映画『クローズZERO』(お薦め度★★★)
監督、三池崇史。脚本、武藤将吾。原作、高橋ヒロシ。2007年日本。学園バイオレンス・アクション映画。PG-12。出演、小栗旬(滝谷源治)、やべきょうすけ(片桐拳)、黒木メイサ(逢沢ルカ)、桐谷健太(辰川時生)、高橋努(牧瀬隆史)、鈴之助(田村忠太)、遠藤要(戸梶勇次)、上地雄輔(筒本将治)、伊崎右典(三上学)、伊崎央登(三上豪)、大東俊介(桐島ヒロミ)、小柳友(杉原誠)、渡辺大(阪東秀人)、深水元基(林田恵)、松重豊(牛山)、塩見三省(黒岩義信)、遠藤憲一(矢崎丈治)、岸谷五朗(滝谷英雄)、高岡蒼甫(伊崎瞬)、山田孝之(芹沢多摩雄)。
イメージしていたよりもかなり良質な作品です。
コメディが適度に挿入されていて、バイオレンスをうまく中和させています。この絶妙なコントロールが本作を成功させました。暴力だけだと暗く重苦しい物語で終わってしまう痛いだけの青春映画になってしまいます。このバランス感覚は三池崇史監督ならではのものでしょう。見事です。
登場人物の描き方も優れていました。俳優陣のほとんどは高校生としては苦しい年齢ですが、各々のキャラクターに未熟さや若さゆえの葛藤を演じさせて、それらしく見せています。主役の小栗旬と敵役の山田孝之が良いですね。二人ともやさしい系のイケメンなのでバイオレンスには向かないのではと勝手に思っていましたが、迫力あるワルを堂々とこなしていました。
続編『クローズZERO Ⅱ』が2009年公開で8/9にクランクインしていますが、スタッフもキャストも同じなので期待できそうです。
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コメント
erabuさん、こんばんは。
トラックバックありがとうございました。(*^-^*
こちらからも何度かトラックバック打ったのですが届かなかったようなので、
ハンドルネームにURL貼っておきますね。m(_ _)m
優男なイメージだった二人の俳優が硬派な役柄を演じきっていたのは意外性があって良かったですね。
投稿: BC | 2009.04.01 23:35
>BCさん、コメントありがとうございます。
TBいただいてました。TBに何の制御もしていないのですが、ココログの場合、時々表示されないことがあります。ご迷惑お掛けしました。
>意外性があって良かったですね。
本当ですね。
まさかここまでハマル役者さんたちだとは思いもしませんでした。
続編が楽しみです。
投稿: erabu | 2009.04.02 03:35