映画『13F』(お薦め度★★★)
監督、ジョゼフ=ラスナック。脚本、ジョゼフ=ラスナック、ラヴェル=センテノ=ロドリゲス。原題『The Thirteenth Floor』。1999年アメリカ・ドイツ。SF映画。出演、クレイグ=ビアーコ(ダグラス=ホール/ジョン=ファーガソン)、アーミン=ミューラー=スタール(フラー/グリアソン)、グレッチェン=モル(ジェイン/ナターシャ)、ヴィンセント=ドノフリオ(ホイットニー/アシュトン)、デニス=ヘイスバート(マクベイン刑事)、スティーヴ=シュブ(バーンスタイン刑事)、ジェレミー=ロバーツ(トム=ジョーンズ)。
作品紹介(WOWOWオンラインから引用) “13階”、それは現実と仮想現実をつなぐ奇妙な空間……。「紀元前1万年」のR・エメリッヒが製作を手がけたSFサスペンス。バーチャル・リアリティをあつかったSFということで同年の「マトリックス」と比較されたが、あちらが派手なアクション主体の動の映画とすれば、ミステリアスなスリラーが主体の本作は静の作品。仮想空間が1930年代のロサンゼルスをイメージした世界と言うこともあり、ハードボイルドの雰囲気漂う作品に仕上がった。主演は「シンデレラマン」のC・ビアコ、ヒロインに「ベティ・ペイジ」のG・モル。
タイトルだけで鑑賞しました。タイトルが"13F(階)"なのでホラー映画とばかり思っていたのですが、なんとなんと面白いSFサスペンスでした。すでに10年前の作品ですが全く旧さを感じさせません。仮想空間となる1930年代のロサンゼルスの舞台が見事に再現されていて、重厚な雰囲気を醸し出しています。現代と過去のコントラストが調和していました。
本作の物語として優れているところは種明かしされても、結末自体がバーチャルで迷宮に迷い込んでしまった不思議さが漂ってくるところです。このなんとも言えない"軽さ"が素晴らしいです。出演者で顔なじみはドラマ「ザ・ユニット 米軍極秘部隊」のデニス=ヘイスバートぐらいでした。ヒロインのグレッチェン=モルはマリリン=モンローに似たイメージで登場しています。初顔ながら好感を持ちました。
13の数字ボタンを多用したスリリングな編集がされています。
■YouTubeでの予告編
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