映画『ブレイブ ワン』(お薦め度★★★)
監督、ニール=ジョーダン。脚本、ロデリック=テイラー、ブルース=A=テイラー、シンシア=モート。原題、『THE BRAVE ONE』。2007年米。犯罪サスペンス映画。R-15。出演、ジョディ=フォスター(エリカ=ベイン)、テレンス=ハワード(ショーン=マーサー刑事)、ナヴィーン=アンドリュース(デイビッド=キルマーニ・婚約者)、メアリー=スティーンバージェン(キャロル・上司)、ニッキー=カット(ビタール刑事)。主演のジュディ=フォスターが製作総指揮に名前を連ねている。
単なる復讐劇でない深い作品でした。
本作の脚本にほれぼれさせられます。主人公の人間性を繊細に表現しています。復讐心のあまりにダークサイドに囚われて泥沼にはまってしまうダークヒーローは過去に数多く登場してきましたが、これほどまでに悩み躊躇して自らの行動をギリギリで踏みとどまろうとするキャラクターはあまり記憶にありません。ジョディ=フォスターの苦悩する表情と演技は流石と言わざるおえません。製作総指揮に加わり見事に主演を努め、しかも完成度が高い作品に仕上げた彼女の才能には脱帽です。
本作の雰囲気が十分伝わる予告編です。
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コメント
TBありがとうございます。
久し振りに観終わったときに深く考えさせられる映画でした。
しかし、問題のラストシーンは私個人的には
あまり好きではありません。
彼女のことを想うなら、やはり心を鬼にしてでも、
あの行為は阻止しなければしけないんじゃないかな?
と思いましたが・・・。
それにしてもジョディの演技、本当に素晴らしかったですね。
ここ最近の彼女の出演作の中では最高なのではないでしょうか。
投稿: ぼの | 2009.04.30 00:50
>ぼのさん、コメントありがとうごうざいます。
>しかし、問題のラストシーンは私個人的にはあまり好きではありません。
そうなのですね。
主人公の苦悩を解消する方法として理解できるのではと思いますが。
>ここ最近の彼女の出演作の中では最高なのではないでしょうか。
同感です。
益々円熟味を帯びてきたと感じます。
投稿: erabu | 2009.05.01 03:18