ドラマ「めぞん一刻」(お薦め度★★★)
監督、赤羽博。脚本、岡田惠和。原作、高橋留美子(小学館ビッグコミックスピリッツ)。エンディングテーマ、松任谷由実「守ってあげたい」(東芝EMI)、制作、テレビ朝日/東北新社クリエイツ。人気コミック実写版ドラマ。2008年テレビ朝日。2008/7/26放送。出演、伊藤美咲(音無響子)、中林大樹(五代裕作)、岸部一徳(四谷さん)、岸本加世子(一の瀬花枝)、高橋由美子(六本木朱美)、橋爪遼(坂本・裕作の友人)、前田愛(黒木小夜子・五代の所属する人形劇部の部員)、柳沢慎吾(茶々丸のマスター)、宇崎竜童(裕作の父)、浅野温子(裕作の母)、菅井きん(五代ゆかり・裕作の祖母)、沢村一樹(三鷹瞬)、南明奈(七尾こずえ)。
そこそこ楽しめました。
昨年5/12放映された前作の内容はほとんど忘れましたが、キャストや舞台設定がほとんど変わらないので同じような感覚で観ることができました。前作が好評だったので企画されたようです。そのためか前作と本作ははっきりと前編・後編のような位置付けにはなっていないようです。脚本家は同じですが、監督が違っているため、前作のシーンが本作に挿入されることはほとんどありませんでした。電車などの交通広告による番宣も前作を意識させるような文言はなかったようです。
物語としては2人のもどかしい駆け引きばかりで、エピソードがあまり無いため、全体を通じてテンポが悪く間延びした印象です。2時間ドラマとするならば、もう少しいろいろな要素を組み込んで高橋留美子作品らしいドタバタをより強調して欲しいところでした。
前作同様にキャステングはほとんど変更が無く、七尾こずえ役が榮倉奈々から南明奈に変更されていただけです。やはり五代裕作役の中林大樹は役に合った良い味を出していました。間違いなくはまり役です。この作品以外で彼の出演作を知りませんので他で活躍しているのか知りません。伊藤美咲の音無響子も安心して観ることができました。岸部一徳、岸本加世子、高橋由美子のマンガチックなキャラクターが好きなのですが、本作では彼らに関するエピソードが少なかったのが残念でした。久しぶりの浅野温子の登場はチョイ役ながら楽しめました。
前作の後に連続ドラマ化されるのかとも思いましたが、続編の単発ドラマとして完結してくれてテレビ朝日の真面目さが感じられました。
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