ANA機内でケータイの電源を切らないケータイ中毒な女性をCAに通報
昨日の羽田発札幌行きANAの機内での出来事です。
平日お昼にもかかわらず満席で、女性が半分くらいの割合で乗っていました。その多くは当日の夜に札幌ドームで開催されるSMAPコンサートに駆けつける20、30代の女性です。俺の席は中央の通路側Dで、隣に20代後半の女性二人連れがEとFシートに並んで座りました。両者とも髪を長くして落ち着いた雰囲気の服を着ており、似た者同士です。俺の隣に座った女性は席に着くなり膝の上にケータイを出してメール作成しては頻繁に送信しています。
乗客が乗り込んでそろそろ動き始めようとしたときに、俺の後ろでケータイのベルがなって初老のビジネスマンが電話に出ました。すかさずキャビンアテンダント(CA)が飛んできて、ケータイの電源を切るようにお願いしています。「お忙しいところ申し訳ございませんが、電源をお切りください。」と丁寧に案内しました。促された男性は恐縮して「うっかりしてました」と謝って電源を切りました。
このようなやり取りがあったにもかかわらず、隣を見ると相変わらずメール作成中です。滑走路に向かって機体が動き始めましたが御構い無しに続けています。いつ止めるのかと様子をみていたら、滑走路を走り始めたところでメール作成を止めて折畳んで膝の上に置きました。さすがに離陸するので電源を切ったのだと思いました。
しかし、離陸してからほどなく折畳み式ケータイを開閉してメールが届いているかどうか確認し始めました。数分毎に繰り返し確認しています。パッと見ては閉じます。友人の女性は分かっていながら、注意もしません。行儀の悪いマナー違反な女性たちです。
ボーイング747で乗客は500人以上は乗っているでしょう。うっかりケータイの電源を消し忘れている人も中にはいるはずなので、隣の女性の1台くらい電源が切られていないからといって目くじら立てる必要もないのですが、ケータイ依存の無様な女性をのさばらせる必要はありません。
トイレに立つ振りをして、後方にいるCAに通報しました。
「ご連絡ありがとうございます。直ぐに注意します。」とのことで彼女の元へ行ってくれました。俺はついでにトイレに寄って席に戻りました。失敗したなと思ったのは通報するときに、座席を変わりたいと伝えそこなったことです。
報復があるかもしれません。
そんな心配をしている矢先にさきほどのCAが俺の座席の後方に膝まづいて耳元でケータイの電源を切ってもらったことと通報してくれたお礼を述べて去っていきました。
まずい!!俺が通報したことがわかってしまう!!
さらに前方から別のCAが新聞回覧の案内をしながら、俺に「ご連絡いただきありがとうございました。」と隣の女性にもわかるようにお礼の言葉を伝えてくれました(泣)。
俺がチクったことがバレバレです。
それからはもうヒヤヒヤでした。逆恨みされて肘打ちを喰らうかもしれません。最悪だと痴漢呼ばわりされる可能性もあります。できるだけ彼女と反対の通路側に身体を寄せて、右手は左の肘掛をつかんで資料を読み耽りました。
細心の注意を払ったお陰(単なる考え過ぎ)で、何事も無く札幌空港に着陸しました。
「内部告発」のドラマのように告発するリスクを身をもって感じました(笑)。今後再び同じような通報をするときは、必ず座席を変更してもらうことにします。
ところで、ケータイ中毒な彼女は今回のことで懲りたのでしょうか?
ノーでした。
シートベルトサインが消えたら直ぐにケータイに電源を入れてメールチェックしていました。
ハレンチは態度は簡単には直りません。
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