<交流戦:ロッテ対横浜>唐川が完投、交流戦白星スタート(第38戦/18勝20敗)
○千葉ロッテ2-1横浜ベイスターズ● 千葉マリン(18:15)TV観戦
交流戦1勝。
・横浜ベイスターズは18日に大矢明彦監督(61)を無期限の休養とし、田代富雄監督代行が交流戦から指揮を執る。ここまで13勝24敗の最下位。
・井口が久しぶりに守備についてのスタメン復帰。
□責任投手
勝利投手 唐川 (4勝 2敗 0S)
敗戦投手 石井 (0勝 5敗 6S)
□バッテリー
B マストニー、真田、●石井=細山田
M ○唐川=里崎
□本塁打
B
M
ベイスターズの先発・マストニー投手に対して千葉ロッテは得点圏にランナーを進めるものの、要所を抑えられてタイムリーが出ない。唐川が非常に良いピッチングをしているが厭な雰囲気がする。
先制したのはベイスターズ。
3回表に7番北川にツーベースヒットを打たれる。8番細山田が送りバント、ワンアウト3塁。9番石川をショートフライ、ツーアウト3塁。ここで1番内川。1回ウラに今江が打った抜けてもおかしくないレフトライナーをフェンス手前で好捕してWBC同様に巧い守備をみせている。1打席目は三振しているが、内角ストレートを右中間にツーベースヒットで1点先取された(0-1)。やはり一味違う光る選手だ。
3回ウラに千葉ロッテがすかさず同点。
2番竹原はフォアボール、3番サブローがセンター前ヒットでノーアウト2、1塁。4番井口の打席でマストニーのワイルドピッチでノーアウト3、2塁。井口はサードゴロに倒れるが、3塁ランナー・竹原が良いスタートを切って生還し1点返す(1-1)。しかし、同点止まり。
唐川は3回以降立ち直って三振の山を築く素晴らしい投球。前回の登板で完封したことで自信を深めたのだろう。全く危なげない。ベイスターズの投手陣も踏ん張る。マストニーは5回まで投げ6回から継投策。千葉ロッテにとっては唐川が好調なだけに早く勝ち越し点を上げて援護したいにもかかわらず、もどかしい状態が続く。
そして迎えた8回ウラに待望の追加点!
3番手・石井投手が7番早坂をフォアボール、8番福浦が送りバントを決めてワンアウト2塁。9番今江がレフト・内川の頭上を越えるタイムリーツーベースヒットを放ち勝ち越し(2-1)。
残すは9回表のみ。
ツーアウトから2番下園にレフト前ヒット。3番ジョンソンは一二塁間へ、ファースト・福浦が横っ飛びでグラブに当てたがそのままころがり、セカンド・井口がキャッチしてファーストに戻った福浦に送球しスリーアウト。危ない危ない、助かった!
唐川は9回を121球、被安打5、奪三振10、無四球、1失点という内容。自身初の2試合連続完投勝利で4勝目、しかもセ・リーグチームに初勝利。昨年の交流戦で勝てなかった雪辱を果たした。大投手の風格さえ漂わせ始めている。素晴らしい。
今年の湾岸ダービー初戦のヒーローインタビューは唐川投手と今江選手。今江は今季初のお立ち台。彼には好調を維持して欲しい。
交流戦はうれしいスタートになった。
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