映画『盗られてたまるか』(お薦め度★★★)
監督、イム=ギョンス。原作、斉藤ひろし。2002年韓国。アクション・コメディ映画。出演、 ソ=ジソプ(チェ=ガンジョ・プログラマー)、パク=サンミョン(コ=サンテ・公務員)、ソン=ソンミ(コ=サンテの妻)、キム=インムン、パク=クァンジョン、キム=チャンスク、チェ=スルギ、キム=ソク。邦画『とられてたまるか!?』(1994)のリメーク作品。萩庭貞明監督、出演は武田鉄矢、田中美佐子、明石家さんまで映画化された。
久しぶりに面白い韓国映画でした。
最近の作品ではなく5年前に作られており、日本に紹介されたのが「韓流シネマ・フェスティバル2006プレミア」ですから公開までに時間がかかっています。
何んといっても予定調和でない脚本は楽しめます。邦画のように途中である程度流れが読めてしまわないところが、韓国映画の大きな魅力です。真の主人公が誰なのかは最後になってからわかってくるナンセンスさは笑えました。オリジナルを観ていませんが、本作のほうが巧妙さは上回っているのではないでしょうか。
いろいろな仕掛けや伏線を用意していますが、実はあまり主題に関係の無いエピソードだったりと肩透かしも中途半端ではありません。このおバカ加減は絶対に日本映画では味わえないものだと思います。ソ=ジソプが軽妙に演じており、意外性というか予想できない展開にはまりました。
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