映画『ミュンヘン』(お薦め度★★)
監督、スティーヴン=スピルバーグ。原作、ジョージ=ジョナス 『標的(ターゲット)は11人 モサド暗殺チームの記録』。2005年米。サスペンス映画。出演、エリック=バナ(アヴナー)、ダニエル=クレイグ(スティーヴ)、キアラン=ハインズ(カール)、マチュー=カソヴィッツ(ロバート)、ハンス=ジシュラー(ハンス)、ジェフリー=ラッシュ(エフライム)、アイェレット=ゾラー(ダフナ)、ギラ=アルマゴール(アヴナーの母)、ミシェル=ロンズデール(パパ)、マチュー=アマルリック(ルイ)、モーリッツ=ブライブトロイ(アンドレアス)、ヴァレリア=ブルーニ=テデスキ(シルヴィー)、メーレト=ベッカー(イヴォンヌ)、イヴァン=アタル(トニー/アンドレアヌスの友人)、マリ=ジョゼ=クローズ(ジャネット)、アミ=ワインバーグ(ザミール将軍)、リン=コーエン(ゴルダ=メイア首相)。
大作だとは思いますが、リアリティがありません。
1972年のミュンヘンオリンピックで発生したパレスチナ・ゲリラによるイスラエル選手殺害事件とその後のイスラエル暗殺部隊によるパレスチナ・ゲリラへの報復を描いています。それなりのトーンでスピルバーグらしい映画になっていますが、要するに「ミイラとりがミイラ」になってしまうという因果応報の物語です。
後半のクライマックスで必ずミュンヘンでの出来事がフラッシュバックします。主人公との結び付きは弱いのにもかかわらず、当事者としての主人公の記憶になっています。この辺りが理解できませんでした。また、暗殺を繰り返すことによって、逆に何者かによってメンバーがターゲットにされる展開はさっぱりわかりませんでした。
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