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2009.03.30

映画『新SOS大東京探検隊』(お薦め度★★)

監督、高木真司。脚本、村井さだゆき。原作、大友克洋「SOS大東京探検隊」。キャラクター原案、大友克洋。2006年日本。アニメ映画。声の出演、小林沙苗(尾崎竜平)、矢島晶子(サスケ・尾崎聡)、相田さやか(桜木俊)、梅田貴公美(大木戸義雄)、浅川悠(滝山桃代・義雄のいとこ)、塩屋浩三(又吉・地下世界の案内役)、島田敏(山下草次郎・元陸軍特殊部隊の伍長にして元戦車兵)、二又一成(尾崎昇平)、石塚運昇(ジョージ・運動家のリーダー)。

キャラクターデザインと3Dアニメ映像は抜群ですが、あまりにストーリーが奇抜過ぎました。
父親が小学生のときに書いた「大東京探検記」ノートを頼りに、小学生の仲間4人が夏休みに地下を探検する物語です。監督は『スチームボーイ』の演出を手掛けた高木真司なので、アニメ映像は文句無しです。細部にわたってシャープでクリアでした。ただし、登場人物の設定はあまりに現実感が無く、作品の世界に入ることができませんでした。小学生の主人公たちに多くを背負わせ過ぎで、小学4年生の滝山桃代の存在は無茶です。いまだに戦時下にある元軍人と全くの時代遅れの全共闘世代、いまどきの小学生と3世代のジェネレーションギャップを1つの空間に集約させるアイデアは理解できるものの、これらを絡ませるのは全く奇妙にしか映りませんでした。
そうですね、例えば「クレヨンしんちゃん」シリーズの絵のタッチとトーンであれば、うまくはまったのではないかと感じます。

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新SOS大東京探検隊 [DVD]バンダイビジュアルこのアイテムの詳細を見る 東京の地下に過去の帝都の痕跡が残っているというのはよく聞く話だが、それをパソコンと携帯で連絡しあって集まった子供たちが発見していく話で、第二次大戦の生き残りの爺さんと学生運動と三億円事件の生き残りとが同列に並んでいる、というのは時間系列からいうとおかしいのだが、子供の目から見たファンタジーとすればありということになるだろう。 もっとも、戦車が暴走して大騒ぎ、というの後半は割とありがちな展開で、実際のJAPAN UNDERG... [続きを読む]

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