F1第14戦イタリアGP
モンツァ サーキット、53周。
超高速サーキットで今年のような大雨のコンディションは初。波乱が予想される。
9/14決勝(雨/ウェットコンディション)
優勝[予選1位]セバスチャン=ベッテル(トロ ロッソ)
2位[予選2位]ヘイッキ=コバライネン(マクラーレン・メルセデス)
3位[予選11位]ロバート=クビサ(BMWザウバー)
12位[予選18位]中嶋一貴(ウィリアムズ・トヨタ)
ポールは21歳73日にしてF1史上最年少のベッテル。雨の予選を制した。決勝も雨が降り続いているため、安全のためにセーフティカースタートとなる。ストレートでのタイヤが巻き上げる水飛沫でウォータースクリーンが出来て前が見えない。こんな悪条件でも各マシンは接触することなくスタート。ベッテルが後続を引き離す。マッサは6位をキープ。後が無くなったライコネンは14位、ハミルトンは15位スタートでして11周目でライコネンをかわして11位、さらに別格の速さで8位に浮上。
18周目でベッテルが1回目のピットイン。ハミルトンはアロンソを抜いて7位。22周目でマッサがピットイン。ハミルトンはワンストップ作戦の模様。23周目にはロズベルグを抜いて2位まで順位を上げて、27周目で1回目のピットイン。33周目にマッサが2回目のピットイン。36周目にベッテルが2回目のピットイン。40周目でハミルトンはタイヤ交換のため作戦を変更して2回目のピットイン。6位のマッサの後ろでコースに戻る。
コース上の雨が乾き始め、スタンダードウェットにタイヤ交換するマシンが増えるが、上位は変動が無い。ハミルトンがマッサに仕掛けると思われたが、ブレーキの不調か追い上げをみせない。残り3周でデビッド=クルサード(レッドブル)と中嶋のバトルで接触、クルサードのフロントウィングが壊れてコース上に残る。このパーツをマッサが踏んでしまったが、問題なく走りきった。
優勝はポール・トゥ・ウィンのベッテル。ニューヒーロー誕生だ!!表彰台ではチーム共同オーナーのゲルハルト=ベルガーがチーム表彰を授与された。
上位は4位アロンソ、5位ハイドフェルド、6位マッサ、7位ハミルトン、8位ウェーバーで、結局ライコネンは9位。ライコネンは速いときは速いが、コースが合わないか集中できないときはまるでダメ。20台中19台が完走。大きなトラブル無く良かった。
ポイント争いからはヨーロッパラウンドが終わった段階でライコネンが脱落。アジアラウンドではハミルトンとマッサの2強対決が見所となる。
<ドライバーズポイント>
1位 ルイス=ハミルトン 78pt
2位 フェリペ=マッサ 77pt
3位 ロバート=クビサ 64pt
4位 キミ=ライコネン 57pt
15位 中嶋一貴 8pt
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