映画『とかげの可愛い嘘』(お薦め度★)
監督、カン=ジウン。脚本、ファン=イノ、ペク=サンヨル。英題『LOVE PHOBIA』。2006年韓国。恋愛映画。出演、チョ=スンウ(ジョガン)、カン=ヘジョン(アリ)、カン=シニル(ジョガンの父)、チョン=ソンファ(ジュンチョル)、イ=ジェヨン(僧侶)、パク=コンテ(ジョガン・子供時代)、ビョン=ジョヨン(アリ・子供時代)。
こんなタイトルでは観る気になりません。邦題から終わっていました。
箸にも棒にも掛からない作品です。韓国映画としてのエッセンスは「幼馴染み」「初恋」「不治の病」で定石を外していません。主演のチョ=スンウとカン=ヘジョンも若手俳優として人気と実力で申し分ないでしょう。チョ=スンウといえば『ラブストーリー』を観たときから素朴で人懐っこさを感じさせる人柄がずっとお気に入りです。久しぶりの出演作なので期待していました。しかしながら人物設定は失敗しており、カップルが成立していません。そのため恋愛物語としては前提が崩れていました。どこかでリカバリーがあると期待したのですが、さらに追い討ちを掛けるように演出も抑揚の無い一本調子でどうしようもありませんでした。せめて最期に逆転打となるアイデアに期待したのですが、結局「ミステリーサークル」も不発でした。
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