映画『ファイナル・カット』(お薦め度★★)
監督・脚本、オマー=ナイーム。2004年カナダ・ドイツ。SF映画。出演、ロビン=ウィリアムズ (アラン=ハックマン)、ミラ=ソルヴィノ(ディライラ)、ジム=カヴィーゼル(フレッチャー)、ミミ=カジク(テルマ)、ステファニー=ロマノフ(ジェニファー)、トム=ビショップス(ハッサン)、ブレンダン=フレッチャー(マイケル)、ヴィンセント=ゲイル(サイモン)、ジュヌヴィエーヴ=ビークナー(イザベル)。
重苦しいだけの映画です。
人が一生の間に見る映像が脳に埋め込まれたチップに記録されている近未来を描くSFミステリーです。アイデアは面白いのですが、果たしてそれがどれだけのメリットがあるのか全く伝わってきません。そのため故人が生前に見ていた映像を編集して追悼上映会で観賞することが価値あるものとして理解できないので観客としては途中で終わっていました。子供の頃の過ちを引きずりそれがサスペンスのごとく展開しますが、謎解きが本題に絡んでいないため肩透かしをくらったようにしか感じません。ハリウッド映画と違って、ただ暗く厭世的な出口の無い未来が語られており観終わった後は気が滅入ってしまいました。
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