映画『潜水服は蝶の夢を見る』(お薦め度★★)
監督、ジュリアン=シュナーベル。脚本、ロナルド=ハーウッド。原作、ジャン=ドミニク=ボビー『潜水服は蝶の夢を見る』。2007年フランス・アメリカ。人間ドラマ映画。出演、マチュー=アマルリック(ジャン=ドミニク=ボビー)、エマニュエル=セニエ(セリーヌ=デスムーラン・元妻)、マリ=ジョゼ=クローズ(アンリエット=デュラン・言語療法士)、オラツ=ロペス=ヘルメンディア(マリー=ロペス・理学療法士)、アンヌ=コンシニ(クロード・編集者)、マリナ=ハンズ(ジョゼフィーヌ・恋人)、パトリック=シェネ(ルパージュ医師)、ジャン=ピエール=カッセル(リュシアン神父/店主)、マックス=フォン=シドー(パピノ・父)、イザック・ド・バンコレ(ローラン・友人)、エマ=ドゥ=コーヌ(ウジェニー・記憶の中の美女)、ニエル=アレストリュプ(ルッサン)。雑誌ELLEの編集長ジャン=ドミニク=ボビーは、42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞で倒れ、病室で目覚めた彼は身体全体の自由を奪われた“ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)”となり、全身の中で唯一動く左目の瞬きだけで綴った奇跡の自伝ベストセラーを映画化。
もどかしさだけは伝わりました。 主人公の左眼で見える世界の映像で進みます。身体の自由を奪われた状態を独創的な演出で描いています。雑誌ELLEの編集長だったためでしょう登場する女性たちは美人ばかりです。主人公の闘病の苦しさよりも誰に興味があるのか気になってしかたありませんでした。感動作のつもりで観ていましたが、そうではありませんでした。ベット脇で看病する元妻に対して、恋人に会いたいというシーンも気が多い奴としか伝わりません。編集者クロードの助けを借りて、左目の瞬きだけで綴った様子があまり説明されていないため、苦労したという印象もありませんでした。フランスとアメリカの合作ですが、フランス映画っぽい仕上がりになっていました。 出演者の中で気になったのは理学療法士マリーを演じたオラツ=ロペス=ヘルメンディアでした。奥行きのある美人です。ジュリアン=シュナーベル監督の奥さんだそうです。さすが監督お目が高い。
本編を観ての予告編はストーリーがよくわかります。
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» 潜水服は蝶の夢を見る [LOVE Cinemas 調布]
以前から観たいと思っていた作品でしたが、やっと鑑賞出来ました。主演はマチュー・アマルリック。ちなみに1月24日公開の『007 慰めの報酬』ではボンドの敵役として出演します。本作は実在の人物・ジャン=ドミニク・ボビーの同名の小説を書き上げるまでの実話を映画化したもの。
... [続きを読む]
受信: 2009.01.16 00:09
» 潜水服は蝶の夢を見る [UkiUkiれいんぼーデイ]
JUGEMテーマ:映画
2008年2月9日 公開作品
2008年7月3日 DVDリリース
イマジネーションは限界を超えられる!
観たかった作品でした。
で、観た感想は、正直言ってちょっとしんどかった。
大よそのストーリーは知っていたのですが・・・。
ジャン=ドミニク・ボビーさん、42歳、この左の方↓
ELLEの編集長をしておられた方だったようです。
妻と三人の子供がいる家庭人。
タバコは吸わず、お酒も少々飲む程度... [続きを読む]
受信: 2009.01.16 09:04
» 潜水服は蝶の夢を見る [アスカ・スタジオ]
ジャン=ドミニク・ボビーにとってのアルファベットは“ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ”ではなかった。なんと、“ESARINTULOMDPCFBVHGJQZYXKW”だったのである。 [続きを読む]
受信: 2009.01.16 19:13
» 潜水服は蝶の夢を見る [お散歩日記]
映像が綺麗でした。こういうのみると、謙虚な気持ちになりますね。ただ、女優の区別がつかーん。 [続きを読む]
受信: 2009.01.17 18:08
» 『潜水服は蝶の夢を見る』 ('09初鑑賞16・WOWOW) [みはいる・BのB]
☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5)
2月1日(日) WOWOWのHV放送を録画で鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2009.02.04 23:55
» 「潜水服は蝶の夢を見る」 [シネマ・ワンダーランド]
ある日、脳梗塞(こうそく)で倒れ、全身麻痺となった雑誌「ELLE」編集長ジャン・ドミニク・ボビーの生き様を実話をもとに描いた感動のヒューマン・ドラマ「潜水服は蝶の夢を見る」(2007年、仏米、ジュリアン・シュナーベル監督、112分)。ボビーは全身の中で唯一動くのは左目の瞬きだけで、言語療法士らの協力により、コミュニケーションを回復し、さらには自叙伝を出版する。彼は想像力と記憶をフルに発揮し、生存の危機から生き続けることへの意思を持続させていく。本作はカンヌ国際映画祭監督賞やゴールデングロー...... [続きを読む]
受信: 2009.02.11 22:32
» 潜水服は蝶の夢を見る Le Scaphandre et Le Papillon」 [映画!That' s Entertainment]
●「潜水服は蝶の夢を見る Le Scaphandre et Le Papillon」
2007 フランス Pathe Renn Productions,112min.
監督:ジュリアン・シュナーベル 原作:ジャン=ドミニク・ボビー「潜水服は蝶の夢を見る」
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ他
<2007年度ゴールデン・グローブ外国語映画賞、監督賞他受賞作品>
すでに各方面で絶賛され評価が定まった名作を、今になってやっと鑑... [続きを読む]
受信: 2009.03.15 10:09
» 「潜水服は蝶の夢を見る」 [prisoner's BLOG]
潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】 [DVD]角川エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る
ほとんどまったく身体の機能がマヒしている人間が針の穴ほどの意思表示の方法を通して外部との接触を切望する話として、戦争で四肢を切断され顔面もほとんど吹き飛ばされた男を主人公にした映画「ジョニーは戦場に行った」をちょっと思い出したが、あれでは主人公がモールス信号を知っているという設定だったからもう少し能率がいい。
こちらは使う頻度順に並べたアルファベットを順に読んでいって、それといいたい文字のところで... [続きを読む]
受信: 2009.04.02 08:45
» 潜水服は蝶の夢を見る [★YUKAの気ままな有閑日記★]
随分前に(汗)WOWOWで鑑賞―【story】脳梗塞による昏睡状態から目覚めたものの、左目の目蓋以外を動かすことが出来なくなったファッション雑誌ELLEの編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)。意識ははっきりしているにもかかわらず言葉を発することが出来ない彼に、言語療法士のアンリエット(マリ=ジョゼ・クローズ)は瞬きでコミュニケーションを取る方法を教えるが― 監督 : ジュリアン・シュナーベル 〜ジャン=ドミニク・ボビーが20万回の瞬きで綴った自伝小説の映画化〜【comm... [続きを読む]
受信: 2009.06.12 07:26
» 『潜水服は蝶の夢を見る』を観たぞ〜! [おきらく楽天 映画生活]
『潜水服は蝶の夢を見る』を観ましたファッション誌「エル」の編集長として活躍する人生から一転、脳梗塞で左目のまぶた以外の自由が効かなくなってしまった男の実話を映画化した感動のヒューマン・ドラマです>>『潜水服は蝶の夢を見る』関連原題: LESCAPHANDREETLEPAPI...... [続きを読む]
受信: 2009.08.24 22:36
» 潜水服は蝶の夢を見る [B-scale fan's log]
2007年 ジュリアン・シュナーベル監督
マチュー・アマルリック主演
『フランスのファッション誌の編集長が脳梗塞で倒れ、
体のほとんどが麻痺して動かなくなった。
喋ることも出来ず唯一動く左目のまぶたを使って、
コミニケーションを回復した男の自伝。』
新評価 4.0
若くして富と名声、権力を手にして、家族も愛人を持ち、
まだまだ活躍はこれからという男性を襲った悲劇。
まわりで起こっていることを認知できるのに、
まるで潜水服に閉じ込められたかのように何も出来ない。
そう、自ら死ぬこと... [続きを読む]
受信: 2009.11.20 02:34
» 潜水服は蝶の夢を見る [シネマ日記]
ずっと気になっていた作品ですが、やっとケーブルテレビで見ました。雑誌「ELLE」の編集長をしていたジャン=ドミニクボビー氏マチューアマルリックが脳梗塞で倒れ、意識は戻ったもののロックトインシンドロームという症状で体は左目のまぶたしか動かせない。意識ははっきりしている彼が、言語療法士のアンリエットマリ=ジョゼクローズに教えられてまぶたを動かすことでコミュニケーションすることを覚える。そのコミュニケーションとは、フランス語の単語で多く出現するアルファベットを順番に読み上げ、言いたい単語の綴りの文字のとこ... [続きを読む]
受信: 2010.02.09 09:31
コメント
erabuさん こんにちは♪
あぁ~なんだかerabuさんの★の数もレビューも拝見して、私と同じで嬉しくなりました!
巷では絶賛されていますが、私もerabuさんと同じ感想を持ちました。
>ジュリアン=シュナーベル監督の奥さんだそうです。
そうだったんですかぁ。
確かに雰囲気のあるお綺麗な方でしたね。
そうそう、フランス映画の色が強かったですね!
投稿: なぎさ | 2009.01.16 09:08
>なぎささん、こんばんわ♪
>巷では絶賛されていますが、私もerabuさんと同じ感想を持ちました。
カンヌ映画祭で受賞すると評価する人が多いようです。内容からしてサッパリだと思うのですが、不思議ですよね。
>確かに雰囲気のあるお綺麗な方でしたね。
そうなんです。だから映画監督という職業には永遠に憧れてしまいます。
投稿: erabu | 2009.01.16 22:05