映画『愛なんていらない』(お薦め度★★★)
監督・脚本、イ=チョルハ。2006年韓国(韓国公開:2006年11 月9日)。原題、『Love Me Not』。ラブストーリー映画。出演、ミン(ムン=グニョン)、ジュリアン(キム=ジュヒョク)、キム=テホ(チン=グ)、イ先生(ト=ジウォン)、クァンス(イ=ギヨン)、2002年、渡部篤郎&広末涼子共演、堤幸彦・演出でTBSで放送されたTVドラマ「愛なんていらねえよ、夏」を韓国映画界がリメイク。イ=チョルハ監督は、2000年にイ=ヒョンスの『イルマーレ』の助監督を務め、06年に本作で監督デビュー。
ムン=グニョンを堪能できる作品です。キム=ジュヒョクも魅力的な役者です。
日本で放送されたオリジナルを全く知らないのですが、本作の内容で悲恋に持っていくのは説得力がありません。設定からしてハードボイルドに描く必然性がないので、どうしてなのか疑問に思いました。脚本が説明不足で理解しにくい面があります。ラストをどう捉えるべきなのか難しいですね。ただし、部分的に弱点はあるものの、全体としては満足できました。情感溢れる描写は見事です。雨模様の新緑に囲まれた風景の中で二人の魂が繋がってゆく過程が非常に愛しく感じました。
"国民の妹"と呼ばれるムン=グニョンの涙が印象に残る予告です。
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