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2008.11.05

映画『世界最速のインディアン』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ロジャー=ドナルドソン。2005年ニュージーランド・アメリカ。原題『THE WORLD'S FASTEST INDIAN』。ヒューマンドラマ映画。出演、アンソニー=ホプキンス(バート=マンロー)、アニー=ホイットル(フラン・バートのガールフレンド)、クリス=ローフォード(ジム=モファット)、アーロン=マーフィ(トム)、クリス=ウィリアムズ(ティナ=ワシントン)、ダイアン=ラッド(エイダ)、パトリック=フリューガー(ラスティ)、ポール=ロドリゲス(フェルナンド)。

タイトルが悪いものの、中身は面白い作品です。
"インディアン"とありますが、アメリカ先住民とは全く関係ありません。インディアンというバイクを指しています。映画を観ている最中でもインディアンに引き摺られました。このような誤解は全く不幸です。サブタイトルを付けるか別のものにすべきでしょう。
ニュージーランドのバート=マンローが1920年代のバイクを40年改造し続け、63歳でアメリカに渡航して世界最速記録を1967年に打ち立てた実話を映画化しています。一方向走行での時速190.07マイル(約305.8キロ)はいまだに破られていないそうです。
ただし、タイトル同様に作品の中でも経緯についての説明がほとんどありません。伝説のライダーなのにどのような人物かつかみ所がないので世界最速に挑戦する緊張感は漂ってきません。ともかくバイクを運搬する人の良い初老の人物が様々なアクシデントに遭いながらも、行く先々の人々の協力によって、大記録を打ち立てるロードムービーがメインテーマになっています。当時の人間同士が助け合う時代背景には大いに癒されました。

予告編ではライダーらしく編集がされているので、本作とギャップがあります。

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原題:The World's Fastest Indian バイクに乗らなくなって何年か経つけど、心地良い振動と、文字通りに一体となって風を切り裂いていく、あの素晴らしい感覚が、心臓の高鳴りと共に甦る・・ バイクでは随分と危険な目にも会い、常にスリルと恐怖さえも同居してたように思... [続きを読む]

受信: 2008.11.09 00:22

» 世界最速のインディアン [アスカ・スタジオ]
 1967年アメリカのボンネビル塩平原で、不朽の記録を作ったバート・マンローの実話もさることながら、私が心引かれたのは「その後も9回挑戦を続けた」というラスト・メッセージ。  「人生は云々」の台詞を盛んに吐露する白髪のバートが「夢を持たない人生は野菜だ」と決めつける訳が解る。  前立腺肥大はインディアンに貰った犬の睾丸で吹き飛ばす老人を演ずるは、かって「羊たちの沈黙」。シークェル「ハンニバル」。プリークェル「レッド・ドラゴン」。三部作で観客を震撼させた人。アンソニー・ホプキンス。  一転して「日の... [続きを読む]

受信: 2010.01.28 09:09

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