映画『HERO』(お薦め度★★)
監督、鈴木雅之。2007年日本。法廷劇映画。出演、木村拓哉(久利生公平)、松たか子(雨宮舞子)、大塚寧々(中村美鈴)、阿部寛(芝山貢)、勝村政信(江上達夫)、小日向文世(末次隆之)、八嶋智人(遠藤賢司)、角野卓造(牛丸豊)、児玉清(鍋島利光)、松本幸四郎(蒲生一臣)、中井貴一(滝田明彦)、綾瀬はるか(泉谷りり子)、国仲涼子(松本めぐみ)、香川照之(黛雄作)、岸部一徳(桂山薫)、山中聡(里山裕一郎)、石橋蓮司(大藪正博)、森田一義(花岡練三郎)、ペク=ドビン(キム=ヒョンウ)、イ=ビョンホン(カン=ミンウ)、眞島秀和(東山克彦)、波岡一喜(梅林圭介)、長野里美(柏木節子)、伊藤正之(川島雄三)、正名僕蔵(井戸秀二)、田中要次(マスター)、古田新太(郷田秀次)、MEGUMI(河野桜子)、奥貫薫(芝山良子)、鈴木砂羽(黒川ミサ)、山崎汐音(芝山の娘)。
2001年にフジ系で放映されたドラマで平均視聴率34.2%。2006年夏に特別編は視聴率30.9%。
TVドラマの延長としての映画で特別に魅力を感じませんでした。
テレビと同じトーンで撮られており、お馴染みのキャラクターが登場して従来からのドラマファンを置き去りにしていません。そのためでしょうか奇抜な仕掛けは登場せず、小振りな内容で無難にまとまっています。映画化されることによる豪華さや意外性、力強さは僅かです。映画らしく感じたのはイ=ビョンホンと中井貴一が登場するシーンでした。彼らの映画人としての存在感や華麗さは卓越しており、惚れ惚れしました。"まさに映画スター"という形容がぴったりします。
物語の重要人物となる国仲涼子と森田一義はいただけません。ミスキャストです。作品自体の深みの無いところに持ってきて、リアリティを上滑りさせてしまいました。
興行収入50億円を超えて、今年の邦画№1と予想されており大ヒットは間違いありませんが、流行を追いかけるつもりがなければ1年後くらいにテレビ放映されるのを待って観賞するのが、一番良いかもしれません。昨年放映された特別編の次作としてテレビで大いに楽しめると思います。
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コメント
erabuさん、こんにちは。
お久しぶりです。
映画「HERO」、ビョンホンのところだけ見たくて悩んでました。
erabuさんのご感想読んで、ますます悩んでいます。(笑)
テレビでも惚れ惚れできるでしょうか。。。
投稿: ocyara | 2007.09.13 02:02
ocyaraさん、いつもブログに寄らせていただいてます。
観る価値はありますね。ただし、ちょっとビミョーです。予想していた以上に登場シーンは少ないです。少々物足りないかもしれません。
映画はヒットして話題性があるので周りの方からお聞きになる機会が多くあると思います。ファンとしては出遅れたくないですよね。
>テレビでも惚れ惚れできるでしょうか。。。
できます。彼が登場するシーンの空気感が違います。間違いなくテレビでも確認できると思います。キムタクよりもカッコいいです。保証します。
投稿: erabu | 2007.09.13 12:29
erabuさん、ありがとうございます。
落ち着きました。(笑)
いつも彼は主役なので、たいてい最初っから出ているのが当たり前。
だから今回は、満を持して登場、って感じが新鮮かもしれません。
違いを見せられると言う意味では、こういう出演の仕方もたまにはいいのかもしれないって思いました。
映画館かテレビか、遭遇はまだわかりませんが、楽しみが増えました。
投稿: ocyara | 2007.09.14 03:29