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2008.02.10

映画『父親たちの星条旗』(お薦め度★★)

監督、クリント=イーストウッド。脚本、ウィリアム=ブロイレス=JR.、ポール=ハギス。原作、ジェームス=ブラッドリー『硫黄島の星条旗』『父親たちの星条旗』。2006年米。戦争映画。出演、ライアン=フィリップ(ジョン="ドク"=ブラッドリー・海軍衛生下士官)、ジェシー=ブラッドフォード(レイニ=ギャグノン・海兵隊)、アダム=ビーチ(アイラ=ヘイズ・海兵隊)、バリー=ペッパー(マイク=ストランク・海兵隊軍曹)、ジェイミー=ベル(ラルフ="イギー"=イグナトウスキー・海兵隊)、ポール=ウォーカー(ハンク=ハンセン・海兵隊)、ジョン=スラッテリー(バド=ガーバー・財務省のPR担当官)、ジョン=ベンジャミン=ヒッキー(キース=ビーチ・海軍のPR担当官)。硫黄島での壮絶な戦いを、アメリカ側と日本側それぞれの視点から描く二部作の第1弾。

米国の戦争は金ということを改めて考えさせられる映画です。
日本における硫黄島の決戦は玉砕という死を避けられない攻防であったのに、米国では擂鉢山の頂上に翻る星条旗を用いて戦意高揚のために戦時国債キャンペーンで戦費調達を行うというあまりにもギャップを感じさせる両国の戦いだったと思い知らされます。硫黄島を制圧したことで日本本土を攻撃する拠点を確保することになるのですが、米軍にとって手を焼いた戦いにもかかわらず、そこで活躍した米兵士であってもその後の半生は報われないあまりに寂しい結果で空しさしか感じさせません。結局、クリント=イーストウッド監督は、米国において戦争のための戦争を行う国家的システムに兵士は組み込まれているだけという現実を突きつけたのではないでしょうか。いわばある種の反戦映画と呼べなくもありません。

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» 「父親たちの星条旗」 [ひきばっちの映画でどうだ!!]
                       「父親たちの星条旗」 イーストウッドの「硫黄島二部作」の一つである。 「硫黄島からの手紙」が日本側から捉えているのに対し、本作はアメリカ側から、硫黄島での戦い、国旗掲揚、その後の兵士たちの運命を描いている。 かつて硫黄島の戦いで衛生兵だったジョン・ドク・ブラッドリーが、年老いて死の床についている・・。 彼は生涯、「硫黄島」について一言も話さなかった。家族にもである。 硫黄島で何があったのか・・何故父は誰にも一言も話さなかったのか・・。 息子のジェ... [続きを読む]

受信: 2009.05.18 12:32

» 父親たちの星条旗 ▲82 [レザボアCATs]
'06年、アメリカ原題:Flags of Our Fathers監督:クリント・イーストウッド脚本:ウィリアム・ブロイレス・Jr、ポール・ハギス製作:スティーブン・スピルバーグ、ロバート・ローレンツ、クリント・イーストウッド原作:ジェームズ・ブラッドリー、ロン・パワーズ『硫黄島の...... [続きを読む]

受信: 2009.06.05 00:45

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