ドラマ「イノセント・ラブ」[全10話](お薦め度★)
ラストに少しだけ救われたものの、全編通して失笑せざるおえないドラマでした。
フジテレビの"月9"とは到底思えません。主役の堀北真希の魅力だけで鑑賞しました。それ以外に良いところが無い散々な内容です。サスペンス(両親殺し)、ホラー(内田有紀が演じる聖花の目覚め)、ラブストーリー(5角?関係)のどれもが中途半端で説得力がありませんでした。突っ込みどころ満載の脚本です。人気はあっても実力が無い脚本家なのでしょうか。
演出もお寒い状況で役者がかわいそうです。どの人物も普通ではない人たちばかりで、堀北真希の役でさえも奇妙な行動がみられました。兄役の福士誠治にいたっては、どんな演技指導を受けたのかわかりませんが、あまりに短絡的ですぐに凶器を振り回す不可解なキャラクターを演じることになってしまいました。内田有紀の役も評価不能な状態で怖いんだか可哀想なんだか訳がわかりません。昴役の成宮寛貴も人物として薄っぺらいのか深いのか理解を超えています。ノーマルでないことだけは伝わりました。
日本ドラマが低レベルにあることを改めて示してくれた象徴的な作品となりました。再び日本ドラマに戻ってこれるかわかりません(笑)。
【関連記事】
2008.10.30 2008秋ドラマの「流星の絆」と「イノセント・ラブ」
| 固定リンク
コメント
「主役の堀北真希の魅力だけで鑑賞しました」というご意見に賛成です。
このドラマは視聴者を納得させるリアリティと必然性があまりにも欠落していました。「ラスト・フレンズ」が面白かったので期待していたのですが残念無念です。自爆ドラマでした。
投稿: むぎ | 2008.12.23 00:23
>むぎさん、コメントありがとうございます。
ご賛同いただいてなによりです。
>このドラマは視聴者を納得させるリアリティと必然性があまりにも欠落していました。
本当ですね。全くそう感じました。ここまで酷いほうが珍しいくらいです。
「ラスト・フレンズ」の脚本家なのですね。観ていないのですが、終盤にかけて視聴率が上がった話題作だったことは知っています。フジテレビの看板「月9」ということで気合いが空回りしてしまったのかもしれません。今後起用されるのは難しいと感じました。
投稿: erabu | 2008.12.23 07:47
erabuさん こんにちは♪
erabuさんの感想に全て納得です!
も、ほっんとに酷かったですよね、このドラマ。
余りに突っ込めて面白かったから★を二つ付けたのですが、本音を言えば評価するのも困難でした(笑)
>再び日本ドラマに戻ってこれるかわかりません(笑)。
お気持ち分かります!
中高生を対象としているようなドラマが多過ぎるのでしょうか。
投稿: なぎさ | 2008.12.24 08:54
>なぎささん、コメントありがとうございます♪
「月9」とは到底思えない出来の悪さでしたね。
>本音を言えば評価するのも困難でした(笑)
本当です。評価すること自体が空しさがあります。
>中高生を対象としているようなドラマが多過ぎるのでしょうか。
プロモーションにお金がかからないメリットが制作側にあるのだと思います。中高生にはケータイやインターネットの口コミが期待できるます。そのためにどうしてもターゲットが絞られてしまうのだと思います。
日本のドラマは負のスパイラルに陥ってしまったようです。戻れません(泣笑)。
投稿: erabu | 2008.12.24 21:47