映画『ホワイト・バレンタイン』(お薦め度★)
監督、ヤン=ユノ。1999年韓国。恋愛映画。英題『WHITE VALENTINE』。出演、チョン=ジヒョン(ジョンミン)、パク=シニャン(ヒョンジュン)、ヤン=ドングン(ハンソク・本屋の常連)、チョン=ムソン(ジョンミンのおじいちゃん)、キム=ヨンオク(花屋のおばあちゃん)、キム=セジュン(チソク・ヒョンジュンの先輩)。
内容を観る限り、タイトルの意味が不明です。
韓国映画やドラマにとって欠かすことができないすれ違いや偶然によるシチュエーションを盛り沢山詰め込んでいますが、主人公の2人が繋がっていかないストーリーでは中身が無いのも同然です。昔懐かしい文通や伝書鳩の伝言を使って、お互いの意思がなかなか伝わらないもどかしさを強調しようとしていますが、あまりに鈍感過ぎる相手の男(ヒョンジョン)には呆ればかりで、手の施しようがありません。何故こんな陳腐な話にしてしまったのでしょうか、特にラストの画集の扱いは訳がわかりません。謎です。
脚本もキャスティングも評価できません。画質の悪い映像にはがっかりです。韓国人気女優のチョン=ジヒョンが映画デビューを飾った作品でありながら、引いた映像ばかりで彼女のアップが無く楽しみがありません。相手役のパク=シニャンは間抜けた役作りをし過ぎて無様な演技にしか感じられません。チョン=ジヒョンは彼と本作の後にも『4人の食卓』で共演していています。こちらは2年前に観ていたのですが、駄作だったのでほとんど映像やストーリーを思い出せません。2人の共演が良かったという記憶が無いところからすると本作同様にカップルとしての相性が良いわけではなさそうです。
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