映画『題名のない子守唄』(お薦め度★★★★)
監督、ジュゼッペ=トルナトーレ。脚本、ジュゼッペ=トルナトーレ、マッシモ=デ=リタ。2006年イタリア。サスペンス・ミステリー映画。R-15指定。出演、クセニア=ラパポルト(イレーナ)、ミケーレ=プラチド(ムッファ・“黒カビ”)、クラウディア=ジェリーニ(ヴァレリア=アダケル)、ピエラ=デッリ=エスポスティ(ジーナ)、アレッサンドロ=ヘイベル(マッテオ)、クララ=ドッセーナ(テア=アダルケ)、アンヘラ=モリーナ(ルクレッツァ)、マルゲリータ=ブイ(弁護士)、ピエルフランチェスコ=ファヴィーノ(ドナート=アダルケ)。
このミステリーは凄い!!
何の予備知識も無く観ました。これほどクライマックスまで謎がわからない物語は初めてです。最初から最後まで緊張感が連続します。さらに、ラストシーンで心の奥底から込み上げて来る感動も並みの作品ではありません。まさに目を見張る衝撃を受けました。観終わってあの名作『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ=トルナトーレ監督作だったことがわかり二度びっくりしています。完成度の高いサスペンスも作れるのですね。しかも重厚に人間ドラマを組み込んだ秀作です。『マレーナ』では彼の才能を疑ったのですが、本作で見事に返り咲きました。本当に素晴らしいです。
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コメント
映像が美しく、音楽も格調高かったし、娯楽性もあってとても印象的な作品でした。 ジュゼッペ=トルナトーレ監督の作品は、独特な雰囲気がありますね。
投稿: みのり | 2009.01.06 16:43
>みのりさん、コメントありがとうございます♪
>映像が美しく、音楽も格調高かったし、娯楽性もあってとても印象的な作品でした。
本当にそうですね。洗練された映画でした。
例えば、山田洋次監督のような深い人間ドラマを撮る監督が高度なサスペンスを撮れるとは思えないのですが、ジュゼッペ=トルナトーレ監督は両方を撮れる方なのだとこの作品で理解しました。さらに進化させて欲しいです。
投稿: erabu | 2009.01.06 22:04