映画『ドリームガールズ』(お薦め度★★★)
監督・脚本、ビル=コンドン。2006年米。ミュージカル映画。出演、ジェイミー=フォックス(カーティス=テイラーJr.)、ビヨンセ=ノウルズ(ディーナ=ジョーンズ)、ジェニファー=ハドソン(エフィー=ホワイト)、アニカ=ノニ=ローズ(ローレル=ロビンソン)、エディ=マーフィ(ジェームス=“サンダー”=アーリー)、ダニー=グローヴァー(マーティー=マディソン)、キース=ロビンソン(C.=C.=ホワイト)。
実話としてはリアリティが足りないし、ミュージカルにしてはエンターテインメント性が弱い作品です。
予告編から期待していたのですが、盛り上がりが弱く少し拍子抜けしました。女性ボーカル・グループのサクセスストーリーとしては波乱万丈ではあるものの、物語に深さを感じることができません。映画で使われている楽曲も虜にされるほどのパワーが無く、音楽シーンに物足りなさが残りました。ただし、ハリウッド映画らしく豪華スターが共演して上質な華やかさがあります。
2006年アカデミー賞授賞式でエディ=マーフィが助演男優賞を逃して途中で帰ってしまったという話がありましたが、特別な演技で人物描写が優れているわけではないので受賞を逃しても仕方ないところでしょう。本人が歌っていたのかはわかりませんが、本当であればかなり歌が上手い俳優です。おしゃべりだけと思っていたので意外でした。
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