映画『親指さがし』(お薦め度★)
監督、熊澤尚人。原作、山田悠介。2006年日本。ホラー映画。出演、三宅健(沢武)、伊藤歩(高田知恵)、松山ケンイチ(五十嵐智彦)、永井流奈(草壁綾)、尾上寛之(吉田信久)、品川徹(当時を知る老人)、佐野史郎(刑事)、手塚理美(由美子の母)。
低レベルの作品です。
ともかく監督の技量が弱すぎます。脚本と演出が悪過ぎました。台詞も行動も伴わない役者の動きには唖然とさせられます。主演の三宅健と伊藤歩は魅力が感じられません。三宅健については主役を張れるだけの演技力はありませんでした。折角の松山ケンイチを生かしていません。佐野史郎でさえも平凡な刑事役でした。登場人物の設定を失敗しており、あわせてミスキャストで傷口を広げていました。
ストーリーの展開は、編集の問題なのかスムーズな流れになっておらず、謎が解き明かされる重要なラストは別の作品を突然つなげたような違和感がありました。
熊澤尚人監督作は『ニライカナイからの手紙』を観ていますが、文芸作品もホラー作品もどちらも評価できません。
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