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2008.10.27

映画『傷だらけの男たち』(お薦め度★)

監督、アンドリュー=ラウ、アラン=マック。脚本、フェリックス=チョン、アラン=マック。主題歌、浜崎あゆみ「Secret」(avex trax)。原題『傷城』。2006年香港。PG-12。クライム・サスペンス映画。出演、トニー=レオン(ヘイ・刑事)、金城武(ポン・探偵)、シュー=ジンレイ(スクツァン・ヘイの妻)、スー=チー(フォン)、ユエ=ホア(チャウ)、チャップマン=トー(チョイ)、エム=ウォン(レイチェル)。

惨敗です。
インファナル・アフェア」シリーズ・『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』の製作チームとアジアの大スター・トニー=レオンと金城武が組めば大ヒットは間違いなしの作品になるところ、見事にコケています。凝り過ぎて破綻してしまったといったところでしょうか。観ていて物語がつかめなくなります。
映像は「インファナル・アフェア」を彷彿させます。クールでスタイリッシュでテンポも悪くありません。しかし、事件の種明かしを随所に挿入させる割には登場人物の相関が混沌としてしまい、消化不良となって置き去りにされてしまいました。ラストに至っては予想通りの結末にがっかりさせられます。登場人物の作り込みに失敗しており、感情移入できませんでした。トニー=レオンに関しては常に変な印象を受けました。ヘイの妻役のシュー=ジンレイは全くのミスキャストでしょう。もっとイタイケでかわいらしい女優を用意すべきでした(韓国女優がベストだと思います)。

映画の始まりでエイベックスのロゴが登場しています。エンドロールで浜崎あゆみの主題歌が流れており、この作品にかなり投資をしたようです。これだけの贅沢なスタッフ&キャストで失敗するとは予想もしなかったに違いありません。来月11月1日より再びトニー=レオンと金城武を起用、監督にジョン=ウーを向かえた『レッドクリフPartⅠ』を日本公開してエイベックスはリベンジに臨みます。

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愛する人を失う悲しみ。その深さ。 [続きを読む]

受信: 2009.06.05 08:44

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