映画『オーシャンと11人の仲間』(お薦め度★)
監督・製作、ルイス=マイルストン。1960年米。犯罪映画。出演、フランク=シナトラ(オーシャン)、ディーン=マーティン(サム)、サミー=デイビス=Jr.(ジョシュ)、ピーター=ローフォード(ジミー)。2001年にジョージ=クルーニー、ブラッド=ピット主演『オーシャンズ11』としてリメイクされシリーズ化。8/10から第3作『オーシャンズ13』が日本で公開。
豪華キャストで注目を集めている大ヒットのリメイク版を観る前にオリジナルをチェックしました。大晦日の夜、送電線を爆破してラスベガスの5大カジノの金庫から一挙に大金を盗むという物語で、"シナトラ一家"が結集した豪華スター総出演の映画です。
平板な演出で脚本のキレが無く全くの期待外れです。ほとんど面白くありません。実行計画から予行演習に至るまで、終始薄っぺらで嘘っぽい様子で大きな犯罪が実行されるという緊張感は皆無でした。よりコメディに振った作風なら堪えられるところですが、ともかくダラダラとメリハリの無い展開で今の時代には通用しません。リメイクで脚光を浴びましたが、決して後世に残る映画ではないでしょう。
唯一興味が持てたのは半世紀前のラスベガスが映し出されていたところです。カジノが低層ビルでネオンなどの電飾が地味で、現代とは比べ物にならないほど街全体が暗かったことがわかりました。
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