映画『キャリー』(お薦め度★★★)
監督、ブライアン=デ=パルマ。脚本、ローレンス=D=コーエン。原作、スティーヴン=キング。1976年米。ホラー映画。出演、シシー=スペイセク(キャリー)、パイパー=ローリー(マーガレット)、ウィリアム=カット、ジョン=トラヴォルタ、エイミー=アーヴィング、ナンシー=アレン、ベティ=バックリー、P=J=ソールズ、シドニー=ラシック、プリシラ=ポインター。シシー=スペイセクは当時26歳だったにもかかわらず17歳の超能力少女を見事に演じアカデミー主演女優賞にノミネートされた。
畳み掛けるラストは、今観ても旧さを感じさせない上質のホラーでした。
学園ものとしてディティールを詰めており、しかっかりと背景が構築されているためクライマックスでの不条理な展開に圧倒されます。現在の何でもありというホラーからは一線が引かれた納得性のある物語です。
過去何度も観る機会があったものの、怖すぎる先入観からか断片的な鑑賞で終わっていました。全編を通して観たのは初めてになります。ジョン=トラボルタが重要な役を担っていたのですね。何と言ってもシシー=スペイセクが全身に血を浴びて目を剥きながら超能力で破壊の限りを尽くすシーンは圧巻です。彼女を凝視しましたが、この作品の中では高校生にしか観えませんでした。年齢詐称恐るべし。
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