映画『マレーナ』(お薦め度★★★)
監督・脚本、ジュゼッペ=トルナトーレ。2000年イタリア・アメリカ。戦争映画。出演、モニカ=ベルッチ(マレーナ)、ジュゼッペ=スルファーロ(少年レナート)、ルチアーノ=フェデリコ、マティルデ=ピアナ。
監督は遊び過ぎではないでしょうか。
思春期のおバカとも思える性衝動と戦争に翻弄される美しい人妻の悲劇の2つのテーマを描いていますが、主人公である12歳の少年の妄想シーンが数多く挿入されてコメディ色が強過ぎてしまい、戦争という時代性が軽んじられていました。『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』のジュゼッペ=トルナトーレ監督ということでかなり信頼できる作品だと踏んで、少年が年上の女性に憧れるという一途な恋物語ということなのでどれほど面白いものになっているのか期待しました。
しかし、ほとんど想定外です。年下の少年の憧れが単に性衝動に直結していて、ただマスターベーションしたいだけの性的欲求が前面に出てきてしまい物語りに深みがありません。少年の父母はまるでコメディアンのようでした。そのようなトーンなのでお色気度を満点にせざるおえなかったようです。予想以上にマレーナ役のモニカ=ベルッチを脱がせました。これには驚きました。「イタリアの宝石」「世界一の美女」と評される女優のヌードを多く拝めてたのは非常に得した気にさせられました。ちなみに、映像がとてもシャープで少しも下品でない仕上がりです。
終盤でジュゼッペ=トルナトーレ監督の真骨頂がみられますが、残念ながら前半のコメディっぽい流れに引き摺られ過ぎた影響でそれほど心に響く作品にはなりませんでした。
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コメント
私もそう思います。
モニカ・ベルッチ(マレーナ)は何とも美しかったですね。
この作品はそれだけです。
12歳の少年の性的欲求は恥ずかしいほど露骨で笑ってし
まいました。やはり下品でしたね。
(もしかしたらイタリアではこれが普通なのですかね)
私は確かNHKのBSで観ましたけど、映像は確かにシャープで
したね。
イタリア最高の尻でした。
(私も下品でした。)
投稿: こうちゃん | 2007.10.17 16:50
>イタリア最高の尻でした。
その通りですよね。輪をかけて下品でスイマセン。
きっと監督は舞い上がってしまったのではないでしょうか?絶世の美女なので仕方ありません。
投稿: erabu | 2007.10.17 23:46