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2007.11.30

新潟の西洋梨ル レクチエ

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以前の職場の後輩から西洋梨ル レクチエを送っていただきました。ありがとうございます。洋梨といえば山形の親戚からラ・フランスを送ってもらっています。洋梨にル レクチエがあることは初めて知りました。
すぐに食べようとしましたが、1個ずつ包んである透明な袋に次の印刷されています。

「食べ頃5つのサイン」
色:果実全体が鮮やかな黄色に変わる。
香り:甘い香りがしてくる。
へた:茶色のへたが黒くシワシワになる。
くび:へたに近い実のくびの部分が黒ずんでくる。
硬さ:手に持つとやや弾力のある感触になる。

これらの状態になるにはしばらく時間がかかりそうです。もう少し待ってからいただきたいと思います。

後輩は編集者としての仕事を辞めて、今年の夏に農業に転職しました。編集者として優秀でキャリアもありましたが、これからは全くの畑違いの仕事を選択されました。サラリーマンを続けるよりもずっと素晴らしい生き方だと思います。

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2007.11.29

映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』(お薦め度★)

監督、鈴木雅之。原作、藤子不二雄A。2004年日本。アニメ実写映画。出演、香取慎吾(服部カンゾウ=忍者ハットリくん)、知念侑李/ジャニーズJr.(三葉ケンイチ)、ゴリ/ガレッジセール(ケムマキ)、升毅(黒影)、田中麗奈(ミドリ)、戸田恵子(三葉妙子)、浅野和之(三葉健太郎)、宇梶剛士(田原警部)、東幹久(柏田刑事)、伊東四朗(服部ジンゾウ)。

子供たちにはバカ受けでしたが、これは受け付けられません。
あまりにTV的な映像で、わざわざ映画で撮る必要はないでしょう。脚本も映画並みとは言えず薄っぺらな内容でコメディとしては低レベルです。ほとんど笑えませんでした。ストーリー性は皆無で観賞後に何も残りません。観終わってから『HERO』の監督だったことがわかりました。第一線で活躍している人の作品とは思えません。
昨年は邦画が洋画を逆転した年でしたが、今年は邦画に伸び悩みの傾向がみられます。TVで活躍された監督が映画界を盛り上げてきましたが、あまりにTV的な手法でこのまま行くと近い将来、再び邦画の低迷が始まるかもしれません。小手先のテクニックに甘んじることなく、骨太の映画を作って欲しいと思います。

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2007.11.28

映画『イルマーレ』(お薦め度★★★)

監督、アレハンドロ=アグレスティ。2006年米。原題『THE LAKE HOUSE』。ファンタジー・ラブストーリー映画。出演、キアヌ=リーブス(アレックス=ウィラー)、サンドラ=ブロック(ケイト=フォースター)、クリストファー=プラマー(サイモン=ウィラー)、ディラン=ウォルシュ(モーガン)、ショーレ=アウダシュルー(アナ)。韓国映画『イルマーレ』(2000)のリメイク作品。

これはこれでイケます。
大好きな韓国映画のリメイクなので、期待はほとんどしていませんでした。特に予告を観た限りでは、SFチックなシーンを使っていたので馬鹿馬鹿しい作品に成り下がっているように感じていました。『スピード』以来12年ぶりに共演した2人はアクション映画では息が合っていたものの、キアヌ=リーブスはともかく、サンドラ=ブロックがロマンチックなラブストーリーに似合うかどうかとても疑問でした。
ところが全くの思い違いでした。オリジナルをオマージュしたうえで、2人のキャラクターにピッタリの人物像で設定されています。脚本が一級品で完成度の高い物語になっていました。オリジナルを観ているのでどうしても途中の仕込みがわかってしまって、後半のクライマックスではどうしても突っ込みたくなったものの、作品の質を下げることの無い納得性のある作品に仕上げていました。オリジナルのエッセンスを十分に取り込んでハリウッド映画に転換して見事に昇華させています。

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2007.11.27

SDオーディオ対応音楽ソフト「MOOCS PLAYER」のトンデモナイ不具合③完結編

10/2にケータイに電話があったのですが、電話に出られずにそのままになっていました。再度こちらからPanasonicのソフトウェア窓口サポートに電話しました。

履歴を見て回答するとのことで、不具合の原因は次の通りでした。

・楽曲のDBが壊れている。
・MOOCS PLAYERのバージョンアップとは関係ない。

「バージョンアップとは関係の無いところで、偶発的に楽曲のDBが壊れたようだ。すなわちMOOCS PLAYERが原因ではない。サポートツールをダウンロードしてパソコンの状態をレポートしてもらえれば、1ヶ月ほど時間はかかるが原因を究明することはできる。ダウンロードを希望するか?」

不具合が生じて被害を被っているのに修復について何のコメントも無く、ただMOOCS PLAYERに非が無いことを事務的に主張しています。楽曲のDBが壊れた要因を調べることができるからどうするかという態度です。こちらの要望はダウンロード楽曲35曲を元に戻したいだけで、楽曲DBの壊れた原因をさらに時間と労力をかけて調査したいと思うはずがないでしょう。思いやりのかけらもありません。サポートレベルとしては5段階で2ぐらいでしょう。

諦めます。これを教訓にバックアップできないダウンロード楽曲は購入しません。
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ところで、ニフティから本日次のタイトルのメールが届きました。

【重要告知】MOOCS:SD-Audio(AAC)形式の楽曲配信サービス終了のお知らせ

SD-Audio(AAC)形式の楽曲配信サービスは、2008年3月初旬で終了するそうです。

【関連記事】
2007/ 9/19 SDオーディオ対応音楽ソフト「MOOCS PLAYER」のトンデモナイ不具合
2007/ 9/20 SDオーディオ対応音楽ソフト「MOOCS PLAYER」のトンデモナイ不具合②サポート編

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2007.11.26

映画『模倣犯』(お薦め度★)

監督・脚本、森田芳光。原作、宮部みゆき。2002年日本。出演、中居正広(網川浩一・ピース)、津田寛治(栗橋浩美)、藤井隆(高井和明)、藤田陽子(高井由美子)、山崎努(有馬義男)、伊東美咲(古川鞠子)、木村佳乃(前畑滋子)、寺脇康文(前畑昭二)、田口淳之介(塚田真一)、平泉成(武上悦郎)、モロ師岡(篠崎刑事)、吉田朝(坂木刑事)、桂憲一(鳥居刑事)、佐藤二郎(白井刑事)、中村久美(古川真智子)、小木茂光(古川茂)、由紀さおり(栗橋寿美子)。

呆れるほどの駄作です。
よくもまあ、これほど観客をなめた作品が作れるものです。原作者に対しても失礼でしょう。中居正広が主演の犯罪映画ということで機会があれば観たいと心待ちにしていた作品でした。他のキャスティングも個性豊かな演技力のある俳優を集めていて期待が高かっただけに、完全に裏切られました。観なければよかった。映画会社(東宝)が最終的にストップできなかったのでしょうか、不思議でしかたありません。12/1から森田芳光監督のした『椿三十郎』が公開されます。5年前にこんな作品を作っていていながら、黒澤作品をリメイクできるまでに復活を遂げるとは大したお方です。

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2007.11.25

映画『NANA2』(お薦め度★★★)

監督・脚本、大谷健太郎。原作、矢沢あい。2006年日本。恋愛映画。出演、出演、中島美嘉(大崎ナナ)、市川由衣(小松奈々・ハチ)、玉山鉄二(一ノ瀬巧・タクミ)、成宮寛貴(寺島伸夫・ノブ)、 丸山智己(高木泰士・ヤス)、本郷奏多(岡崎真一・シン)、伊藤由奈(レイラ)、 水谷百輔(藤枝直樹・ナオキ)、姜暢雄(本城蓮・レン)。前作からのキャスティング変更は3名。宮崎あおい→市川由衣、松田龍平→姜暢雄、松山ケンイチ→本郷奏多。

俳優の交代があったものの前作の続きとして良くまとめています。
興行的には前作40億円から12億円と大幅に下回ってしまったようですが、作品の中味は完結編として充実していました。ただし、映像面では夜の新宿新都心を空撮したり、新宿アルタ前のゲリラライブで新境地に挑戦したようですが迫力が足りません。トラストの演奏に至ってはプロモーションビデオを劇中に観せるという意味不明さがありました。大谷健太郎監督の映像センスはいただけません。また、音楽がレベルダウンしたのも残念です。中島美嘉が歌った主題歌「一色(ひといろ)」と劇中歌「EYES FOR THE MOON」は"NANA starring MIKA NAKASHIMA"というよりもより歌手としての本人が歌っている曲に聞こえました。伊藤由奈の劇中歌「Truth」も印象に残りませんでした。

ところで、少女漫画において「こうあるべき」男子像は玉山鉄二が演じたタクミが見事に示しています。

一つ、かっこ良くて才能があること。
一つ、どんな状況でも沈着冷静で絶対に怒らないこと。
一つ、お金を持っていて、結婚すること。

なるほど、この浮世離れしたキャラクターが理想像なのですね。だから物語として新鮮に感じたのかもしれません。全く有り得ない人物でエンディングを迎えざるおえない女性版の青春映画は見事に恋愛映画に転換して完結しました。邦画において女性の青春映画が成り立ちにくいのはこの辺りに要因がありそうです。

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2007.11.24

映画『NANA』(お薦め度★★★)

監督、大谷健太郎。原作、矢沢あい 漫画『NANA』。2005年日本。青春映画。出演、中島美嘉(大崎ナナ)、宮崎あおい(小松奈々・ハチ)、平岡祐太(遠藤章司・美大生)、サエコ(川村幸子・美大生)、能世あんな(早乙女淳子・奈々の友人)、高山猛久(高倉京介・章司の友人)、成宮寛貴(寺島伸夫・ノブ)、 丸山智己(高木泰士・ヤス)、松山ケンイチ(岡崎真一・シン)、伊藤由奈(レイラ)、 水谷百輔(藤枝直樹・ナオキ)、玉山鉄二(一ノ瀬巧・タクミ)、松田龍平(本城蓮・レン)。

大ヒットして社会現象となっただけのことはある女性版の青春映画です。
女性同士の友情と恋愛はなかなか難しい設定とテーマですが、厭味がなく爽快に描かれています。女性の青春映画が成功したのは初めてではないでしょうか。原作漫画の人気が成功の大きな要因ですし、主題歌がナナ役の中島美嘉が"NANA starring MIKA NAKASHIMA"として歌う「GLAMOROUS SKY」とレイラ役の伊藤由奈が"REIRA starring YUNA ITO"として歌う「ENDLESS STORY」も楽曲のレベルが高く実際にヒットしたことも大きいと思います。残念ながらブラストとトラネスのコンサートではライブ感が弱く物足りなさがありますが、バンドメンバーが実際に演奏しているように撮影されているため楽曲の魅力もあり、それなりに観ることができました。少ししっくりこなかったのが、レン役の松田龍平が生身の男を感じさせなかった点ぐらいです。中島美嘉に女優としての素質があるのが意外でした。宮崎あおいは演技力はあると思いますが、それほど今後を期待させる役者とは思えません。
大谷健太郎監督といえば前作『約三十の嘘』の技量から、これほどの大ヒット作がつくれるとは全く思いませんでした。音楽のセンスが買われ、いきなりメジャー作品の担い手に躍り出た印象です。

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2007.11.23

散々だったシーパラダイス

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初めて横浜・八景島シーパラダイスに行きました。友人と入り口で待ち合わせてたのですが、時間に遅れてしまいます。横浜駅でJRから京浜急行に乗り換えて京急のホームに行ったときに、ケータイを電車に忘れたことに気づきました。今まで貴重品を忘れたことがなかったのでかなり動揺しました。すぐに京急側からJR側に連絡口から戻り、乗ってきた電車のホーム事務室に行きました。駅員の方は的確に乗っていた電車とどの場所に忘れたかの確認をしてくれ、JR東日本テレフォンセンターの電話番号が印刷されているメモを渡してくれました。30分後に遺失物があったかどうかがわかるので電話で確認して欲しいことと、届けられていればJR逗子駅に取りに行くことになる旨告げられました。仕方ありません、忘れた俺が悪いのです。この一連の出来事でシーパラダイスには予定時刻より10分遅れて到着しました。友人に相談すると早速auに連絡してくれて不正使用できないようにロックを掛けてくれました。とりあえず処置はできましたが、ここからが大変でした。JR東日本テレフォンセンターに繋がってもオペレータに繋がらず、あまりに待ち時間が長くて友人のケータイの電源が切れてしまいました。さらについていない事に公衆電話は近くに見当たらないのです。ケータイの増加によって公衆電話がシーパラダイスの園内にポツポツと数箇所点在する状況です。何て不便な世の中になったのでしょうか。トラブルに遭遇したときにリカバリーする手段が激減しているのです。焦る気持ちを抑えつつ、仕方が無いので昼食を済ませました。やっとのことで公衆電話を見つけてオペレータと話す事が出来、届けられていることを確認しました。すぐに子供を友人に預けてJR逗子駅に向かいました。ケータイは幸運にも問題無く回収することができました。駅付近のauショップでロックの解除をして、金沢八景駅に戻りました。しかし、もうシーパラダイスで遊ぶ気持ちは消し飛んでおり、夕方になったこともありシーパラダイスに戻るのは止めて友人と子供がシーパラダイスから戻ってくるのを待ちました。

結局、シーパラダイスの滞在時間は1時間半で昼食をとったのと電話をしただけでアトラクションは何も観ませんでした。園内が思っていたよりも狭いのと結構犬連れの人が多いのがわかったくらいです。横浜からのアクセスが良くないこともわかりました。

友人は気を利かせてくれて我が家のお土産を沢山買ってプレゼントしてくれました。迷惑を掛けたにもかかわらず、感謝感激雨霰です。ケータイも戻ってお土産ももらえたし、美味しい夕食は食べられたので結果オーライということで...。本当にトホホな1日でした。

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2007.11.22

映画『キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険<日本語吹替版>』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ミッシェル=オスロ。2005年フランス。アニメ映画。声の出演、小林由美子、唐沢潤、三木敏彦、中村彰男、金子由之、山像かおり。

キリクと魔女』の続編というよりもアナザーストーリーです。
前作の完成度が高かったので、パート2がつくられたのが意外でした。作品として2作目というよりもマーケット的な背景でつくられています。世界的にヒットしたならば仕方が無いのかもしれません。本来ならば映画では無く、TVアニメにして継続すべき作品です。フランスの映画やTVアニメ事情がわかりませんので何んとも言えません。フランスでは映画化するのが常道かもしれません。

キリクのキャラクターはやっぱり素晴らしいものがあります。小さくて賢くて機転が利く人物と言ったら、日本の「一休さん」でしょう。そういった問題を解決する面白さが満載でした。ただし、流石にパート3は企画しないほうがいいでしょう。たとえさらに続編が出来ても観ないと思います。

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2007.11.21

本日発売の「琥珀ヱビス」を飲みました!

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昨年の11月に限定醸造で発売されて、大好評を博したことで今年も再登場、コンセプトは「麦芽100%のいつものヱビスに、厳選のクリスタル麦芽を配合した、今しか飲めないワンランク上のヱビス。琥珀色の深みのある味わい「琥珀ヱビス」今だけの限定販売。」だそうです。

何んということでしょうか、サッポロビール好きなのにノーマークで全く知りませんでした。反省を込めて11/21の発売日に350ml缶(254円)を購入して早速飲みました。

パッケージは高級感があります。色はアンバー(琥珀色)ビールタイプで口当たりが上品で、確かに深い味わいです。なかなか美味しいです。一番美味しい「ヱビス<ザ・ホップ>」の次に位置付けようかと思います。

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2007.11.20

FIVBワールドカップバレーボール2007男子 第3戦 日本対オーストラリア

さいたまスーパーアリーナ。
0-3で日本がオーストラリア(ワールドランキング23位/アジア選手権1位)にストレート負け。1勝2敗。

第1セット 19-25
第2セット 21-25
第3セット 21-25

スタメン
荻野正二、清水邦広、松本慶彦
山村宏太、宇佐美大輔、石島雄介
リベロ・津曲勝利

植田辰哉監督

第1セットの終盤から、日本はオーストラリアの高いブロックを苦手とするあまりミスを連続してリズムを崩した。第2セットはいきなり6連続ポイントを取られて0-6になった。越川優の投入などで何とか巻き返して3点差まで詰め寄ったが、サウスポーエースのキャロルに決められてしまう。第3セットは16-13と日本がセカンドタイムアウトまでリードするが、キャロルを止めることができず追いつかれてしまった。
日本は総力戦で何とか立て直しをメンバーチェンジで行ったが、オーストラリアの高さに屈してしまった。清水邦広や越川優が勝負強いところをみせたが、一旦自らリズムを崩して修正することができなかった。2敗して後が無くなった。

負けた試合だったが、日本の素晴らしい動きが観られて見応えのある試合だった。

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2007.11.19

映画『ウィンター・ソング』(お薦め度★★)

監督、ピーター=チャン。2005年香港。恋愛ミュージカル映画。出演、金城武(リン=ジェントン)、ジョウ=シュン(スン=ナー)、ジャッキー=チュン(ニエ=ウェン)、チ=ジニ(天使)。

一体誰の映画なのでしょうか。
金城武が主役だとばかり思っていたのに、こんな終わり方では納得できません。物語をシンプルなラブストーリーにすればよかったものの欲張りすぎたのでしょう、三角関係を極めてしまいました。ピーター=チャン監督は自ら創り出した罠に入り込んでしまったようです。中盤まではドラマとミュージカルが見事に融合して高度な編集テクニックを披露していました。アジア映画にも新しい才能の登場を予感させていたのですが残念です。劇中劇がミュージカルという独創的な映画だったのに最後の詰めで失敗しています。どんでん返しにこだわり過ぎてヒロインの破滅的な生き方を誇張させます。途中まではアクセントがあってよかったのですが、閾値を超えるまで性格を突き詰めてしまって最後には同情すらできない滑稽なお寒いキャラクターとなってしまいました。三角関係の場合、ヒロインがこければ皆こけます。ジョウ=シュンは『小さな中国のお針子』に続いて本作でも魅力を感じませんでした。容姿が好みではないことはありますが、魅了されるような演技力があるようにも思えません。韓国ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」で興味を持ったチ=ジニの出演に注目したのですが、天使役であることを観客に理解させない登場の仕方で役割がよくわからないまま終わってしまいました。勿体無いことをしました。

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2007.11.18

映画『ソウ3』(お薦め度★)

監督、ダーレン=リン=バウズマン。2006年米。サスペンス・ホラー映画。R-15指定。出演、トビン=ベル(ジグソウ)、ショウニー=スミス(アマンダ)、アンガス=マクファーデン(ジェフ)、バハー=スーメク(リン=デンロン医師)、ディナ=メイヤー(ケリー)。『ソウ4』が全米で10/26から公開され首位デビューを飾った。日本では11/17から公開開始。

グロい内容にもうついていけません。
ソウ』の大成功で毎年ハロウィンにあわせてシリーズが公開されています。WOWOWが1年遅れで前作を放映してくれています。昨年の前作『ソウ2』までは楽しめました。このシリーズは同じ監督が撮っていますが、3作目で失速しました。複数のエピソードを詰め込み過ぎて複雑になり、それぞれのエピソードを理解出来ません。しかもホラーシーリズにありがちなスプラッターが強調されるようになってしまい惨たらしいシーンの連続で目を背けたくなりました。本作ではシリーズの特長であるトラップの要素が減退して、サスペンスで引っ張っています。普通のありがちなサスペンス・ホラー映画にレベルダウンした印象です。『ソウ4』ではジグソウは登場しないことが予告されており、『ソウ3』で「ソウ」シリーズは打ち止めとします。

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2007.11.17

おめでとうございます

おめでとうございます
結婚式に出席しました。こんなにも感動した披露宴は初めてです。

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2007.11.16

朝日新聞にみる雑誌化の進行

昨日と一昨日の出張の行き帰りの飛行機の中で朝日新聞を読んだ。11/14、15の朝刊になる。昨年購読を止めてから1年が経った。

紙面が刷新されている。一面の右側に横組みで全ページの写真と紹介文が掲載されて、その日の記事を鳥瞰することができる。非常に便利だ。新聞をめくらなくても書かれている内容がわかる。中央左にスポーツ記事が写真入りで掲載されている。11/14は稲尾和久の訃報、11/15はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で浦和レッズの優勝を掲載している。パッと見て右側の見出し一覧と中央左のスポーツ記事しか印象に残らない。数日前に注目された民主党の小沢代表の「辞任劇」の検証記事など皆無だ。何んということだろう。

中を見てみるが相変わらず広告ばかりで、いろいろな形で記事を侵食している。まとまった記事の一群は写真や図と余白スペースが十分にとられて見やすくレイアウトされている。しかし、肝心の記事本文は少ない。以前よりも更に文章が減っている。両日ともにスポーツ欄を中心に読んだだけで僅か十分足らずで読み終えてしまった。軽過ぎる。

更に読むべき記事が無くなっている印象だ。ジャーナリズムを期待する記事は無かった。新聞というよりも最新のニュースを寄せ集めた情報誌となっている。レイアウトも見せるつくりをより進化させて雑誌のようになっている。これではもう新聞とは言えない。ニュース情報誌、スポーツ情報誌なのか?

映画はCGなどの技術の進歩で表現力が格段と豊かになった。従来では考えられない映像を観ることができるようになった。しかし、映像の進化だけで良い作品として評価されるわけではなかろう。いつの世も評価されるのは内容や中味だ。新聞はどうか。カラー技術や編集の電子化で表現が豊かになり速報性が増した。しかし、編集技術が向上したからといってジャーナリズムとしての内容が伴わなければ評価はされない。人々に影響力を与えることはできない。現状の紙面を見る限り、ジャーナリズムの新聞は終わったと言わざるおえない。インターネットに引導を渡されるのは時間の問題となった。このままでは数年後には一般新聞社は傾くのは必然だ。

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2007.11.15

熊本空港のANA新搭乗スタイルは12月から

熊本空港のANA新搭乗スタイルは12月から
帰りの熊本空港では、従来通り自動チェックイン機で航空券が発行されました。
ANA国内線の保安検査場と搭乗口でICや2次元バーコードをタッチして搭乗する方式は12月にかけて国内すべての空港に導入されるそうです。

もう一つ情報です。
ANAマイレージクラブが2008/4/1からリニューアルするそうです。ANAカウンターに16ページの立派な小冊子が用意されています。
いろいろアップグレードするようです。特に注目は、マイル有効期間がマイル利用月から36ヶ月後の月末まで延長されることです。

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2007.11.14

11月からANAの搭乗方法変更(熊本出張6回目)

11月からANAの搭乗方法変更(熊本出張6回目)
今年6回目の熊本です。羽田空港でANAの搭乗方法が変更されていました。Skipになっています。

ANAから送られた事前のメールは次の通り。
==搭乗方法のご案内==============
座席番号横に♪が付いている場合は、空港に着いたら保安検査場に直接お越しください。

これまでは一旦航空券を受け取って保安検査場に行っています。今回も航空券を受け取るために保安検査場に行く前に発券機で手続きをしたところ、航空券でなく「航空券ご利用案内書」が発行されました。単に予約を確認できるものです。
搭乗には全てAMCカードをタッチする手続きが必要です。とうとう紙としての航空券が無くなりました。
ただし、保安検査場と搭乗口ではタッチ後にそれぞれ「搭乗口案内」と「搭乗券」のレシートが発行されます。情報を確認するために最低限の紙は残りました。

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2007.11.13

ボーナスマイルで5000マイルも積算された!

昨日、国内線ボーナスマイルキャンペーン(※)が適用されて5000マイルが積算されました。ボーナスマイルは初めてです。早速交換してAMCカードにチャージしました。今回で2回目になります。1回目までに3年かかり、2回目は1年で達成です。やはりマイルを貯めるには「空」の利用がかかせません。今年は野球観戦で1000マイル(球場へ7回通った)でした。
今後も「空」と「野球観戦」でマイルを貯めよう!!

※:キャンペーン内容(既に終了)
○キャンペーン期間:2007年7月1日~2007年10月31日(ご搭乗分)まで
○参加登録期間 : 2007年6月29日16:00~2007年10月31日23:59:59(日本時間)まで
キャンペーン内容期間中、キャンペーン参加登録のうえ、ANA国内線にご搭乗いただき、ANAマイレージクラブにマイル積算をしていただくと、通常のフライトマイルに加えて、搭乗回数に応じて1,000マイル(2回のご搭乗)から最大5,000マイル(6回以上のご搭乗)のボーナスマイルを積算いたします。

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2007.11.12

映画『武士の一分(いちぶん)』(お薦め度★★)

監督、山田洋次。原作、藤沢周平「盲目剣谺返し(こだまがえし)」(『隠し剣秋風抄』所収)。2006年日本。時代劇。出演、木村拓哉(三村新之丞)、壇れい(三村加世)、笹野高史(徳平)、小林稔侍(樋口作之助)、緒方拳(木部孫八郎)、桃井かおり(波多野以寧)、坂東三津五郎(島田藤弥)。

こんな小品が大ヒットした映画なのでしょうか。シンプル過ぎて全く捻りがありません。
藤沢周平原作・山田時代劇三部作『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』の最後を飾るにはあまりに軽い印象です。評価できなかった『隠し剣 鬼の爪』よりも伝わるものがありませんでした。山田洋次監督と木村拓哉とのコラボレーションが興行的に成功したのでしょうが、脚本は特別なものではなく、映像が語る作品でもなく、時代劇で楽しみな殺陣も特別なものがなく、すべてが小粒です。
キャスティングはどうでしょうか。三村の叔母役の桃井かおりが良い味を出していたくらいで、演技力で凄みを感じさる登場人物は皆無でした。木村拓哉は人気者とはいえ、映画スターに必須の華を感じられません。それは今年公開の『HERO』でも証明されています。彼がTVタレントらしいと思えたのは、目が見えなくなった表情のアップにおいて、ディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキャプテン・ジャック=スパロウのパロディをフジテレビのバラエティ番組「SMAP×SMAP」で演じていた顔とそっくりで、思わず笑えてしまったことです。
この作品で一躍有名になってサントリー発泡酒CM「金麦」に抜擢されるヒロインの壇れいは絶賛されるほどの演技ではありません。可も無く不可も無い無難といったところです。この作品で一番重要な不貞に苦悩するシーンは平板でした。

松竹としては桁違いのヒットを記録したようです。興行収入40億円であの感動作『ALWAYS 三丁目の夕日』の35億円を超えていたとは不思議でしかたありません。何故大ヒットしたのか理解できません。全てにおいて期待外れでした。

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2007.11.11

韓国ドラマ「ある素敵な日 One Fine Day」[全16話](お薦め度★★)

恋愛ドラマ。韓国MBC(2006年5~7月放送)。
出演、コン=ユ(ソ=ゴン・兄)、ソン=ユリ(ソ=ハヌル/パク=ヘウォン・妹)、イ=ヨニ(ク=ヒョジュ)、ナムグン=ミン(カン=ドンハ・水族館チーフ)、カン=ソンジン(ソンチャン・ヒョジュの兄)、イ=ギョル(ギョンテク・ソンチャンとヒョジュの父)、チョン=ドンファン(チングォン・テソングループ会長/ヘウォンの義父)、ソヌ=ウンスク(スヒョン・ヘウォンの義母)、ユ=ハジュン(テウォン・チョングォンの息子)。WOWOWの番組サイト「ある素敵な日」。

キャスティングだけが魅力のドラマです。
脚本はどうしようもありません。取ってつけたような設定で有り得ない解釈ばかりです。ラストの画期的なシーンでは笑ってしまいました。いくらコメディタッチのドラマであってもいただけません。テーマは2つあって"不治の病"と"出生の秘密"で、ドラマにおいてどちらが優先されるかといえば当然"不治の病"なのですが、そこは韓流、"出生の秘密"に軍配があがります。命を助けるために手段を選ばずというのは普遍的にもかかわらず、それ自体が非難されるという展開で、もうほとんどトンチンカンでついていけません。馬鹿馬鹿し過ぎる。なにしろ序盤のエピソードが近親相姦や強姦未遂といった手に負えない代物で、到底人間関係をシャットアウトしなければならないのに、なんだかんだと大した理由も無く接触が続くのにはウンザリさせられました。特に会長の息子のキャラクターは壊れっぱなしでした。また、大胆というか強引な編集で話の展開が一足飛びに行くことが多く、視聴者を置き去りにすることがしばしばありました。以前に主張していたことが180度変わってしまうことも頻繁でした。ただし、物語の深さはないので置いてけぼりにはなりませんでした。

これだけ出鱈目ならば観なければいいはずです。実は4話目で止めようと思いました。しかし、WOWOWで放送された韓国ドラマ「私の名前はキム・サムスン」「キツネちゃん、何してるの?」の2作品を連続して断念したので、何とか我慢したところ脚本の悪さよりもキレイな登場人物たちを観賞するほうが上回って最終回まで辿り着きました。コン=ユ、ソン=ユリ、ナムグン=ミン、イ=ヨニの俳優たちの共演です。一人ひとりがキレイで個性的で存在感がありました。

コン=ユはモデル出身でスタイルが良くてカン=ドンウォンに似ています。後半は逆切れと泣くシーンが多く、演技力が発揮できる役柄ではありませんでした。2007年の邦画『龍が如く』で日本映画デビューをはかっているそうです。

ヒロインのソン=ユリは明るいキャラクターでドロドロした話の割には彼女の健康的な美しさに救われました。1981年生まれですが、若く見えます。

ナムグン=ミンですが、ユーモアのセンスを持った二枚目で修羅場でも雰囲気を和ませる存在感がありました。このドラマで一押しの登場人物でした。彼が出演する作品はまた観たいです。

そして、準ヒロインのイ=ヨニです。日本のマクドナルドのCMにも登場したというモデル出身の美人女優です。透明感のある憎めないかわいさが光りました。1988年生まれですが、大人びています。ソン=ユリのほうが年下だと思っていました。

彼らの容姿で1つだけ気になったのが、毎回のオープニングで映されるソン=ユリのふくらはぎのシミです。波打ち際を裸足で波と戯れるカットの足は映すべきでなく、映すならば映像に修正が必要でした。ドラマの内容が乏しかったばかりに変なところが気になってしまいました。

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2007.11.10

映画『小さな中国のお針子』(お薦め度★★)

監督・原作・脚本、ダイ=シージエ。2002年フランス。史実映画。出演、ジョウ=シュン(お針子)、リィウ=イェ(マー)、チェン=クン(ルオ)、ツォン=チーチュン(仕立屋)。ダイ=ジージエ自らフランス語で書いた世界的ベストセラー小説『バルザックと小さな中国のお針子』を映画化。

ピンと来ません。
1971年、文化大革命の最中の中国が舞台で、下放政策によって僻地で再教育を受けた学生2人が、文盲の少女と出会って彼女が新しい人生に目覚めるという物語です。文化大革命を扱った映画といえば、チェン=カイコー『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』(1993)とチャン=イーモウの『活きる』(1994)が有名です。この2作品と比べて本作は説得力がありません。終盤は現代に一気に場面が移ってしまって、激動の時代を生き抜いたという痛みが全く伝わってきません。中国人監督でないという弱点が出てしまったように感じます。さらに新しい人生に目覚めたお針子の消息が描かれていないので消化不良になりました。ちなみに中国では上映されていないようです。
ヒロインとなった現代中国新4大女優のジェウ=シュンは初めてですが、作品と同様に女優として伝わってくるものがありませんでした。

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2007.11.09

映画『カクレンボ』(お薦め度★★★)

監督・原案・脚本、森田修平。2005年日本。ホラーアニメ映画。声の出演、竹内順子(ヒコラ)、植木誠(ヤイマオ)、鈴木真仁(女の子)、内藤玲(ノシガ)、石橋美佳(タチジ)、小林晃子(スク)。

独特の世界に圧倒されました。
クオリティの非常に高い映像で、背景デザインは『イノセンス』を彷彿させます。そしてキャラクターデザインはハイレベルな出来です。日本古来のお面をかぶった奇妙な登場人物は一度観ると忘れることができません。彼らを襲う怪物の重量感と存在感は度肝を抜かされました。そして、ラストは残酷な御伽噺そのものであり衝撃を受けました。上映時間24分のショートムビーで、一見の価値はあります。

森田修平監督はカップヌードルCM「FREEDOM」のシリーズ監督を務めています。『FREEDOM 1』(OVA・2006)発売で顔写真が掲載されているインタビュー記事を見つけました。また、「FREEDOM」シリーズの最新から過去の作品が確認できるのが“FREEDOM-PROJECT”公式サイトです。クールなサイトでこれも必見です。

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2007.11.08

映画『インサイド・マン』(お薦め度★★★)

監督、スパイク=リー。2006年米。犯罪サスペンス映画。出演、デンゼル=ワシントン(キース=フレイジャー)、クライヴ=オーウェン(ダルトン=ラッセル)、ジョディ=フォスター(マデリーン=ホワイト)、クリストファー=プラマー(アーサー=ケイス)、ウィレム=デフォー(ジョン=ダリウス)、キウェテル=イジョフォー(ビル=ミッチェル)。

意外と面白かったです。
スパイク=リー監督作は初めてです。かなり昔『マルコムX』を少し観て止めたことがあります。有名な監督なので観ておかなければと思っていたのですが、どことなく小難しく癖がありそうな予感がして断念しました。

今回はキャスティングに魅力を感じて、誰が監督かは意識せずに観ました。レビューを書く段になって、彼の作品であることがわかりました。本作で驚いたのは、スパイク=リーは娯楽作品が作れる監督だったということです。このジャンルでも通用します。普通の銀行強盗とは全く趣が違う内容でサスペンスの面白さにどんどんはまって行きました。とにかくアイデアが優れています。こうゆう方法があったのだと痛く感心させられました。

しかし、惜しい。最も重要な謎解きがラストで明かされるのですが、よくわからない内容でしかも説得力に乏しいように感じられました。一番大切な盗まれるものの正体が納得性の高いものであれば一級の作品になったことでしょう。少々残念に思います。

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2007.11.07

FIVBワールドカップバレーボール2007女子 第5戦 日本対イタリア

大会第5日。なみはやドーム。
0-3で日本がイタリア(ワールドランキング4位)にストレート負け。3勝2敗。

第1セット 18-25
第2セット 19-25
第3セット 14-25

スタメン
木村沙織、荒木絵里香、栗原恵
高橋みゆき、杉山祥子、竹下佳江
リベロ・佐野優子

第1セットはイタリアが出だしが悪く、互角の攻防が続くが点差が徐々に離されていった。第2セットはイタリアのブロックに止められてポイントを離されて行く。10-17の点差になってから、高橋の冴えたサーブで一気に連続8点を取って18-17と逆転をする。しかし、イタリアはアゲロの活躍で流れを止めて再逆転して2セット連取。第3セットは荒木を庄司夕起に交代して思い切った布陣で劣勢を打破しようとしたが、アゲロ、デルコーレの攻守でイタリアの完全なペースとなり、粘る日本を振り切った。

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2007.11.06

映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(お薦め度★★★★)

監督・脚本・VFX、山崎貴。2007年日本。ファミリードラマ映画。出演:吉岡秀隆(茶川竜之介)、須賀健太(古行淳之介)、小雪(石崎ヒロミ)、小日向文世(淳之介の実父)、小木茂光(佐竹幸弘・秘書)、堤真一(鈴木則文)、小清水一揮(鈴木一平)、薬師丸ひろ子(鈴木トモエ)、堀北真希(星野六子)、小池彩夢(鈴木美加・一平のはとこ)、平田満(鈴木大作・美加の父)、もたいまさこ(大田キン)、三浦友和(宅間史郎)、手塚理美(梅子・踊り子)、貫地谷しほり(メリー・踊り子)、藤本静(チエミ・踊り子)、マギー(丸山・精肉店)、温水洋一(吉田・自転車屋)、飯田基祐(中島巡査)、ピエール瀧(アイスキャンデー売り)、吹石一恵(山村先生)、浅利陽介(中山武雄・六子の幼馴染み)、渡辺いっけい(大橋)、上川隆也(山本信夫・トモエの元恋人)、浅野和之(松下忠信・詐欺師)、福士誠治(牛島)、神田浩(郵便配達)、高橋征也(北島三郎・一平の友達)、持丸加賀(三浦雄一郎・一平の友達)。

映画の世界にどっぷりと包み込まれました。
待望の続編です。上映開始直後に温かく懐かしい映像に浸ってしまいました。非常に心地良い時間で高い満足感を味わいました。そして泣かされました。
前作の4ヵ月後の昭和34年春、すでに東京タワーが完成しています。前作のエピソードを全て受けて物語が進みます。本作はいろいろな出来事を小刻みに短いシーンでつなぎ合わせており、前作のようなテンポの良い展開はみられません。しかし、全ての登場人物を丁寧に描いて完結させるためには仕方が無かったと思います。もっともっと続きが観たいとのですが、本作の続編は無さそうです。若干もたつきがあるものの2時間半近い上映時間は少しも長いとは感じませんでした。魅力溢れる登場人物の中でも薬師丸ひろ子のお母さん役が板についており、本当に良い演技をしていました。続編ということで苦労が多かったと思いますが、こんなに素敵な作品を提供してくれた山崎貴監督に感謝します。
[品川プリンスシネマ]

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2007.11.05

映画『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』(お薦め度★★★★)

監督、金子文紀。脚本、宮藤官九郎。2006年日本。青春コメディ映画。出演、岡田准一(田渕公平・ぶっさん)、櫻井翔(中込フトシ・バンビ)、塚本高史(アニ)、佐藤隆太(マスター)、岡田義徳(うっちー)、酒井若菜(モー子)、阿部サダヲ(猫田)、山口智充(山口)、ユンソナ(ユッケ)、栗山千明(杉本文子・自衛隊教官)、MCU(MMO)、古田新太(オジー)、橋本じゅん(ZC)、平岩紙(ミー子)、嶋大輔(勲章・コーヒー店長)、三宅弘城(竹田巡査長)、佐光凛星(平助)、柴山香織(ちはる)、あじゃ(ひとみ)、細野佑美子(五十嵐イチ子)、須之内美帆子(セツ子)、高田純次(神取市長)、レッド吉田(杉村職員)、渡辺いっけい(うっちーの父)、船越英一郎(モー子の父)、森下愛子(ローズ)、小日向文世(田渕公助)、薬師丸ひろ子(美礼先生)。

こんなに面白いとはたまげました。
前作『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』が良かったので、映画館で観ようと考えていましたが、タイミングが合わずWOWOWの放映まで待ちました。待った甲斐がありました。元々TVドラマを1話も観ておらず、映画だけの評価ですが、完結編は素晴らしいの一言です。ラストに相応しい作品になっています。初めて「木更津キャッツアイ」に触れる方でも本作だけ観ても楽しめるのではないでしょうか。脚本と編集が絶品です。使われた『フィールド・オブ・ドリームス』のパロディも最高でした。そしてこんな感動作にゾンビを登場させるなんて普通じゃありません。よくここまでナンセンスを極めることができるのか、宮藤官九郎の才能は驚くべきものがあります。全編笑わせられて、最後に泣かされます。こんなに切ない青春映画だとは予想できませんでした。近年の邦画コメディ作品としては一番の出来だと思いました。金子文紀と宮藤官九郎の組合せは今後も注目です。いつかオリジナルのTVドラマを観たいと思います。

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2007.11.04

FIVBワールドカップバレーボール2007女子 第3戦 日本対セルビア

大会第3日。東京体育館。
1-3で日本がセルビア(ワールドランキング9位)負けた。3連勝成らず。2勝1敗。勝っておきたい試合だっただけに痛い敗戦。

昨年、世界ランキング30位だったセルビア・モンテネグロが世界選手権初出場で3位になって、衝撃を与えた。セルビア、イタリア、ブラジルは開幕3連勝で第1ラウンドが終了。11/6から大阪府門真市なみはやドームに会場を移して、タイ、イタリアと戦う。

第1セット 20-25
第2セット 20-25
第3セット 25-18
第4セット 24-26

スタメン
木村沙織、荒木絵里香、栗原恵
高橋みゆき、杉山祥子、竹下佳江
リベロ・佐野優子

第1、2セットはセルビアの高さに歯が立たなかった。エースのニコリッチと19歳のブラコチェビッチがここぞという時にポイントを決めた。後が無くなった第3セットでは、日本は好守備から切り返せるようになってリズムをつかみ、得点をリードする。20-17となったところで高橋みゆきを大山加奈に変えて一気に栗原恵のサーブで奪取した。第4セットも日本の流れになっていて、22-15とするものの日本のミスもあり、セルビアに逆転されてしまった。最後はニコリッチとブラコチェビッチに連打された。悪い流れを断ち切る大砲がいないのが日本の弱点かもしれない。

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2007.11.03

FIVBワールドカップバレーボール2007女子 第2戦 日本対韓国

大会第2日。東京体育館
3-1で韓国(ワールドランキング11位)を下して日本(ワールドランキング7位)の勝利。ドミニカ戦に続いて2連勝。

今回のW杯で3位以内に入れば2008年北京五輪出場権獲得。4位以下は来年5月のアジア兼世界最終予選にまわることになる。

第1セット 25-23
第2セット 19-25
第3セット 25-22
第4セット 25-16

スタメン
木村沙織、荒木絵里香、栗原恵
高橋みゆき、杉山祥子、竹下佳江
リベロ・佐野優子

柳本晶一監督

19歳の韓国のエース、キム=ヨンギョンの高さとスピードのあるスパイクに苦しめられる。彼女が打つと日本は止められない。決定力は抜群だった。第1セットを先取したので第2セットを取り返されても余裕があったが、リードしても必ず追い上げられる展開で安心して観ていられなかった。高橋がマークされて序盤は厳しかったが、第3セット以降は活躍した。エース栗原がここぞという場面で決めてくれた。

0712全日本女子バレーはあまり馴染みがないので、11/1発売の「Number PLUS 全日本女子バレー完全読本」(980円)を購入。リベロ・佐野優子選手の記事が面白かった。予習をしたが栗原と木村の区別がつかないことがある。

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2007.11.02

映画『ほしのこえ』(お薦め度★★★)

監督、製作、原案、脚本、新海誠。SFアニメ映画。英題『THE VOICES OF A DISTANT STAR』。声の出演、武藤寿美(長峰美加子)、鈴木千尋(ノボル)。新海誠ひとりがMac1台で作成したフルデジタルアニメーション。

思った以上に良い出来でした。素晴らしい才能だと思います。
前々から新海誠のうわさは聞いていたのですが、やっと観賞することができました。本作全てをひとりで作ったのですから驚きです。若干惜しいと感じるのはキャラクターデザインのレベルが低いことです。表情が乏しく印象に残りませんでした。
物語の設定は非常に狭いのですが、互いの距離が宇宙サイズで離れて行き、やがて十分に交信できなってしまっても、それでも若い男女が想いをつなげようとする切なさともどかしさが宇宙の壮大さとともに描かれ、人間の孤独感と圧倒的なスケール感を同時に味合わせてくれます。

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2007.11.01

あまりにもつまらない結末、2007年日本シリーズ

日ハムが中日に1勝4敗で負けました。クライマックスシリーズであれほど千葉ロッテを苦しめて勝利したにもかかわらず、日本シリーズはあっさりと敗れ去りました。がっかりです。パ・リーグの実力を世の中に示して欲しかったに残念です。逆に解釈すればそれだけ中日が緻密に戦術を練ってきたのでしょう。

クライマックスシリーズで千葉ロッテが敗退したときに書いたように、野球観戦は今シーズン終わりにしましたが、今日たまたま呑みに行ったお店がスポーツバーで大画面で日本シリーズ第5戦を放映していたので観入りました。

ダルビッシュが好投しているものの既に2回裏に1点を取られていました。日ハムの攻撃といえば山井大介投手に完璧に抑えられていました。これで日ハムの勝ちは無いと中盤で感じていました。このまま負けることになるだろう、そして山井投手が完全試合を成し遂げるだろうと思っていた矢先、落合監督は9回表に岩瀬仁紀投手に切替えました。勝つためのセオリーかもしれません。53年ぶりの日本一がかかっているのですから当然の継投かもしれません。

しかし、勝ち方があるはずです。俺ならば山井投手を続投させます。勝ち方の美学にこだわりたい。プロなのですから感動を与えるべきでしょう。何故ビジネスライクな勝利を観せられなければならないのでしょうか。中日ファンの皆さんには申し訳ないのですが、これが率直な気持ちです。したがって、落合監督のインタビューの面白くないっといったらありませんでした。勝ちにこだわるのはわかります。勝たなければならない。しかし、面白くもなんともない結果はどうなのでしょうか。クライマックスシリーズを含め全球団が否定されたようにも感じてしまいました。それとスタンドにいた落合夫人は余計でした。

それに比べてMVPを獲得した中村紀洋三塁手のインタビューは感動しました。彼がどんな人物であれ、今シーズンのオリックスを解雇されてのどん底からのスタートで有終の美を飾ったのは真に評価すべきでしょう。スタンド応援した奥さんを初めて観ましたが、かわいい方でした。彼の男泣きに涙しました。

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