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2009.02.12

映画『パンズ・ラビリンス』(お薦め度★★★)

監督・脚本、ギレルモ=デル=トロ。原題『Pan’s Labyrinth』。2006年メキシコ・スペイン・アメリカ。ファンタジー映画。PG-12指定。出演、イバナ=バケロ(オフェリア)、セルジ=ロペス(ビダル将軍)、マリベル=ベルドゥ(メルセデス)、ダグ=ジョーンズ(パン/ペイルマン)、アリアドナ=ヒル(カルメン)、アレックス=アングロ(フェレイロ医師)、ロジェール=カサマジョール(ペドロ)。パンとはギリシア神話の神の一種である牧羊神のこと。

作品紹介(WOWOWオンラインから引用)「デビルズ・バックボーン」「ヘルボーイ」などで知られるメキシコ生まれの鬼才G・D・トロ監督が、その壮大なイマジネーションを広げ、恐怖と感動が共存するダーク・ファンタジーの逸品に仕上げたこの快作。「デビルズ~」同様、スペイン内戦を背景にしてリアリズムに目配りしながら、ヒロインを少女にすることでファンタジーとしての魅力を高め、現実と空想が混在しながら互いを高めあうという、極上の映画空間を展開。ヒロインの切実な空想に乗って、観る者の魂の旅がどこまでも続いていく、その映画的体験は類を見ないものだ。

興味深い作品です。
最初から最後まで引きつけられました。しかし、物語は理解できません。オフェリアが地底の魔法の国のプリンセスの生まれ変わりで、満月の夜までに3つの試練を乗り越えれば、魔法の国に帰ることが出来ると迷宮のパンに告げられて彼女は3つの試練に立ち向かいます。結論からすれば3つの試練とは「死」に繋がっています。「死にかた」の試練だったのでしょうか。弟を連れ出さなければ悲惨な結果にならなかったはずです。そう考えるとわからなくなってしまいました。鑑賞後に自分が迷宮に入ってしまった感覚です。
ところで、この監督の残虐な表現方法は何とかならないでしょうか。PG-12指定ではあるものの子供には絶対に観せたくありません。これほどグロい映像が流れるのは勘弁して欲しいです。大人にとってもシンドイです。ダーク・ファンタジーという貴重な作品なので、観客層を狭める必要は無かったと思います。むしろファミリー向けにすべきでした。それだけの魅力ある作品でした。

雰囲気のある予告編です。

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コメント

erabuさん こんにちは♪
この作品、観る前に勝手に想像してたのと違ってダークファンタジーだったので驚きました。

>結論からすれば3つの試練とは「死」に繋がっています。「死にかた」の試練だったのでしょうか。

ほんと、そうでしたね!
これを子供の頃に観たらインパクトあり過ぎてトラウマになりそうでしたよね(笑)
と言いつつ、娘が隣で観てたんですけど(汗)
最後までせつないお話しでした。

投稿: なぎさ | 2009.02.15 17:30

>なぎささん、毎度ありがとうございます♪

>この作品、観る前に勝手に想像してたのと違ってダークファンタジーだったので驚きました。
主人公のかわいい女の子にどうしてもイメージが引っ張られますよね。

>と言いつつ、娘が隣で観てたんですけど(汗)
?!※すごい☆
娘さん、大丈夫でしたか。
この監督の作品は観る気がしなくなりました。
本作も二度と観ません。

投稿: erabu | 2009.02.15 22:40

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