力は他の追従を許しません。レミーが下水道の激流に飲み込まれる場面も、その迫力と濁流の質感は圧巻というしかありません。
料理が主題の話で感動した作品は初めてかもしれません。監督のオリジナリティは稀有な才能です。子供から大人まで幅広く楽しませる内容に感服しました。
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