PCメーカーのサポート姿勢の背景にあるもの
最近、2002年に購入した2代目ノートPCを使っています。以前、コンタクトセンターに相談してウイルス感染としてリカバリで対処した端末です。その後はほとんど使っていませんでした。久しぶりに使用して改めてわかったことは、不具合の原因はウイルス感染ではなかったことです。やはり廃熱ファンの不調が原因でした。起動するとファンが何かに引っかかるようで、異音が発生して排気されなくなりました。長時間使用やりリッチコンテンツを扱うと異常に動作が遅くなります。仕方が無いので、写真のように排気口からハンディ扇風機でパソコン本体を空冷しています。冷やすことでほぼ問題なく利用できています。
コンタクトセンターの担当者から廃熱ファンの問題ではないと助言され、修理を思い留まったのが悔やまれます。
NECではありませんが、PCメーカーの営業マンから話を聞いたところPCの寿命は3年と断言されました。商品サイクルが短く、利益幅が薄くなったPCはすでに消耗品との位置付けにあります。そのため、サポート窓口の対応は購入後3年を過ぎたPCは、出来る限り修理を受けない方向で対応しているのでしょう。昨年相談した際に廃熱ファンの異音は伝えていたにもかかわらず、ウイルス感染が原因と対処した背景はここにあるように感じます。
3代目のノートPCを先月から修理に出しています。原因と経緯については追ってレポートする予定ですが、今回のサポート担当者も相変わらずネガティブトーンでした。最近では5万円パソコンが登場してきており、消耗品からさらに使い捨て商品の領域に来ています。この値段になると2~3万円の修理代よりも新しいものを購入したほうが合理的になってきます。さらにPCメーカーは修理しない姿勢を進めて行くでしょう。
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