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2007.09.27

ドラマ「GSG-9 対テロ特殊部隊」[全13話](お薦め度★★★★)

2007年ドイツ。アクションドラマ。2007年3月からドイツで放送開始。WOWOWで7~9月放送。

出演、マルク=ベンヤミン=プーフ(ゲープ・“チーム50”のリーダー)、ビューレント=シャリフ(デミア・トルコ系ドイツ人の3世で“チーム50”の3番隊員)、アンドレーアス=ピーチュマン(コニー・ドイツの貴族の家系出身、サブリーダー)、ベルト=ベーリッツ(カスパー・“チーム50”の4番隊員)、ヨレス=リッセ(フランク・“チーム50”に新たに加わった5番隊員)、フロレンティーネ=ラーメ(ペトラ=ヘルムホルツ・GSG-9のシステムエンジニア)、アンドレ=ヘンニック(トーマス=アンホフ・GSG-9の指揮官)。

<GSG-9とは?>(WOWOWのHPから引用
1972年に起こったパレスチナ解放勢力「黒い九月」によるミュンヘンオリンピック選手村人質事件。人質全員殺害という最悪な結果を招いたこの事件を機に創設されたのが、ドイツ連邦警察局に属するGSG-9(ドイツ連邦国境警備隊第9部隊)である。
GSG-9は連邦国境警備隊の中で対テロ作戦を担う準軍事組織であり、その活動は国内に限定され、人質対応部隊の他、要人警護、大使館などの重要施設の警備なども担当している。1977年のルフトハンザ航空ハイジャック事件では、わずか5分で鮮やかな救出劇を成功させて、GSG-9の名を世界に知らしめた。また、日本警察がSAT(特殊急襲部隊)を設立する際にモデルにしたと言われている。

エピソード EPISODE
#1 「銃火の洗礼」Feuertaufe(7/2)
#2 「悪魔の種」Der unsichtbare Feind(7/9)
#3 「愛と信仰の狭間で」Die Zelle(7/16)
#4 「大統領夫人を救出せよ」Die Botschaft(7/23)
#5 「裏切り者は・・・」Bauernopfer(7/30)
#6 「コソボの英雄」Niemandsland(8/6)
#7 「家族のきずな」Auge um Auge(8/13)
#8 「アメリカからの訪問者」Transatlantische Freundschaft(8/20)
#9 「希望からの挫折」Abgewiesen(8/27)
#10 「合言葉」Ausser Kontrolle(9/3)
#11 「拭えぬ傷跡」Schickasalsschlag(9/10)
#12 「パラダイス」Paradaies(9/17)
#13 「葛藤」Ich,der Feind <最終回>(9/24)

予想を超えて面白く、世界市場で間違いなく評価される作品です。
これまで海外のドラマといえばアメリカと韓国しか観てきませんでした。日本のマーケットで通用するのはこれら2つの国しかないのが実情だと思います。「ドイツのドラマってどうなのよ?」というのが率直な印象でした。映画ではドイツ作品に何本か接したことはあるものの、ドイツのドラマは初めてです。当初はそれほど期待していませんでした。WOWOWで同時に放送開始されたアメリカのドラマ「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」のほうがむしろ期待できました。しかし、4話目以降から俄然興味が惹かれハマリました。

ストーリーテリングと脚本が素晴らしく、各話ともにドラマの枠を超えています。カット割りと構図がシャープで緊迫感のあるスリリングな映像が楽しめます。ハリウッド級と表現してもいいくらいのクオリティです。それぞれ各話を膨らませればそれぞれで1本の映画になるほどの充実度があり見所満載です。登場人物や相関関係も人種や宗教が絡んで単純ではありません。ドイツという陸続きの国においてドラマの背負っている状況は単純ではないことは想像できますが、想像していたよりも非常に複雑であることが伝わってきました。WOWOWは本当にありがたいです。続編をとても楽しみにしています!!

ともかくカッコイイ物語です。アクションドラマとして一級品です。テロ抑止という繊細かつ大胆に行動しなければならない隊員のストイックさがダイレクトに伝わってきます。さらに、欧州が抱える問題を織り交ぜながら幸せでない隊員の家族を描きながら、ストーリー展開させるテクニックは憎らしいほどです。なによりも気に入ったのは、GSG-9が使用している車が全てベンツなところです。ハリウッド映画ではBMWに席巻されていますが、この作品では贅沢なくらいにいろいろなベンツが登場します。正義の味方にベンツは良く似合います。12話では悪者の車としてBMWが使われていますので、舞台裏では自動車メーカーの駆け引きがある模様です。

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コメント

TBありがとうございます。
日本で観ていると警察車両がベンツってのは豪華ですよね。黒塗りだし(笑)。
それだけでなく、とてもいい作りになってますね。
びっくりしたのは#8でチーム50が鳥にも気付かれずに犯人に近づくシーン。高いところから飛び降りても着地音がしないんですよね。
犯人が捕まって大騒動になって始めて鳥が驚いて飛び去ります。
あとドイツドラマでは「アラーム・フォー・コブラ11」も凄いです。アウトバーン撮影で一発どり。毎週20台もの高級車がスクラップになるそうです。

投稿: モリー | 2009.11.26 20:58

>モリーさん、コメントありがとうございます。

映画並みの作りをしていると思います。
ドイツのドラマも侮れませんね。

>あとドイツドラマでは「アラーム・フォー・コブラ11」も凄いです。
面白そうですね。機会があれば観たいと思います。

投稿: erabu | 2009.11.26 23:40

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ぽつりと5話、6話を観ました! 1話目はYAHOO!動画(今は統合されてGyaO)で観ていたんですが、やっぱり特殊部隊もの大好きっ! S.A.Sに続いてハマリそう〜。 特殊部隊ものというと来月からは『キングダム・オブ・ソルジャーズ KGB特殊部隊』もスパドラさんで始まるんですよね。 最近のスパドラさん最高!! ... [続きを読む]

受信: 2009.11.26 20:39

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