« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »

2007.10.31

映画『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』(お薦め度★★★)

監督、アンドリュー=アダムソン。原作、C=S=ルイス。2005年米。ファンタジー映画。原題、『THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE』。出演、ウィリアム=モーズリー(ピーター=ペベンシー・長男)、アナ=ポップルウェル(スーザン=ペベンシー・長女)、スキャンダー=ケインズ(エドマンド=ペベンシー・次男)、ジョージー=ヘンリー(ルーシー=ペベンシー・次女)、ティルダ=スウィントン(白い魔女)、ジェームズ=マカヴォイ(タムナスさん)、ジム=ブロードベント(カーク教授)。声の出演、リーアム=ニーソン(アスラン)、ルパート=エヴェレット(キツネ)。

予想よりも面白い作品です。
最近はファンタジー映画が多く食傷気味なのでヒットしたことは知っていたものの映画館は見送りました。しかし、『指輪物語』『ゲド戦記』と合わせて世界三大ファンタジーの一つと呼ばれているようなのでWOWOWで放送されたものを録画して観ました。ディズニー映画らしいファミリー向けの映画です。4人の兄弟姉妹が主人公という設定ながら起承転結がわかりやすく納得できる物語でした。非常によく出来ています。
アンドリュー=アダムソンは『シュレック』『シュレック2』を監督しており、アニメだけでなく実写においても魅力あるファンタジーを提供できる力量を持っています。同じ監督による続編『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』は2008年初夏の公開予定になっています。次回は劇場で観ようと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.10.30

映画『ウルトラヴァイオレット』(お薦め度★)

監督・脚本、カート=ウィマー。2006年米。SFアクション映画。出演、ミラ=ジョヴォヴィッチ(ヴァイオレット)、キャメロン=ブライト(シックス)、ウィリアム=フィクトナー(ガース)、ニック=チンランド(ダクサス)。

内容はほとんどありません。
謎のウィルスで超人的な身体能力を持つことになった"ファージ"の女戦士ヴァイオレットと、人間政府の黒幕ダクサスとの戦いを描いた物語です。前編CGで描かれています。「バイオハザード」シリーズのミラ=ジョヴォヴィッチがスタイリッシュなコスチューム姿で刀や拳銃を駆使して暴れまくります。アクションシーンはど派手でバレエのような舞で、本当に無駄の無い美しい動きが繰り返されます。バイオレンスはテンコ盛りなのですが、美しく感じられる格調高い映像になっています。すなわちほとんど現実感が無い劇画タッチのバーチャルなシーンが連続します。
物語としては子供(シックス)をダクサスから守ろうとするヴァイオレットの母性愛がテーマで、ジーナ=ローランズ主演の『グロリア』(1980)に似ています。1999年にシャローン=ストーンがグロリアを演じてリメイクがつくられています。本作も設定を真似たのでしょうが、本当に中味が伴いませんでした。背景や理由をほとんど説明せずにアクションに重点をおいてストーリーを進行させた脚本は絶望的と言えるでしょう。ラストもだいたいこんな感じで終わるだろうと予測できてしまいました。久しぶりに途中で観るのを止めたいと感じた作品でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.10.29

韓国ドラマ「エア・シティ」スタート

10/26(金)から韓国ドラマ「エア・シティ」が毎週2話ずつ放送が開始されました。"涙の女王"チェ=ジウが4年ぶりに韓国ドラマに復帰です。共演のイ=ジョンジェも10年ぶりのドラマ復帰でチェ=ジウとは初共演だそうです。『イルマーレ』のイ=ジョンジェはお気に入りなので楽しみです。韓国ドラマにありがちな純愛ストーリーやラブコメ、歴史時代劇ではなく、仁川(インチョン)国際空港を舞台にした硬派なヒューマンドラマのようです。

第1、2話を観ました。チェ=ジウの颯爽としたクールな姿が非常に空港に似合います。イ=ジョンジェはどの作品においても佇まいがカッコイイです。エンディングで5人組ヴォーカルグループ東方神起が歌う日本語バージョンの主題歌が流れている間に次回予告が流れますが、その映像がクールでワクワクさせられます。

WOWOWで最近放映された韓国ドラマは4本で、「私の名前はキム・サムスン」「キツネちゃん、何してるの?」「ある素敵な日」「エア・シティ」の順で放映されています。「私の名前はキム・サムスン」「キツネちゃん、何してるの?」に関しては作品が合わず、数話で観るのを止めました。「エア・シティ」は別格です。最初から良い感じで入れました。今後の展開に期待が膨らみます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.28

映画『Wの悲劇』(お薦め度★★★★)

監督、澤井信一郎。原作、夏樹静子。1984年日本。恋愛サスペンス映画。出演、薬師丸ひろ子、世良公則、三田佳子、三田村邦彦、高木美保、蜷川幸雄、志方亜紀子、清水紘治、南美江、草薙幸二郎、西田健、香野百合子、日野道夫、仲谷昇、梨本勝、福岡翼、須藤甚一郎、藤田恵子。

日本映画史に残る傑作です。
上映当時に劇場観賞して非常に気に入り、その後LD(レーザーディスク)化されるのを待って購入し繰り返し観ました。十数回は観たことでしょう。最近WOWOWで角川映画特集として本作がピックアップされたため、十数年ぶりに改めて観ました。製作されてもう23年になるのですね。

何度観ても思うのですが、編集が極めて優れており無駄がありません。108分の短めの上映時間でありながら多くの要素がわかりやすく詰まっています。劇中劇とヒロインの生き方をクロスさせてクライマックスに持っていく脚本の完成度が高く、何度観ても感動します。劇中劇では名立たる舞台俳優を起用して本格的なステージを演出しました。蜷川幸雄はリアルそのものです。何んといっても三田佳子の演技は圧巻でした。女優としての存在感がほとばしっており、女優の中の女優という華やかさが前面に出ています。

薬師丸ひろ子のアイドル映画でありながらこれだけ深い物語にまとめた澤井信一郎監督の手腕は素晴らしいものがありました。後にも先にもこの作品を抜くアイドル映画は登場していません。本作以降の活躍を期待したのですが、残念ながらこれ以上のものをつくる事は出来なかったようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.27

サラリーマン生活、最後の戦い

一泊二日の研修が終わった。
学んだ内容は忘れてはいけない。

サラリーマン生活の最後の戦いになるかもしれない。
何があっても前向きに頑張る。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.25

映画『氷の微笑2』(お薦め度★★)

監督、マイケル=ケイトン=ジョーンズ。2006年米。原題『BASIC INSTINCT 2』。エロティック・サスペンス映画。R-18。出演、シャロン=ストーン(キャサリン=トラメル)、デヴィッド=モリッシー(マイケル=グラス・精神科医)、シャーロット=ランプリング(ミレーナ=ガードッシュ)、デヴィッド=シューリス(ロイ=ウォッシュバーン・刑事)、ヒュー=ダンシー(アダム)、インディラ=ヴァルマ(デニース)。

期待したほどではありませんでした。
『氷の微笑』は一大センセーションを巻き起こしました。シャロン=ストーンのヘアが見えているとかいないとかが話題で14年前の公開当時に観た記憶があります。しかし、全く何も思い出せません。シャロン=ストーンが何を演じていたのか?共演者は誰だったのか?どんなシーンがあったのか?全て忘れてしまいました。1シーンも思い出せません。単にお色気だけが目的だったのでしょうか?>俺、情けない...
ということで、この続編を観れば思い出すかもしれないし、久しぶりのシャロン=ストーンの現在の美貌を確かめるられるので観てしまいました。シャロン=ストーンは歳を取ったもののシャープな姿態を披露してくれますが、エロティックで売るにはギリギリのところではないでしょうか。全然艶かしく感じません。アスリートのような研ぎ澄まされた肉体のようです。

作品ですが、シャロン=ストーン演じるベストセラー犯罪小説作家キャサリン=トラメルが精神科医を陥れるというストーリーです。殺人をゲーム感覚的に扱っていてリアリティが無く、実際に犯罪が実行されるには考えにくいシーンばかりでした。そのため、最後に用意された謎解きらしき場面は説得力がありません。サイコ・サスペンスとは若干設定が違っていてキャサリン=トラメルという殺人鬼のキャラクターはそれほど意味を持っていません。結論からするとこの人物でパート2をつくるべきではなかったと思います。

ところで、本作を観て『氷の微笑』を思い出したかというと、さっぱりでした。シャロン=ストーンが作家として登場していたのも初めて知った感覚です。よっぽど印象に残らない作品だったようです。本作もイマイチでした。

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2007.10.24

映画『ルート225』(お薦め度★★★)

監督、中村義洋。原作、藤野千夜。2005年日本。ファンタジー映画。出演、多部未華子(田中エリ子)、岩田力(田中ダイゴ)、石田えり(エリ子の母)、嶋田久作(エリ子の父)、崔洋一(富山のオジサン)、梅沢昌代(富山のオバサン)、石原裕太 (マッチョ)、小南千明(大久保ちゃん)、枚田菜々子(シマちゃん)、市川春樹(クマノイさん)、田中要次(エビヅカの父)、小笠原翼(エビヅカ)。

小粋な作品です。
中学生の姉弟がパラレルワールドに迷いこんでしまい、元の世界に戻ろうと奮闘する物語です。クールな姉を多部未華子がけれんみの無く演じています。映画『ヒノキオ』、ドラマ「山田太郎ものがたり」、映画『夜のピクニック』の順で彼女を観てきましたが、今回のような非現実な世界の設定の中で表現が難しいにもかかわらず、。単なる若手かわいこちゃん女優とは一味違う才能を覗かせています。これで彼女の出演する作品がヒットすると一気にブレイクするでしょう。期待したい女優として今後も応援していきたいと思います。
さて、作品ですが、SFでありながらハリウッド映画にみられるようなデコレーションし放題のものとは違っていて、ちょっと違う現実をファンタジーの味付けで描いています。この微妙な感覚を提供してくれる中村義洋監督はかなりの作品力があると思います。悲劇なのだけれど悲劇にしない、コメディに流れるのにコメディとしない姿勢は相当の手腕です。低予算でも面白い作品が撮れる監督としてチェックして行きます。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2007.10.23

映画『ホワイト・バレンタイン』(お薦め度★)

監督、ヤン=ユノ。1999年韓国。恋愛映画。英題『WHITE VALENTINE』。出演、チョン=ジヒョン(ジョンミン)、パク=シニャン(ヒョンジュン)、ヤン=ドングン(ハンソク・本屋の常連)、チョン=ムソン(ジョンミンのおじいちゃん)、キム=ヨンオク(花屋のおばあちゃん)、キム=セジュン(チソク・ヒョンジュンの先輩)。

内容を観る限り、タイトルの意味が不明です。
韓国映画やドラマにとって欠かすことができないすれ違いや偶然によるシチュエーションを盛り沢山詰め込んでいますが、主人公の2人が繋がっていかないストーリーでは中身が無いのも同然です。昔懐かしい文通や伝書鳩の伝言を使って、お互いの意思がなかなか伝わらないもどかしさを強調しようとしていますが、あまりに鈍感過ぎる相手の男(ヒョンジョン)には呆ればかりで、手の施しようがありません。何故こんな陳腐な話にしてしまったのでしょうか、特にラストの画集の扱いは訳がわかりません。謎です。

脚本もキャスティングも評価できません。画質の悪い映像にはがっかりです。韓国人気女優のチョン=ジヒョンが映画デビューを飾った作品でありながら、引いた映像ばかりで彼女のアップが無く楽しみがありません。相手役のパク=シニャンは間抜けた役作りをし過ぎて無様な演技にしか感じられません。チョン=ジヒョンは彼と本作の後にも『4人の食卓』で共演していています。こちらは2年前に観ていたのですが、駄作だったのでほとんど映像やストーリーを思い出せません。2人の共演が良かったという記憶が無いところからすると本作同様にカップルとしての相性が良いわけではなさそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.10.22

F1第17戦ブラジルGP

1950年から始まったF1は今年58年を迎えた。日本人初のフルタイムF1ドライバーとして、中嶋悟が1987年開幕戦ブラジルGPからロータス・ホンダでデビューした。彼の粘り強い走りを「納豆走行」と呼ばれた。この年からF1を観戦して20年が経つ。そして今年(2007年)の最終戦ブラジルGPで長男の中嶋一貴がウィリアムズ・トヨタからデビューした。親子2代を応援することになる。感慨深い。

------------------------------------------
インテルラゴスサーキット、71周。

1986年(プロスト・ピケ・マンセル)以来21年ぶりに三つ巴となったタイトル争いが最終戦までもつれ込んだ。3位スタートのキミ=ライコネン(フェラーリ)が優勝して今季6勝目でドライバーズポイントを110として、ルイス=ハミルトンとフェルナンド=アロンソの109を逆転して、初となるワールドチャンピオンを獲得した。

10/21決勝(晴れ/ドライコンディション)
優勝[予選3位]キミ=ライコネン(フェラーリ)
2位 [予選1位]フェリッペ=マッサ(フェラーリ)
3位 [予選4位]フェルナンド=アロンソ(マクラーレン・メルセデス)

7位 [予選2位]ルイス=ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)

10位[予選19位] 中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
12位[予選18位] 佐藤琢磨(スーパーアグリHONDA)
リタイア[予選22位] 山本左近(スカイパー)

スターティンググリッドとドライバーズポイントは次の通り。

1位 フェリッペ=マッサ 86pt
2位 ルイス=ハミルトン 107pt
3位 キミ=ライコネン 100pt
4位 フェルナンド=アロンソ 103pt

ハミルトンが新人初の年間総合優勝に王手をかけている。
スタート直後にライコネンがハミルトンをかわして2位浮上。続いてアロンソもハミルトンを抜き、直後にオーバランでコースアウトしてハミルトンは一気に8位に落ちてしまう。ジャンカルロ=フィジケラ(ルノー)と山本左近がクラッシュした。コース上に部品が散らばったのでセーフティカーが入ると思われたが、そもまま続行。8周目にハミルトンが今度はギアボックス不調でスローダウンして18位まで下がる。もはやこれまでかと思わせたがスピードが戻り、順位を上げ始める。
32周目に中嶋一貴はピットストップで停止線に止まることが出来ずにピットクルーを轢いてしまう。轢かれたクルーは担架で運ばれるが、テレビカメラに向かって無事をアピール。
フェラーリの2台が順調に周回して、アロンソを含めた後続は徐々に引き離されてしまう。
残り21周でマッサが2回目のピットストップ。アロンソは残り19周で2回目。残り18周でライコネンが2回目のピットストップでコースに戻ったところマッサを逆転して1位に躍り出る。残り14周でハミルトンは3回目のピットストップで9位でコースに戻った。
ライコネンは66周目にファステストラップを叩き出して圧倒的な速さで悲願の初タイトルをもぎ取った。ハミルトンは7位まで追い上げた。

ハマルと速いが安定感の無いライコネンが最終戦で奇跡とも思える逆転劇を演じたのは、本当に熾烈だった今シーズンを象徴している。ミハエル=シューマッハが昨年引退して次の世代を担う若手の戦いが展開した。年間総合優勝をほぼ手中に収めていながら、驚異の新人ハミルトンは最後の最後にプレッシャーに負けた。アロンソも結局フェラーリの速さに追いつけなかった。マクラーレンはスパイ事件でコンストラクターズポイントが剥奪されたが、ハミルトンもアロンソも同ポイントでシーズンを終えたのは、結果として良かったのではないかと思う。
日本人にとってもスーパーアグリHONDAが2年目でポイントを獲得して嬉しさを実感できたし、最終戦では日本人ドライバーが3人となり、中嶋一貴は完走10位という見事なデビューを果たしたのは今後にとって朗報だ。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2007.10.21

映画『博士の愛した数式』(お薦め度★★★)

監督・脚本、小泉堯史。原作、小川洋子。2005年日本。ヒューマンドラマ映画。出演、寺尾聰(博士)、深津絵里(杏子)、齋藤隆成(ルート・少年時代)、吉岡秀隆(ルート・先生)、浅丘ルリ子(未亡人)。本屋さんが選ぶ第一回本屋大賞、第55回読売文学賞を受賞した大ベストセラー小説を映画化。

心温まる映画でした。
ゆったりゆったりとした展開で間が十分取られています。この緩やかなテンポが非常にマッチしていて癒されました。脚本と編集が絶妙です。記憶を扱った物語は物悲しくなりがちですが、80分しか記憶が続かない初老の数学者と一組の母子が交流を通じて、周りの人も含めて幸せになっていく姿が勇気を与えてくれます。博士の意思を継いで少年ルートが大人になって数学の教師になるという設定も素直に納得できました。相手の存在を尊び、思いやる心を大切にするテーマに心が洗われました。邦画ならではの一品といえるでしょう。
深津絵里は初めての母親役だそうですが、息子への情愛を若手ながら見事に演じていました。女優としての幅を広げることに成功しています。

小泉堯史監督の『雨あがる』(1999年)は日本映画史に残る傑作でした。本作もこの作品と同様に間の取り方が絶妙です。脚本も洗練されており無駄がありません。現在の邦画界において彼は名匠の誉れ高い人物です。

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2007.10.20

映画『コラテラル』(お薦め度★★)

監督、マイケル=マン。2004年米。犯罪アクション映画。原題『COLLATERAL』。出演、トム=クルーズ(ヴィンセント)、ジェイミー=フォックス(マックス)、ジェイダ=ピンケット=スミス (アニー・検事)、マーク=ラファロ(ファニング)、ピーター=バーグ(リチャード)、ブルース=マッギル(ペドロサ)。コラテラルは、傍系の親戚、〔米〕担保物件、 見返り証券の意味だが、映画の中では巻き添えと訳している。

トム=クルーズの悪役ということで話題になりましたが、期待外れの出来でした。
冷血非情の殺し屋で依頼された仕事は完璧にこなすという人物設定なのですが、彼の行動から全くそう観えません。信じられないほど隙だらけで抜けています。このように場当たり的な仕事振りでは闇家業は続けられないと思うのですが...。にもかかわらず完璧な行動をしていると思い込んでいるヴィンセント(トム=クルーズ)という人物にはただただ呆れます。作品の根幹である悪役のキャラクターが揺らいでしまってはいくら非情を装ってもシラケルだけでした。そもそも何故このタクシー運転手(マックス)にこだわって手伝いを延々とさせるのか意味がわかりません。FBIと警察が徹底マークしているにも関わらず、成功を繰り返すといった展開はクライマックスではほとんど観続けることがつらくなってくるほどで、終盤にかけてご都合主義満載です。

マイケル=マン監督といえば『ヒート』(1995)が代表作です。究極のダンディズムをロバート=デニーロとアル=パチーノの2大スターで描いた秀作でした。大好きな作品でいまだに両者が激突するシーンは深く記憶に残っています。それと比べると本作は同じ監督とは思えない出来栄えでした。トム=クルーズやジェイミー=フォックスのファンにとっても納得できない映画ではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.19

映画『夜のピクニック』(お薦め度★★)

監督、長澤雅彦。原作、恩田陸。2006年日本。青春映画。出演、多部未華子(甲田貴子)、石田卓也(西脇融)、郭智博(戸田忍・融の親友)、西原亜希(遊佐美和子・貴子の親友)、貫地谷しほり(後藤梨香・貴子と融のクラスメイト)、松田まどか(梶谷千秋・貴子と融のクラスメイト)、柄本佑(高見光一郎・貴子と融のクラスメイト)、高部あい(内堀亮子・同級生)、加藤ローサ(榊杏奈・貴子と美和子の転向した親友)、池松壮亮(榊順弥・杏奈の弟)、近野成美(さくら)、嶋田久作(藤巻・教師)、田山涼成(校長)、南果歩(貴子の母)。第2回本屋大賞のベストセラー小説の映画化。第1回受賞作は『博士の愛した数式』。

メジャーのレベルではありません。単館作品です。
抑揚の無い展開で面白さは感じませんでした。ウォーキングという題材を延々と追っているので見所はほとんどありません。扱っているメインテーマは極めてレアケースで観ていてどう反応していいのか戸惑いました。学校行事の80km遠足(ウォーキング)ではストーリー展開に変化をつけるのは土台難しく、途中にアニメとの融合シーンが登場して意味不明なものになっています。製作者は極めて映画化しにくい原作を選んでしまったのではないでしょうか。物語の中で最も疑問に感じたのは全くの部外者である杏奈の弟でした。現実的にこのような登場の仕方やキャラクターはありえません。物語の成り行きで登場せざるおえない存在なのでしょうが、無理があります。現実には映像で語られる人物ではないでしょうし登場すべきではありません。
期待の若手女優の多部未華子の起用は悪くはありませんが、彼女でなければならない必然性は感じられませんでした。そこそこ演技力があるのでなんでもこなせるという器用貧乏にならないで成長して欲しいと感じます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.18

クライマックスシリーズ パ 第2ステージ第5戦 日ハム対千葉ロッテ(TV観戦)

6-2で千葉ロッテの負け。日ハムが日本シリーズ進出。2年連続4度目。

先発は日ハムがダルビッシュ有投手(第1戦/勝ち投手)、千葉ロッテが成瀬善久投手。

レギュラーシーズン防御率1.82(ダルビッシュ)と1.817(成瀬)のパ・リーグを代表する若手ピッチャー同士の対決に投手戦を予想した。しかし、以外にも両雄の対決は序盤で決着がついてしまった。

3回裏日ハムの攻撃で成瀬投手はワンアウト後、1番森本をフォアボール。2番田中賢をセンターフライに討ち取りツーアウト1塁。4番稲葉の止めたバットがボテボテに転がりキャッチャー里崎が1塁送球するも間に合わず、ツーアウト2、1塁。ここで4番セギノールにフルカウントとされ、低めのスライダーがバットの先に当たって打ち取ったと思ったが、なんとそのままスタンドへ入りスリーランホームランとなった。3-0。4回裏にも1点追加され、4-0。2番手・小林宏之が押さえるも5回裏に4連打を浴びて6-0とされる。ここで勝負有り。千葉ロッテは6回表と9回表に1点ずつ2点を返すのが精一杯だった。

千葉ロッテ、第2ステージ敗退。がっくり、力が抜けた。今年の野球観戦は終わった。

千葉ロッテの選手の皆さん、ファンの皆さんお疲れ様。


【クライマックスシリーズ パの成績】
8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
10日(水)○ 4 - 0 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
13日(土)● 2 - 5 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
14日(日)○ 8 - 1 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
15日(月)● 0 - 7 対日本ハム 18:00 札幌ドーム
16日(火)○ 5 - 1 対日本ハム 18:00 札幌ドーム
18日(木)● 2 - 6 対日本ハム 18:00 札幌ドーム【4勝4敗】

| | コメント (0) | トラックバック (13)

2007.10.17

映画『ローグ アサシン』(お薦め度★★)

監督、フィリップ=G=アトウェル。2007年米。原題『WAR』。バイオレンス・アクション映画。PG-12。出演、ジェット=リー(ローグ)、ジェイソン=ステイサム(クロフォード)、テリー=チェン(トム=ローン)、石橋凌(シロー=ヤナガワ)、ジョン=ローン(リー=チャン)、ケイン=コスギ(ヤクザ)、デヴォン青木(キラ)、ルイス=ガスマン(ベニー)。アサシン(assassin)は、暗殺者、暗殺団、刺客の意。

思いっきり外しました。
HERO 英雄』のジェット=リーと『トランスポーター』のジェイソン=ステイサムのお気に入りの2大アクションスターが激突する本格アクション映画ということで期待したのですが...。
画質が悪くB級映画並みです。そしてあまりにも脚本が悪過ぎました。そもそもの設定が荒唐無稽でありえません。無茶というか悪い冗談としか思えないシーンを数多く観させられます。製作側は単なるアクション映画ではなくサスペンスとしも完成度の高い"驚愕のラスト"を用意したつもりでしょうが、全くの"落胆のラスト"でした(泣)。

好きな二人の俳優が主演するにもかかわらず予告がピンと来なかったのですが、フリーペーパー「R25」№164(10/4配布)の石橋凌のインタビュー記事を読んで面白そうに感じて観てしまいました。これが間違いの元。キャスティングが良くても結局は脚本が命なのですよね。後悔しか残りません>俺。

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2007.10.16

クライマックスシリーズ パ 第2ステージ第4戦 日ハム対千葉ロッテ(ビデオ→TV観戦)

1-5で千葉ロッテが圧勝。2勝2敗の五分に戻した。

先発は日ハムがスウィーニー投手、千葉ロッテは小野晋吾投手。

1回表から千葉ロッテは出塁するものの得点に結びつかない。5回表にワンアウト満塁としてスウィーニー投手を引き摺り下ろしたが、2番手・武田勝投手に抑えられてしまう。5回裏に気持ちを込めて丁寧に粘って投げていた小野投手がワンアウト3、1塁とされて降板し、2番手・川崎雄介投手が押さえに登場するが2番田中賢に浅いレフトフライを打たれこれが犠牲フライとなって、3塁ランナー稲田がタッチアップで1点先制される。すぐさまバレンタイン監督がタッチアップが早かったと抗議するするが認められない。千葉ロッテにとっては重い1点となった。

しかし、6回表に4番サブローがフォアボールで出塁すると5番里崎が一振り、値千金の逆転ツーランホームランが出た。重苦しかった試合を直にひっくり返してくれた。流石、里崎!!9回表もノーアウト満塁で里崎が6番手・MICHEAL投手の外側のボールをバットを放り投げてて当てて技ありのタイムリーポテンヒットを生んだ。1-3として、続く6番オーティーズがタイムリーヒットで続き1-5とさらに突き放した。そして、9回裏は我らが守護神・小林雅英投手(4番手)が三者凡退に討ち取り、昨日の雪辱を果たした。

これだから千葉ロッテファンは止められない。明後日は負けない成瀬投手で日本シリーズの切符を手に入れる!!


【クライマックスシリーズ パの成績】
8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
10日(水)○ 4 - 0 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
13日(土)● 2 - 5 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
14日(日)○ 8 - 1 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
15日(月)● 0 - 7 対日本ハム 18:00 札幌ドーム
16日(火)○ 5 - 1 対日本ハム 18:00 札幌ドーム【4勝3敗】

| | コメント (0) | トラックバック (12)

2007.10.15

クライマックスシリーズ パ 第2ステージ第3戦 日ハム対千葉ロッテ(TV観戦)

7-0で日ハムが大勝。1勝2敗で王手をかけられた。

先発は日ハムがグリン投手。千葉ロッテが渡辺俊介投手。

日ハムは本当に強い。レギュラーシーズンでみせた畳み掛ける攻撃が冴え渡った。先発の渡辺投手は良いピッチングだった。しかし、好投したが4回裏に1点、7回裏にさらに1点追加されて降板した。これはもう仕方が無い。7回裏の6点は日ハムを褒めるべきだろう。2番手・藤田宗一投手、3番手・久保康友投手の継投も悪くなかった。バレンタイン監督の判断も間違っていない。それを上回った日ハムに敬意を表したい。

今日は完敗だった。
明日は負けない!!


【クライマックスシリーズ パの成績】
8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
10日(水)○ 4 - 0 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
13日(土)● 2 - 5 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
14日(日)○ 8 - 1 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
15日(月)● 0 - 7 対日本ハム 18:00 札幌ドーム【3勝3敗】

| | コメント (0) | トラックバック (10)

2007.10.14

クライマックスシリーズ パ 第2ステージ第2戦 日ハム対千葉ロッテ(TV観戦)

1-8で千葉ロッテが大勝。1勝1敗のタイ。
レビュラーシーズンでもみられない5本のホームラン攻勢で日ハムを撃沈!

先発は日ハムが武田勝投手。千葉ロッテが小林宏之投手。

1回裏に小林投手が早くも田中賢、稲葉の連打で先制を許してしまう。昨日からの嫌な流れが続いたが2回表に里崎がツーランホームランで逆転、続くオーティズのソロホームラン、早川のタイムリーで4点とし、武田投手をKO。この回の攻撃で千葉ロッテが流れを掴んだ。しかし、4回裏にワンアウト1塁としたところで小林投手が右ふくらはぎ痙攣というアクシデントで降板。再び嫌な予感がするが、続く2番手・高木晃次投手が後続を断ち、川崎雄介投手(6、7回)→薮田安彦投手(8回)→小林雅英投手(9回)の継投で得点を与えなかった。
5回表にサブローがソロホームランで1-5、8回表に里崎がソロホームランで1-6、9回表には早川がソロホームランで1-7、オーティズの犠打で加点して1-8。

ヒーローインタビューは里崎選手。「負けるために来たんじゃない」と力強い言葉。


【クライマックスシリーズ パの成績】
8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
10日(水)○ 4 - 0 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
13日(土)● 2 - 5 対日本ハム 13:00 札幌ドーム
14日(日)○ 8 - 1 対日本ハム 13:00 札幌ドーム【3勝2敗】


-----------------------------------------------------------------------------------
【参考】
クライマックスシリーズ セ 第1ステージ第2戦
中日対阪神

5-3で中日が連勝。
第2ステージ進出!
阪神は初回5点取られて追いつくことができなかった。残念。

13日(土) ○ 7 - 0 対阪神 18:00 ナゴヤドーム
14日(日) ○ 5 - 3 対阪神 18:00 ナゴヤドーム【2勝】

| | コメント (0) | トラックバック (5)

2007.10.13

クライマックスシリーズ パ 第2ステージ第1戦 日ハム対千葉ロッテ(Yahoo!動画観戦)

2-5で千葉ロッテの負け。

先発は日ハムがダルビッシュ有投手。千葉ロッテが久保康友投手。

レギュラーシーズンと同様の負け方をしました。久保投手は43球(1.1回)で撃沈するし、ダルビッシュ投手に完投を許してしまうマズイ試合となった。

5回裏に8番金子誠の大飛球を好守のサブローが目測を誤ってタイムリースリーベースにしてしまい1点追加の5点目が入ったのはガックリ。

もしかすると3タテを食らうかも。頑張れ、千葉ロッテ!

【クライマックスシリーズ パの成績】
8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
10日(水)○ 4 - 0 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン
13日(土)● 2 - 5 対日本ハム 13:00 札幌ドーム【2勝2敗】

-----------------------------------------------------------------------------------
【参考】
クライマックスシリーズ セ 第1ステージ第1戦
中日対阪神
7-0で中日の圧勝で、王手。頑張れ、阪神!2年前の日本シリーズの対戦を実現しよう!!

13日(土) ○ 7 - 0 対阪神 18:00 ナゴヤドーム

| | コメント (0) | トラックバック (6)

本日12時の千葉マリンスタジアム

本日12時の千葉マリンスタジアム
いよいよ日ハムと決戦です。

TEAM26会員に連絡がありました。

☆「ヨドバシカメラ クライマックス パ」第2ステージ パブリックビューイング 無料
【対戦相手】北海道日本ハム
【10/13(土)第1戦】【10/14(日)第2戦】<13:00開始予定(11時開場)>
【10/15(月)第3戦】【10/16(火)第4戦】【10/18(木)第5戦】<18:00開始予定(16時開場)>
※第4戦、第5戦は前日までに決着しなかった場合のみ開催。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.12

映画『マレーナ』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ジュゼッペ=トルナトーレ。2000年イタリア・アメリカ。戦争映画。出演、モニカ=ベルッチ(マレーナ)、ジュゼッペ=スルファーロ(少年レナート)、ルチアーノ=フェデリコ、マティルデ=ピアナ。

監督は遊び過ぎではないでしょうか。
思春期のおバカとも思える性衝動と戦争に翻弄される美しい人妻の悲劇の2つのテーマを描いていますが、主人公である12歳の少年の妄想シーンが数多く挿入されてコメディ色が強過ぎてしまい、戦争という時代性が軽んじられていました。『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』のジュゼッペ=トルナトーレ監督ということでかなり信頼できる作品だと踏んで、少年が年上の女性に憧れるという一途な恋物語ということなのでどれほど面白いものになっているのか期待しました。
しかし、ほとんど想定外です。年下の少年の憧れが単に性衝動に直結していて、ただマスターベーションしたいだけの性的欲求が前面に出てきてしまい物語りに深みがありません。少年の父母はまるでコメディアンのようでした。そのようなトーンなのでお色気度を満点にせざるおえなかったようです。予想以上にマレーナ役のモニカ=ベルッチを脱がせました。これには驚きました。「イタリアの宝石」「世界一の美女」と評される女優のヌードを多く拝めてたのは非常に得した気にさせられました。ちなみに、映像がとてもシャープで少しも下品でない仕上がりです。
終盤でジュゼッペ=トルナトーレ監督の真骨頂がみられますが、残念ながら前半のコメディっぽい流れに引き摺られ過ぎた影響でそれほど心に響く作品にはなりませんでした。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007.10.11

羽田到着

羽田到着
久し振りに快適なフライトでした。
昨日のCS第1ステージ第3戦の新聞記事を読みながら気分良く帰ってきました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.10

千葉ロッテ、CS第2ステージへ

4ー0で千葉ロッテが勝利!!
めでたい。
今度は日ハムを撃破だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

熊本出張、今年5回目

熊本出張、今年5回目
13:20羽田発で熊本に出張します。
昼食に51搭乗口付近のカフェねんりん家のバームクーヘン・サンドイッチを食べました。コーヒーとセットの値引きで830円です。
当然初めて食べました。マックグリドル系の味で甘さはほのかです。美味しいとも美味しくないとも言えないビミョーな評価になります(笑)。以外と小さく空腹時には物足りない量でした。
甘い食事なので次回は利用しないと思います。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.09

クライマックスシリーズ パ 第1ステージ第2戦 千葉ロッテ対ソフトバンク(TV観戦)

3-8で千葉ロッテの負け。1勝1敗で振り出しに戻った。

先発は千葉ロッテが小林宏之投手。ソフトバンクが杉内俊哉投手。

3回裏の千葉ロッテの攻撃からTV観戦開始。すでに0-6で大差がついている。まさか小林投手で序盤に大量点が取られているとは予想出来なかった。今日は投手戦で勝利し、一気に第1ステージ突破と考えていたのに無念だ。3回裏はTSUYOSHIがバットを合わせてセカンドとライトの中間に落ちたタイムリーヒットで1点を返したのみ。1-6。
2回からリリーフした3番手・小宮山悟投手が試合を立て直してくれると思いきや、4回表に3番松中にソロホームランを浴びて、1-7。5回表には8番ブキャナンにソロアーチで1-8とされてしまう。
7回裏に8番福浦のツーランホームランで、3-8。しかし、8回裏から2番手・水田章雄投手、9回裏は3番手・馬原孝浩投手の継投で追加点を奪えず、ソフトバンクに屈した。

明日は成瀬投手で札幌行きを決めたい。


8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン【1勝】
9日(火) ● 3 - 8 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン【1勝1敗】

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007.10.08

クライマックスシリーズ パ 第1ステージ第1戦 千葉ロッテ対ソフトバンク(TV観戦)

8-4で千葉ロッテが先ずは1勝。雨と風の試合を勝ち取った。

先発は千葉ロッテが渡辺俊介投手。ソフトバンクが斉藤和巳投手。

渡辺投手は1、2回を3者凡退にするものの、3回表に無死2塁で8番本間のバントを自分でさばくものの1塁への送球が逸れ、2塁ランナー多村にホームインされてしまう。この回は更に追加点を取られて3点先取された。すかさず3回裏に千葉ロッテが今江とサブローのタイムリーで同点とする。しかし、4回表にまたしてもソフトバンクに1点勝ち越されてしまう。千葉ロッテはさらにTSUYOSHIのタイムリーと早川の犠牲フライで一気に逆転して5-4と勝ち越す。5回裏には2番手・柳瀬明宏投手からオーティズがレフトスタンドにソロホームランで6-4。6回裏にはワンアウト2、1塁でTSUYOSHIがタイトオーバーのタイムリーツーベースヒットで7-4。8回裏には4番手・篠原貴行投手から早川のタイムリーヒットで8-4とした。
渡辺投手は5回以降は立ち直り、毎回3者凡退に抑えて完投。

ヒローインタビューは渡辺投手とTSUYOSHI選手。TSUYOSHIは今季初のお立ち台。

8日(月) ○ 8 - 4 対ソフトバンク 13:00 千葉マリン【1勝】

| | コメント (0) | トラックバック (11)

2007.10.07

発売されていた大画面103型テレビ

071003_145201

CEATEC JAPAN(10/2~6)のPanasonicブースで103型プラズマテレビが展示されていました。俺の身長よりも高く、これはもう並みの大きさではありません。テレビというよりも映画のスクリーンと形容出来るでしょう。画面の近くで画素を確認しましたが、かなり鮮明です。想像以上に進化していると感じました。シャープのブースではこの103型に対抗して108型液晶テレビを展示していましたが、あきらかに画質が悪く大きさのみを競っているだけです。両メーカーともに試作品を出展しているのだろうと軽い気持ちで会場を後にしました。
その翌日にビックカメラ有楽町店に行く用事があって、薄型テレビを何気なく観て回ったところ、ありました。ビエラ103型です。Panasonicは受注生産で9/1に発売していました。たまげました。試作品ではありませんでした。価格は560万円とあります。凄いですね~。高級自動車と同じです。専用スタンドを含む重量は300㎏を超えています。一般家庭には設置できません。お店では映画を再生していましたが、まさに映画館のスクリーンです。

仕様は次の通りです。
品番:TH-103PZ600
本体寸法:241.4(幅)×174.8(高さ)×87.1(奥行) cm
質量:345.0 kg(スタンド含む)
定格消費電力:1450 W

1450 Wはとてつもないです。我が家にも同じ電気を喰う家電がありました。5分足らずで1ℓの水を沸騰させる電気ケトルです。これと同じ消費電力です。電気ケトルは沸騰すれば電気が切れますが、テレビはそうはいきません。とんでもなく電気代がかかります。大きさも重さも電気(電気代)もまさにモンスター級ですね。

昨年までは雑誌でお薦めとなる画面サイズは37型でしたが、今年はすでに42型が推奨されています。このまま薄型・高画質・大画面・省電力が進むとさらにその上の大きさのテレビが要求され人気を高めることになるでしょう。今は103型で非常に驚いていますが、近い将来はどれくらいの大きさが標準的になるのでしょうか。

ところで、これだけ大型になると画面の中に入っていくような没入感というべき映像に溺れる感覚になってしまいます。大画面テレビが将来多くの家庭に入ってくると、引き篭もりとは違った映像に埋没してしまう人々が出現して新たな社会問題に発展することは間違いないでしょう。今はまだリアルだバーチャルだと境界線がありますが、その感覚を麻痺させる大画面で高画質が進化していくと映像の世界で暮らす人が出てくる予感がしてなりません。全てにおいてとんでもない時代がやってこようとしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.06

映画『ダ・ヴィンチ・コード』(お薦め度★★)

監督、ロン=ハワード。原作、ダン=ブラウン。2006年米。ミステリー・サスペンス映画。出演、トム=ハンクス(ロバート=ラングドン・ハーバード大学教授)、オドレイ=トトゥ(ソフィー=ヌヴー)、イアン=マッケラン(リー=ティービング)、アルフレッド=モリナ(アリンガローサ司教)、ジャン=レノ(ベズ=ファーシュ)、ポール=ベタニー(シラス)、ユルゲン=プロフノウ(ヴェルネ)、エチエンヌ=シコ(コレ警部補)、ジャン=ピエール=マリエール(ジャック=ソニエール)。

ダメダメです。ほとんど内容が理解できませんでした。
殺人事件とキリスト教の関係がさっぱりわかりません。したがって、そもそもの殺人の動機から結末まで雲を掴むような状態でした。出だしで主人公が容疑者として警察から追われるのですが、途中から犯人扱いされなくなったのがわかりませんし、キリスト教をめぐる人類史上最大の謎解きが映画の登場人物で完結しているのも全く理解できません。そんな狭い人間関係で成り立つのはナンセンスです。原作は世界的なベストセラーになったということで何かしら期待していたのですが、ただただわからない物語に振り回されただけでした。
ロン=ハワードといえば前作『シンデレラマン』という素晴らしい作品をつくっています。TVドラマ「24(TWENTY FOUR)」の製作総指揮もしており、脂がのっている監督でさえもこれほど訳がわからんものにしか出来なかったのは、原作者のダン=ブラウンが製作に加わっていたからでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (3)

2007.10.05

ずっと気になっていたCM

サントリー「金麦」のCMがずっと気になっていました。次のような不可解な疑問を感じていました。

・登場するタレントは誰?
→どうしてこんなおばさん(ファンの方すいません)を堂々と登場させるのか。
→この登場のさせ方は大女優かアイドル級で相当顔が売れているタレントの起用で使う手法だろう、このようにほとんど顔を知らない人間を使う理由がわからない。
→「金麦とまってる~ ♥」と10、20代に言わせるぶりっ子なセリフで、30代と思われるこのタレントにはとうてい似合わない。

一時期、サントリーの発泡酒ということもあって相当量の広告出稿があり、TVや交通広告でこのタレントの顔を嫌というほど見せられました。美人だが特別特長のある顔ではなく、俺が見ているバラエティ番組で見かけたこともなかったので、ますます謎の知らないタレントの印象が残っていました。積極的に知りたいという興味が沸かなかったのでそのままほったらかしにしていました。

本日、10/4に発売された「日経エンタテインメント!」11月号をめくっていたら、CM出演者の疑問という特集記事で「金麦」が紹介されていました。

答え:壇れい

1971年生まれ。元宝塚歌劇団の娘役のトップスターで2005年退団して、女優としてキャリアをスタート。2006年公開の『武士の一分』に出演して妻役で好評を博し、日本アカデミー賞優秀主演女優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。

『武士の一分』はまだ観ていないので知らない顔で当然でした。予告は観ているのですが、日本髪の姿しか知らないのでCMと結びつきませんでした。まだ作品数も少ないでしょうからこれからの女優なのでしょう。顔が売れていることを前提としたCMの不可解に感じていた疑問は解消されました。

ところで、トレンドウォッチポータル「nikkei TRENDYnet」が10/23からスタートします。「日経エンタテインメント!」の日経BP社と「日経トレンディ」の日経ホーム出版社が連携するそうです。期待したいです。また、ポッドキャスト番組「週刊日経トレンディ」が10/1からスタートしていました。日経トレンディ編集長・北村森が旬の話題を軽妙に聞かせてくれます。活字の方なのに話が上手なので驚きました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.10.04

映画『インソムニア』(お薦め度★★★)

監督、クリストファー=ノーラン。2002年米。サスペンス・スリラー映画。出演、アル=パチーノ(ウィル=ドーマー)、ロビン=ウィリアムズ(ウォルター=フィンチ)、ヒラリー=スワンク(エリー=バー)、モーラ=ティアニー(レイチェル=クレメント)、マーティン=ドノヴァン(ハップ=エクハート・ドーマーの相棒)、ニッキー=カット(フレッド=ダガー)、ポール=ドゥーリイ(チャールズ=ニューバック)、ジョナサン=ジャクソン(ランディ=ステッツ)。ノルウェーで製作された『インソムニア』(1997)のリメイク作品。インソムニアは不眠症の意。

アル=パチーノの不眠症の演技が際立っているところと、広大なアラスカの風景をシャープに映像化しているところが見所です。それ以外は特筆すべきものはありません。脚本が練り込まれていないのです。事件の謎解きの要素が中途半端で、主人公の警察官と犯人の行動を納得させるものがありませんでした。主人公が敏腕刑事だとしも何故いとも簡単に犯人を検挙できるのかわかりませんでした。また、犯人については警察関係者でないにも関わらず、警察内部について非常に詳しいのに説明がありませんでした。明らかに犯人の人物像は失敗しています。キャスティングもミスでしょう。別の俳優を起用すべきだったと思います。
全体を通じて突っ込み所満載でした。しかし、逆にハリウッド映画らしくない、すなわち予定調和でない展開に意外性を感じて楽しめました。アル=パチーノの力演のクドさが印象に残りました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007.10.03

BOSE スピーカーM2 11/1発売

071003_143601

CEATEC JAPANのBOSE展示ブースでスピーカーM2が展示してありました。以前から欲しいM3と同じに見えます。早速担当者に違いをお聞きしたところ次の2項目でした。

・電池駆動できない。
・コントロールボタンのデザインが変更されている。

M3とスペックがほぼ一緒で姉妹機です。名称が若干違っています。

M3:Micro Music Monitor
M2:Bose Computer MusicMonitor

予定価格は3万9480円なので4万9980円(M3)と比べて1万円安い廉価版の位置付けです。M2もヒット間違いないでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

千葉ロッテ対ソフトバンク(第142試合/Yahoo!動画観戦)

7-5で千葉ロッテの勝利。
レビュラーシーズン2位決定!!千葉マリンスタジアムでクライマックスシリーズ第1ステージ(10/8、9、10)が行われる。

先発は千葉ロッテが成瀬善久投手。ソフトバンクが大隣憲司投手。

最多勝がかかる成瀬投手の立ち上がりは悪くない。千葉ロッテの攻撃も1回裏に竹原のタイムリーと里崎の14号ツーランホームランで3点先取して理想的なスタートを切った。しかし、2回表に1点、4回表に田上の9号ソロホームランで3-2とされ1点差。5回表には多村に13号ソロ同点弾を浴びる。追いつかれたものの5回裏に今江が9号ソロで4-3と突き放つ。
6回表から継投策に入る。2番手は何んと久保康友投手。7回表は3番手・川崎雄介投手。8回表はワンアウト取った後に多村にヒットを打たれ4番手・荻野忠寛が登場して崩れる。ツーアウト2、1塁としてアダムにタイムリーを打たれ同点、4-4。成瀬投手の最多勝タイトルが消えた。ツーアウト2、1塁で5番手・薮田安彦投手に交代。7番大村にちょこんと合わされショートの頭上を越えるレフト前ヒットとなり4-5と逆転されてしまう。

8回裏の千葉ロッテの攻撃で、9番福浦がこの回マウンドに上がった3番手・三瀬幸司投手から内野安打。すかさずソフトバンクは4番手・水田章雄投手を送り込む。1番TSUYOSHIがバントヒットでノーアウト2、1塁。2番早川がバントを成功させてワンアウト3、1塁。3番大松は敬遠。そして4番サブロー。初球を押っつけた当たりはライトの頭上を越える走者一掃のタイムリーツーベースヒット!逆転、7-5。9回表も薮田投手が気合いのピッチングで3者凡退とした。

ヒローインタビューはもちろんサブロー選手。「敬遠後の打席は?」と聞かれ、「前回ソフトバンク戦で2回もされていたので意地をみせた」と発言。相当悔しかったのだろう、サブローにしては珍しくエキサイトしていた。先発の成瀬投手は最多勝で涌井投手に並ぶことができなかったが、防御率(1.82)と勝率(.941)の2タイトルを獲得した。

残り試合は楽天との2試合。10/4はフルキャストスタジアム宮城、10/5は千葉マリンスタジアム


前回観戦してからの試合結果
3日(水) ○ 7 - 5 対ソフトバンク 18:15 千葉マリン 【74勝61敗7分】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.02

千葉ロッテ対西武(第141試合/TV観戦)

2-1で千葉ロッテが勝つ。
3位ソフトバンクも勝ったので、2位確定ならず。明日雌雄を決する。

先発は千葉ロッテが小林宏之投手。日ハムが涌井秀章投手。

9/26以来の両投手の対戦。小林投手は今季3度目の対戦で対西武の白星が無く、対する涌井投手は今季5度目で、ここまでマリーンズは涌井投手に対して1勝3敗。

小林投手は低めにコントロールできており6回までは西武打線を寄せ付けなかった。一方涌井投手に対して、3回裏に福浦の犠牲フライで1点を先制。6回裏にもノーアウト3塁からツーアウト満塁とするがワトソンにタイムリーが出ずに追加点が取れない。
7回表に先頭バッターをフォアボールから代打・GG佐藤のタイムリーで同点に追いつかれてしまう。しかし、その裏の千葉ロッテの攻撃で、8番今江が打った瞬間に本人が入ると確信する当たりの勝ち越し8号ソロホームランをレフトスタンド中段までかっとばした。これで2-1。ホームランを打たれたものの涌井投手は崩れなかった(8回を投げ切る)。
8回表は2番手・荻野忠寛投手、9回表は薮田安彦投手の固いリレーで西武に追加点を許さずに逃げ切った。

小林投手は13勝目(3敗)となり、涌井投手は10敗目(17勝)。これで成瀬投手が残り試合に登板して勝てば涌井に並ぶ。


前回観戦してからの試合結果
30日(日) ○ 2 - 1 対日本ハム 13:00 千葉マリン
2日(火) ○ 2 - 1 対西武 18:15 千葉マリン 【73勝61敗7分】

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007.10.01

ドラマ「ザ・ユニット 米軍極秘部隊<第1シーズン>」   [全13話](お薦め度★★)

製作総指揮・企画、デヴィッド=マメット(映画「アンタッチャブル」の脚本家でもある劇作家)。2006年3月からネットワークCBSで放送。アクションドラマ。出演、デニス=ヘイスバート(ジョナス=ブレイン・“ユニット”の隊長)、スコット=フォーリー(ボブ=ブラウン・“ユニット”に新しく配属された新人)、マックス=マーティーニ(マック=ゲルハルト・“ユニット”チームのNO.2)、マイケル=アービー(チャールズ=グレイ・“ユニット”の爆発物解体のプロフェッショナル)、デモア=バーンズ(ヘクター=ウィリアムズ・“ユニット”隊員)、ロバート=パトリック(トム=ライアン大佐)、レジーナ=テイラー(モリー=ブレイン・ジョナスの妻)、オードリー=マリー=アンダーソン(キム=ブラウン・ボブの妻)、アビー=ブラメル(ティフィー=ゲルハルト・マックの妻)、レベッカ=ピジョン(シャーロット=ライアン・大佐の妻)。

エピソード EPISODE
#1 「ハイジャック」First Responders(7/2)
#2 「ストレス」Stress(7/9)
#3 「200時間目のミス」200th Hour(7/16)
#4 「金の亡者」True Believers(7/23)
#5 「脱出」Non-Permissive Environment(7/30)
#6 「疑惑」Security(8/6)
#7 「献身の果て」Dedication(8/13)
#8 「地獄の教練」SERE(8/20)
#9 「銃を持つ子供たち」Eating the Young(8/27)
#10 「予期せぬ衝撃」Unannounced(9/3)
#11 「真実」Exposure(9/10)
#12 「悪魔の爆弾」Morale,Welfare and Recreation(9/17)
#13 「裏切り」The Wall<第1シーズン最終回>(9/24)

<ユニットのモデルとなった実存する秘密組織とは?>(WOWOWのHPから引用)
極秘特殊部隊ユニットのモデルとなったデルタ・フォース(Delta Force)は、イギリス特殊部隊SAS出身のアメリカ陸軍チャールズ・A・ベックウィズ大佐が、1977年11月19日に創設したアメリカ軍第一特殊作戦部隊D(デルタ)分遣隊の通称。ノースカロライナ州に設立され、その存在は極秘扱いとされていたが、1980年の駐イラン米大使館篭城事件での人質救出作戦「イーグル・クロー作戦」が失敗し、組織が実在していることが明るみになった。しかし、米国対テロ抑止力としての存在価値は大きく、現在でもアメリカ政府はその存在を公式には認めていない。

非常に良く出来たドラマだと思います。日本のTVドラマとは全てにおいてお金のかけ方が違います。作品レベルとしても格段の違いがあります。しかし、米国の戦争精鋭チームというテーマは鼻持ちなら無い内容で世界の保安官として戦争を仕掛ける側の内容にはうんざりです。ドラマ「GSG-9 対テロ特殊部隊」と同時にWOWOWで放映され、最初は流石はアメリカ作品だと観ていましたが、途中で興味が失せて行きました。世界のあちらこちらにスマートに登場して暴力的に振舞う“ユニット”隊員の活躍は大国のエゴそのものです。さらに隊員の妻たちの私的にエゴイスティックな毎回の行動は食傷気味になりました。何故これほどまでに妻としての自己主張を繰り返さなくてはならないのでしょうか。癒し普遍的なものも感じることがほとんどなく、あくまでも米国内で通用するTVドラマです。
明日10/2から第2シーズンが始まりますが、観賞しません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2007年11月 »