映画『アパートメント』(お薦め度★★)
監督、アン=ビョンギ。脚本、アン=ビョンギ、イ=ソヨン、チョ=ムサン。原題、『Apt.』。2006年韓国。ホラー映画。P-12。出演、コ=ソヨン(オ=セジン)、チャン=ヒジン(ユヨン・車椅子の女)、カン=ソンジン(ヤン=ソンシク・刑事)、パク=ハソン(ジョンホン・女子高生)、キム=ドンウク(シン=ジョンス・高校生)、キム=ギュミン(パク刑事)、笛木優子/ユミン(地下鉄の女)。
中盤まで結構怖いです。
「呪怨」シリーズの清水崇監督の影響を受けているようですが、謎解きに入ってくるとほとんど筋がありません。重要な登場人物である車椅子の女と地下鉄の女の関係がわからなくなり、意味不明の物語になってしまいました。それでも辻褄を合わせようとするので怖さが薄れてしまいます。脚本が力不足です。『友引忌』『ボイス』『コックリさん』とコンスタントに作品を発表している韓国ホラー映画界の旗手であるアン=ビョンギ監督ですが、本作も物足りないつくりなっています。
美人度は満点なのに勿体無いホラーです。韓国でユミンの名で活躍する笛木優子が出演していますが、全くわかりませんでした。韓国ドラマ「ある素敵な日 One Fine Day」でうだつの上がらない役を演じたカン=ソンジンが本作でシリアスな刑事を演じていたのが意外でした。やっぱり韓国俳優は演技が見事です。
本作同様に焦点が絞れていない予告になっています。
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