ドラマ「警官の血」(お薦め度★)
監督・脚本、鶴橋康夫。原作、佐々木譲。2009年テレビ朝日。ミステリードラマ。
出演、江口洋介(安城清二・祖父)、椎名桔平(早瀬勇三・清二の同期)、吉岡秀隆(安城民雄・父)、伊藤英明(安城和也・息子)。
一代目清二編:木村佳乃(安城多津・清二の妻)、伊武雅刀(岩淵忠孝・上野警察署上司)、森本レオ(横山幸吉・上野警察署上司)、益岡徹(香取茂一・同期)、甲本雅裕(窪田勝利・同期)、泉谷しげる(原田圭介)、浅田美代子(岩根キミ・雑貨屋)、若葉竜也(ミドリ・男娼)。
二代目民雄編:榎本孝明(笠井誠・上司)、村田雄浩(井岡重治・伝達係)、平岳大(吉本信也・北大グループ)、尾野真千子(守谷久美子・同級生)、田中圭(宮野俊樹・北大グループ)、麻生祐未(三宅和子)、奥田瑛二(恩田源蔵)、高橋克典(永田輝夫)。
三代目和也編:柴俊夫(及川晃・上司)、六平直政(畑山正・上司)、佐藤浩市(加賀谷仁・上司)、平田満(江藤淳)、栗山千明(永見由香・恋人)、寺島しのぶ(駒井君江)、小澤征悦(早瀬勇作・勇三の息子)。
テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャルとして2/7、8連夜放送。ミステリー批評の権威でもある雑誌「このミステリーがすごい」で2008年版のベストテン1位に輝き、直木賞候補にもなった警察小説の傑作「警官の血」を、紫綬褒章を受章した名匠・鶴橋康夫が脚色し監督。
どこがすごいのでしょうか。
最初から犯人がわかっていながら60年の歳月がかかったのは理解できません。演出も全然リアリティが無く、作品として低レベルです。第1夜を観てしまったのでどうして三代に渡るミステリーとなったのか確かめたくて第2夜も観ました。二代目の話は「インファナル・アフェア」に酷似しており、絵空事のようです。本題の早瀬勇三による犯罪も特別な新事実が出てきたわけでなくがっかりです。連続殺人が単に自白で終わって良いのもなのでしょうか。太平洋戦争の被害者という強引な言い訳は無理がありすぎました。この製作陣の起用は失敗でしょう。2日に渡って5時間も勿体無いことをしてしまいました(泣)。
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