映画『僕の、世界の中心は、君だ』(お薦め度★★)
監督、チョン=ユンス。2005年韓国。恋愛映画。出演、チャ=テヒョン(スホ)、ソン=ヘギョ(スンウ)、イ=スンジェ(スホの祖父)、キム=ヘスク(スホの母)、ハン=ミョング(スンウの父)、パク=ヒョンジュン(ソンジン・スホの親友)、キム=ヨンジュン(スホの友人)、ソン=チャンウィ(スホの友人)、キム=シニョン(民宿のおばあさん)。日本で大ヒットした邦画『世界の中心で、愛をさけぶ』のリメイク作品。
ほとんど響きませんでした。そもそもオリジナルがピンと来ていないのでこんなものかなという感じです。唯一グッときたのは、エンドロープで流れた主題歌のメロディでした。これも平井堅「瞳を閉じて」をリメイクして韓国語でチャ=テヒョンが唄っています。
日本にはお馴染みのチャ=テヒョンとソン=ヘギョの組合せによる韓流テイストで別の作品として生まれ変わるかもしれないという期待感がありました。主演の二人が高校生役から演じており、それほど違和感はないものの少し無理がある高校生でした。それなりの雰囲気は出ていました。オリジナルと似ているところは少なく、物語の構成を踏襲して韓国映画らしい恋愛ものに仕上げています。本作を観てもオリジナルをほとんど意識させません。そのためでしょう主人公スホの恋愛よりも、祖父の実らなかった昔の恋人との話のほうが強く印象に残ってしまいました。オリジナルと本作はどっこいどっこいです。
チョン=ユンス監督作は『イエスタディ 沈黙の刻印』を観ていますが、本作のほうが評価できます。
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