発売されていた大画面103型テレビ
CEATEC JAPAN(10/2~6)のPanasonicブースで103型プラズマテレビが展示されていました。俺の身長よりも高く、これはもう並みの大きさではありません。テレビというよりも映画のスクリーンと形容出来るでしょう。画面の近くで画素を確認しましたが、かなり鮮明です。想像以上に進化していると感じました。シャープのブースではこの103型に対抗して108型液晶テレビを展示していましたが、あきらかに画質が悪く大きさのみを競っているだけです。両メーカーともに試作品を出展しているのだろうと軽い気持ちで会場を後にしました。
その翌日にビックカメラ有楽町店に行く用事があって、薄型テレビを何気なく観て回ったところ、ありました。ビエラ103型です。Panasonicは受注生産で9/1に発売していました。たまげました。試作品ではありませんでした。価格は560万円とあります。凄いですね~。高級自動車と同じです。専用スタンドを含む重量は300㎏を超えています。一般家庭には設置できません。お店では映画を再生していましたが、まさに映画館のスクリーンです。
仕様は次の通りです。
品番:TH-103PZ600
本体寸法:241.4(幅)×174.8(高さ)×87.1(奥行) cm
質量:345.0 kg(スタンド含む)
定格消費電力:1450 W
1450 Wはとてつもないです。我が家にも同じ電気を喰う家電がありました。5分足らずで1ℓの水を沸騰させる電気ケトルです。これと同じ消費電力です。電気ケトルは沸騰すれば電気が切れますが、テレビはそうはいきません。とんでもなく電気代がかかります。大きさも重さも電気(電気代)もまさにモンスター級ですね。
昨年までは雑誌でお薦めとなる画面サイズは37型でしたが、今年はすでに42型が推奨されています。このまま薄型・高画質・大画面・省電力が進むとさらにその上の大きさのテレビが要求され人気を高めることになるでしょう。今は103型で非常に驚いていますが、近い将来はどれくらいの大きさが標準的になるのでしょうか。
ところで、これだけ大型になると画面の中に入っていくような没入感というべき映像に溺れる感覚になってしまいます。大画面テレビが将来多くの家庭に入ってくると、引き篭もりとは違った映像に埋没してしまう人々が出現して新たな社会問題に発展することは間違いないでしょう。今はまだリアルだバーチャルだと境界線がありますが、その感覚を麻痺させる大画面で高画質が進化していくと映像の世界で暮らす人が出てくる予感がしてなりません。全てにおいてとんでもない時代がやってこようとしています。
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